ティファニーの本物と偽物の見分け方!6つの違いをプロが解説!
ティファニー(Tiffany & Co.)は1837年にアメリカ・ニューヨークで創業した歴史ある高級ブランドで、美しいデザインと優れた品質が世界中で愛されています。その人気から、ティファニーは数多くの偽物が市場に出回っており、トラブルに巻き込まれる人が少なくありません。
- ・ティファニーの偽物の見分け方は?
- ・Tスマイル・オープンハート・ハードウェアなどアイテム別の注意点は?
- ・ティファニーの本物と偽物を見分けられない時はどうする?
上記のような内容を、プロの目線で徹底解説していきます。以下、ティファニーの偽物を正しく見分けるためのポイント6つを解説していきます。
偽物のティファニーの6つの見分け方
ティファニー製品は世界中で大人気のため、ネット通販を中心に数多くの偽物が出回っています。特に近年は「スーパーコピー」と呼ばれる、本物とほとんど見分けがつかない偽物が多く流通しています。コピー品を手にしないためには、プロが解説する「適切な見分け方」を知っておくことが重要です。以下、プロが教えるティファニーの偽物の見分け方6つを紹介します。
- ・刻印の品質
- ・「TIFFANY&CO.」のロゴの形やフォント
- ・留め具
- ・素材、色味
- ・付属品
- ・買取店での査定・鑑定
これら6つのポイントについて、詳しく解説していきます。
①刻印
ティファニー製品の本物と偽物を見分けるために、最も重要な手掛かりとなるのが「刻印」です。ほとんど全てのティファニージュエリーには「TIFFANY&CO.」の刻印が、高品質かつ精緻に施されており、偽物と見比べると明らかにクオリティが異なります。例えば、本物のティファニー製品では「TIFFANY & CO.」の刻印が鋭くクリアで、製品に対して必ず並行になっています。その一方、偽物製品の刻印には以下のような特徴があるので注視してみてください。
- ・字体がぼんやりしている
- ・文字の間隔が不揃いである
- ・彫り込みの深さが不均一である
- ・刻印の周りに凸凹が見られる
- ・製品に対して並行ではなく、斜めに曲がっている
ティファニー製品を購入する際には、刻印を細かくチェックし、上記のような偽物の特徴が見られないか確認しましょう。
②「TIFFANY&CO.」のロゴの形やフォント
本物と偽物を見分けるための2つ目のポイントは、「TIFFANY&CO.」のロゴの形やフォントです。ティファニーのロゴはあまりにも有名ですが、じっくり見るといくつかの特徴があります。
例えば、「T」の文字だけ少し大きめで、「T」の横線は傘のように垂れ下がっています。また、「F」や「Y」や「&」など、それぞれの文字で細くなっている部分があるため、本物のフォントをよく確認して見比べてみましょう。
ただし、本物のティファニーロゴの形やフォントは、アイテムによって若干異なる場合があるので、気をつけましょう。
③留め具
ティファニーのネックレスやブレスレット等の留め具にも、真贋の見分けポイントがあります。本物志向であるティファニーですから、パーツとパーツを繋ぐ留め具にも当然こだわりがあり、丁寧・精緻に作られています。
ただし、偽物製品の場合は、留め具部分に隙間があったり、作りが雑でバリが出ていたり、メッキ加工で変にキラキラと光りすぎていたり…といった不具合があります。
細かなパーツに粗が出やすいため、よく確認してみましょう。
④素材、色味
ティファニーのジュエリーは、高品質な素材にこだわられています。歴代の名だたるアメリカ大統領がティファニー製品をマリッジリングに選んだり、スーパーボウルのトロフィーやNBAのトロフィーを手掛けたりしているのも、素材の選定に厳格で、高品質な金属や宝石のみを使用しているという信頼度やブランド力があるからです。よって、偽物と見比べると、素材に質の違いが見られます。
例えば、ティファニーのシルバージュエリーは純度の高いスターリングシルバー(シルバー925)を使用しています。シルバー、または18Kゴールドやプラチナは輝きや耐久性が偽物とは一線を画すだけでなく、通常、磁石に反応しません。
