お酒買取2024年03月19日

ウイスキーとブランデーの違いを10個の観点から徹底解説!

お酒の購入を考えている方で、「ウイスキーとブランデーのどちらを買ったらいいのか分からない」「ウイスキーとブランデーの違いは何?」といった悩みや疑問をお持ちの方もいると思います。

ウイスキーとブランデーは蒸留酒でアルコール度数が高く、ともに琥珀色をしているため見た目だけでは違いが分かりづらいお酒です。しかし、製造地域や原材料が異なるため、味わいや風味には大きな違いがあります。

この記事では、ウイスキーとブランデーの違いについて、10個の項目に分けて詳しく解説していきます。

なお、買取ウリエルは、ウィスキー・ブランデー・ワイン・シャンパン・焼酎・日本酒など数多くのお酒に関する専門知識をもち、豊富な査定経験から経た知見やノウハウを基に説明します。

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ウイスキーとブランデーの10個の違い

ウイスキーとブランデーの10個の違い

ウイスキーとブランデーは同じような琥珀色をしており、見た目では違いが分かりづらいお酒です。

しかし、原材料が異なるため、味わいや風味には大きな違いがあります。製造地域によって製法も変わるため、理解しておくことで自分好みのウイスキーやブランデーに出会えますよ。

ウイスキーとブランデーの違いについて、次の10個の項目で比べていきます。

  • ・種類
  • ・値段相場
  • ・原材料
  • ・製造地域
  • ・蒸留方法
  • ・熟成期間
  • ・アルコール度数
  • ・味
  • ・飲み方
  • ・賞味期限

それぞれ詳しく見ていきましょう。

種類

酒名種類(産地)
ウイスキージャパニーズ(日本) スコッチ(スコットランド) アイリッシュ(アイルランド) バーボン(アメリカ)
ブランデーコニャック(フランス) アルマニャック(フランス) カルヴァドス(フランス)

ウイスキーやブランデーは製造元の地名により種類が分けられています。

同じウイスキーやブランデーであっても、地域ごとに原料や蒸留方法が異なり、風味や味わいに特徴が生まれます。製造には細かい規定が存在し、クリアしたものでないと産地を名乗れません。

たとえば、バーボンウイスキーの規定の一つに「主原料のトウモロコシの使用比率が51%以上」であることが挙げられます。原料の半分以上がトウモロコシであるため、香ばしく独特の甘味が特徴です。

コニャックであればフランス国内法(AOC法)で保護され、厳しい規定が定められています。指定の生産地域やブドウの品種、蒸留方法を用いて造られているかチェックし、産地偽装を防ぐための制度です。

値段相場

酒名値段相場(定価)
ウイスキー4,500円〜160,000円
ブランデー4,000円〜383,000円

ウイスキーとブランデーは価格帯が広く、熟成年数が古くなるにつれ販売価格は高くなります。ブランデーの人気銘柄のヘネシーでは、最上ランク(等級)の「リシャール」は最高品質と評され、価格383,000円です。

人気の銘柄や熟成年数の古いものは希少価値が高く、店舗で入手することは困難と言えます。市場に出回ることが少ないため、通販サイトにてプレミアム価格で販売されている可能性が高いです。

しかし、コンビニやスーパーなどで購入できる安価なウイスキーやブランデーもあるので、初心者の方はそちらから挑戦すると良いでしょう。

原材料

酒名原材料
ウイスキー大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物類
ブランデーブドウ、リンゴ、さくらんぼ、洋梨などの果物類

ウイスキーは穀物類を原料とした蒸留酒で、原材料の違いで以下の2つに分類されます。

  • ・モルトウイスキー…大麦麦芽
  • ・グレーンウイスキー…トウモロコシなどの穀類

最も一般的なウイスキーとして、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドして造られるものを「ブレンデッドウイスキー」と言います。2種類のウイスキーにはそれぞれに長所と短所があり、混ぜ合わせることでより味わいの良いものが生まれるのです。

