記念切手

1894年3月に明治天皇・皇后の結婚25周年の祝典を記念して発行された記念切手で、これが日本で最初に発行された記念切手と言われています。
菊花紋が描かれている周りに、「IMPERIAL WEDDING 25 ANNIVERSARY」の記載がされています。

日清戦争の勝利を記念して1896年に発行された記念切手です。
戦争で活躍した、有栖川宮熾仁親王と、北白川宮能久親王の2人の肖像画が描かれています。

1900年に大正天皇と貞明皇后の婚礼を記念して発行されました。
菊花紋章と結婚式の引き出物が描かれています。

1905年に韓国の通信事業を日本が委任することになった記念に発行されました。
発行されてから100年以上の歳月が経っていて、国内ではほとんど見ることができないため、プレミアの価値が付いています。

1906年に日露戦争の勝利式典を記念して発行されました。
初めて専用の記念印が押された記念切手でもあります。

1915年に大正天皇の即位を記念して発行された記念切手です。
発行数は2270万枚ととても多く、現在でも見かけることができます。

1916年に昭和天皇だった裕仁様が立太子の礼を受けたことを記念して発行されました。
日本で初めて3色刷りで刷られた切手です。

1919年にヴェルサイユ条約が締結されたことを記念して発行されました。
白いハトが描かれており、平和を象徴するデザインになっています。

1919年に飛行便の試験飛行を記念して発行されました。
国内初の航空切手で、大阪と東京でのみの販売だったため、プレミアの価値が付いています。

1921年に郵便事業の50周年を記念して発行されました。
4銭と10銭は発行数が少なく、プレミアの価値が付いています。

1920年に日本で最初に行われた国勢調査を記念して発行されました。
国勢調査を担当した国司が描かれています。

1920年に明治神宮の鎮座を記念して発行されました。図柄は明治神宮の拝殿です。

1921年に裕仁皇太子のヨーロッパからの帰国を記念して発行されました。
印刷の早さを重視した、新しい技法が採用された切手でもあります。

1923年に裕仁皇太子が台湾を訪問した記念に発行されました。
台湾総督府でのみ発行された希少価値の高い切手です。

1925年に大正天皇の銀婚を記念して発行されました。
食い鶴模様や鳳凰が描かれています。

1927年に日本が万国郵便連合に加盟して50年を迎えたことを記念に発行されました。
近代郵便制度の創始者である前島密の肖像画や、世界地図の絵が描かれています。

1928年に裕仁皇太子が昭和天皇に即位したことを記念して発行されました。
現存数が少なく、プレミアの価値が付いています。

1929年に伊勢神宮の58回目の遷宮を記念して発行されました。
1銭5厘と3銭の2種類で、どちらにも伊勢神宮が描かれています。

1930年に第二回目の国勢調査が行われた記念として発行されました。
当時日本の占領下にあった台湾、朝鮮などが描かれています。

1930年に明治神宮の鎮座10周年を記念して発行されました。
発行数に対して現存数も多いため、希少価値は高くないものの、額面以上の価値はあります。

1934年に新たな郵便制度を記念して発行された記念切手です。日本で初めて、4種1組の小型切手シートとして販売されました。希少価値の高い、プレミアの価値が付いている切手です。

1934年に第15回赤十字国際会議の開催を記念して発行されました。
日本で初めて平和や国際関係をモチーフにした記念切手です。

1935年に旧満州国の皇帝である、溥儀の訪日を記念して発行されました。
「満州国皇帝来訪記念」「満州国皇帝御来訪」などの呼び名があります

1936年に関東局の30周年を記念して発行されました。
発行数が少なく、満州国のみで流通していたため希少価値があります。

1936年に現在の国会議事堂の完成を記念して発行されました。
帝国議会議事堂の外観や、皇室用階段が描かれています。

1939年に国際赤十字社の発足75周年を記念して発行されました。
額面は全部で4種類あり、全てに赤十字のマークが描かれています。

1940年に神武天皇の即位2600年を記念して発行されました。
一次と二次で分かれていて、二次の方が買取価格が高いです。

1940年に教育勅語制定50周年を記念して発行されました。
図柄に文字が入れられている珍しいデザインになっています。

1942年に日本軍がシンガポール島でイギリス軍を無条件降伏させたことを記念に発行されました。
額面に寄付金が上乗せされた珍しい記念切手です。

1942年に鉄道開通70周年を記念して発行された記念切手です。
蒸気機関車のＣ59形が大きく描かれています。

1942年に大東亜戦争の軍事費を補うために発行された切手です。額面に寄付金が上乗せされています。

1944年に靖国神社の創建75年を記念して発行されました。
残存するものが多く、希少価値はそれほど高くありません。

1944年に関東神宮の鎮座を記念に発行されました。
関東神宮と関東州の地図が描かれています。関東のみで販売されたため、希少価値が高いです。

1946年に郵便事業開始より75年が経ったことを記念に発行されました。
消印付きの切手はプレミアの価値が付くと言われています。

1947年に日本国憲法の施行を記念して発行された記念切手です。
希少価値はそれほど高くありません。

1951年に郵便制度80周年を記念して発行されました。
前島密の絵柄の1種類のみで発行部数が少なく、高い価値が付きます。

1951年に児童憲章の制定を記念に発行されました。
切手シートは希少性があり、価値が高いです。

1951年にサンフランシスコでの平和条約の調印を記念して発行されました。
24円切手は100万枚しか発行されていません。

1952年に日本赤十字社75周年を記念して発行されました。
銭表示の廃止後に発行された最初の切手になります。

1952年に明仁親王の立太子の礼を記念に発行されました。
切手シートは発行枚数が15万枚と少なく、希少価値があります。

1961年に東京オリンピックを開催する基金の募金を目的に発行されました。
寄付金が上乗せされています。

1996年に第50回の愛鳥週間の記念として発行されました。
フィールドスコープを用いて、キビタキを観察している様子を描いています。

1997年に労働基準法制度の50年を記念して発行されました。
労働者と使用者が支え合って歩んでいく姿を表しています。

2001年にサンフランシスコ平和条約の50周年を記念して発行されました。
オペラハウスと秋草が描かれています。

2005年に兵庫県神戸市において開催された災害予防をテーマとする国連主催の会議を記念して発行されました。

2007年に南極地域観測事業開始50周年を記念して発行されました。
切手シートは2種類発行され、シール式切手はポストカード付でした。

2009年に裁判員制度がスタートすることにちなんで発行されました。
裁判員のシンボルマークが描かれています。

2011年に東日本大震災の寄付を目的に寄発行されました。
プラス20円の寄付金が上乗せされています。