ブランデーは果物を原料とした蒸留酒です。主にブドウを原料として造られ、酸味の強い「ユニ・ブラン」という品種が多く使われています。

ブドウの他にリンゴやさくらんぼ、洋梨、ベリー類などの果物を原料として造られているものを「フルーツブランデー」と呼びます。

製造地域

酒名製造地域
ウイスキー日本、アメリカ、スコットランド、カナダ、アイルランド
ブランデーフランス、イタリア、スペイン、ペルー

上記の5カ国で製造されたウイスキーは「世界五大ウイスキー」と呼ばれ、世界的なウイスキーの生産地として知られています。製造地域によって使われる穀物の種類や製法が異なり、香りや風味に独自の違いが生まれます。

ブランデーは果物類を原料としているため、ワインが有名なヨーロッパでの製造が中心です。ワインやブランデーの原料として使われる白ブドウの品種「ユニ・ブラン」は、フランスやイタリアを原産としています。

蒸留方法

酒名蒸留方法(造れる酒の分類/種類)
ウイスキー単式蒸留(モルトウイスキー) 連続式蒸留(グレーンウイスキー)
ブランデー単式蒸留(コニャック) 連続式蒸留(アルマニャック)

単式蒸留は、銅製のポットスチルと呼ばれる蒸留機が使用されます。

蒸留は2回行われ、1回目の蒸留を初留、2回目を再留と呼びます。1回ごとにもろみ(原料が発酵してやわらかい固形物となったもの)を入れ替え、蒸留を重ねて仕上がるお酒は雑味が少なく、やさしい口当たりです。

連続式蒸留は、コラムスチルやパテントスチルと呼ばれる蒸留機で、初留と再留を一度の操作で行う方法です。もろみを連続投入でき、繰り返し蒸留が行われます。アルコール度数が高いことが特徴で、原料の風味が残りにくく、香り高い爽やかな味に仕上がります。

熟成期間

酒名熟成期間
ウイスキー3年〜10年。長期熟成で20年〜30年以上
ブランデー3年〜10年。長期熟成で20年〜30年以上

ウイスキーとブランデーの熟成期間に違いはありません。どちらも約3年〜10年の熟成期間で樽(カスク)に貯蔵され、風味や味わいに大きな変化が現れます。長期熟成であれば、50年、60年、70年と原酒によってさまざまです。

ブランデーは熟成年数でランク(等級)が決まります。基本的に古い原酒と若い原酒をブレンドして造られることが多く、調合された最も若い原酒に合わせてランク付けされます。

ボトルに表記される主なランクは以下のとおりです。熟成年数の若い順に記載しており、熟成年数が古くなるほどランクが高くなります。

  • スリースター
  • V.S.
  • V.O.
  • V.S.O.P.
  • ナポレオン
  • X.O.
  • オルダージュ

アルコール度数

酒名アルコール
ウイスキー40度〜45度
ブランデー37度〜50度

ウイスキーとブランデーはともに蒸留酒であり、アルコール度数は40度前後と高いものが多いとされています。蒸留酒とは、原料を酵母でアルコール発酵させた醸造酒を加熱し、気化したアルコールを冷やして液体に戻した状態のお酒です。

蒸留したばかりのウイスキーやブランデーはアルコール度数が70度近くあり、樽で熟成されることでアルコール度数が40度ほどのまろやかな味わいになります。

酒名
ウイスキー甘味が少なく、スモーキーな香り
ブランデーフルーティでほのかな甘み

ウイスキーは味わいを楽しむお酒で、ブランデーは香りを味わうお酒と言われています。どちらも蒸留酒であるため糖質は含まれません。

ウイスキーは原料の穀物による深いコクがあり、甘味が少なくキレのある味わいです。製造工程で、ピートと呼ばれる泥炭の煙で麦芽を焚くことで、燻製のような香ばしいスモーキーな香りになります。

スモーキーな香りが強いほど味わいにクセがあるため、ウイスキー初心者であれば香りの弱いものを選ぶと良いでしょう。

ブランデーは原料の果物により、甘く芳醇な香りとクセが少なくまろやかな口あたりが特徴です。熟成されたものはアルコールの角が取れ、熟成年数が古いものほど飲みやすさや芳醇な香りがアップします。

飲み方

酒名飲み方
ウイスキーストレート、ロック、水割り、ソーダ割り
ブランデーストレート、カクテル

ウイスキーは本来の味と香りを楽しむならストレートが良いでしょう。

アルコールがきつく感じる時は、氷を入れたグラスに注いでロックにして飲むとまろやかな味わいに変化します。ソーダ割りは爽やかな味わいになり、料理と相性が良い飲み方です。

ブランデーは芳醇な香りを楽しむお酒なので、ストレートが基本的な飲み方です。

香りをしっかりと味わうためには、18度〜20度くらいの常温にして飲むと良いでしょう。なぜなら、常温よりも温度が低いと香りを感じにくくなり、高いとアルコールの匂いが強くなりすぎてしまうためです。

賞味期限

酒名賞味期限
ウイスキーない
ブランデーない

ウイスキーとブランデーは賞味期限がありません。アルコール度数が高いため、菌が繁殖しにくく、ボトル未開封であれば10年後、20年後も美味しく召し上がれます。

ボトル開封後であれば、半年〜1年以内には飲み切るのが良いでしょう。一度ボトルを開封すると、徐々に酸化が進みアルコールや香りが抜けて、本来の風味を失ってしまうためです。

酸化を防ぐためにはパラフィルム(栓口に巻く密栓用シール)でボトル内への空気の侵入を防ぐ方法があります。

他にもプライベート・プリザーブ(食品保存に使われる窒素ガス・炭酸ガス・アルゴンガスの入ったスプレー缶)を使用して、ボトル内の空気を追い出して密閉状態に近づける方法があります。

ウイスキーやブランデーは買取でも大人気!

ウイスキーやブランデーは買取でも大人気!

ウイスキーやブランデーは人気の銘柄は希少価値が高く、高額買取される可能性が高いです。

ウイスキーでは、特にジャパニーズウイスキーの需要が高く、響や白州、竹鶴などの銘柄が人気です。近年のジャパニーズウイスキー人気により原酒不足が続き、市場での入手が困難な状況だからです。

ブランデーの人気の高い銘柄として、レミーマルタン、カミュ、ヘネシー、クルボアジュ、マーテルは5大コニャックと呼ばれ、買取市場でも需要の高い商品です。さらにランク(等級)の高い商品は高品質とされているため、高額買取に期待ができます。

自宅に飲まないまま保管してあるウイスキーやブランデーがある場合は、信頼できる買取専門業者に相談してみると良いでしょう。業者によっては、ボトルを開封してしまった場合でも買取してもらえる可能性があります。

買取ウリエルでは洋酒・古酒・国産酒の高価買取の実績があり、専門知識と経験豊富な査定士が無料で査定を行います。

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まとめ

ウイスキーとブランデーは原材料が異なるため、味わいや風味に大きな違いが生まれます。

ウイスキーは大麦やトウモロコシなどの穀類から造られ、甘味が少なくスモーキな香りが特徴です。対してブランデーはブドウやリンゴなどの果物類から造られ、ほのかな甘味と芳醇な香りが特徴です。

製造地域によって使われる原材料の種類や製法が異なり、香りや風味に独自の違いが生まれます。自身の好みの味を探求するためにも、それぞれの違いを知っておくとよりお酒を美味しく召し上がれるでしょう。

ウイスキーやブランデーは、人気の銘柄や熟成年数の古いものは市場に出回ることが少なく、希少価値があるため中古市場で需要の高い商品です。未開封のボトルや付属品が付いたものは、高額買取に期待ができますよ。

お酒の買取では出張買取が便利です。買取ウリエルでは出張買取も対応しており、出張費、査定料、キャンセル料など無料でご利用できます。ぜひお気軽にご相談ください。

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