しかし、偽物製品に使われることの多い合金やメッキ素材の場合、磁石に引っ張られることがあります。また、金属の色味や輝きにも違いがあります。金や銀の含有率が低く、その代わりに銅・鉄・ニッケル・コバルトなどの質量が多くなると、黄色っぽい色合いが出たり、不自然にキラキラしたりします。
このように、素材の質に注意を払い、本物かどうかを見分けることが重要です。
⑤箱や袋などの付属品
ティファニーの本物と偽物を見分ける際には、付属品も判断材料のひとつになります。正規のティファニー製品には上質なティファニーブルーの付属品がセットされています。
例えば、正規のティファニー製品にはロゴデザインが施された箱や証明書、アクセサリーポーチがついてきます。偽物製品にもこれらの付属品が付いてくるケースが多いですが、そのクオリティが低かったり、ロゴが不明瞭だったりする場合があるのです。
特にアクセサリーの袋の裁縫が甘かったり、形状が微妙に異なっていたりするため、注意深く見るようにしましょう。
ちなみに、ティファニーブルーは創業者チャールズ・ルイス・ティファニーが選んだ特別な色で、コマドリの卵に由来しています。これは色彩商標に登録されており、ティファニー以外が使うことはできません。
⑥買取店での査定・鑑定
以上、ティファニー製品の真贋を見分ける方法5つを紹介してきましたが、専門の買取店でティファニーの査定・鑑定を受ける方法もあります。専門の買取店では、経験豊富なスタッフが精度の高い鑑定をしてくれます。
例えば、ティファニーの刻印や素材に詳しいプロの鑑定士であれば、本物と偽物を正確に見分けることができます。
お持ちのティファニー製品が本物か偽物かを見分けるためには、まず信頼のおける買取店で専門的な査定を受けることも一つの方法でしょう。
【アイテム別】ティファニーの偽物の見分け方
ここまでは、ティファニー製品全体に関係する「見分け方」を紹介してきましたが、ここからはアイテムごとの注意ポイントを解説します。
Tスマイル
ティファニーの「Tスマイル」は、同ブランドを象徴する「T」をモチーフにデザインされたジュエリーコレクションです。
その名前の通り、笑顔を連想させる曲線が特徴で、ピアス、ネックレス、ブレスレットなど、素材別のバリエーションもあり、特に人気なのがTスマイルのネックレスです。
Tスマイルの正規品は、T字の角が精巧に角ばっています。偽物は角が丸くなっていたり、逆に角が雑になっていたりします。また、Tスマイルにはダイヤモンドなどの宝石が埋め込まれたモデルがありますが、偽物はダイヤが不揃いだったり、輝きが劣っていたりします。
オープンハート
ティファニーの「オープンハート」は、ブランドを代表するデザインで、滑らかなラインと優雅なフォルムのハートモチーフが特徴です。
1974年、世界的デザイナーのエルサ・ペレッティが発表したオープンハートですが、やはり偽物製品も多く出回っています。
オープンハートの偽物を見分けるためには、左右のバランスや大きさに注目します。形状バランスが崩れていたり、本物と比べて小さかったりするので気をつけましょう。
ハードウェア
ティファニーの「ハードウェア」コレクションは、ニューヨークの都市の活気とエッジの効いた文化からインスパイアされたジュエリーラインです。
18Kゴールドやステンレススチール、ダイヤモンドを使用した高品質な素材が用いられており、ユニセックスなデザインが人気です。そんなハードウェアの本物は、重厚感のある素材が惜しみなく使われているため、手にするとずっしりと重たいです。
偽物は質量の小さい合金が使われるため、重さを計ってみるといいでしょう。また、ハードウェアのデザインはチェーンやボールモチーフが多用されるため、その接続部分が均一で丁寧に作り込まれているかどうかが重要です。
また、小さなパーツであっても、特定の場所に刻印があるため、その彫り方のクオリティにも注目です。
ブレスレット
ティファニーのブレスレットは、細部の作りこみと質感が偽物を見極めるポイントです。本物のティファニーのブレスレットは、チェーンの繋ぎ目の細かい部分まで一つ一つ均一かつ精緻に作られています。例えばコピー品は、チェーン部分の溶接部分が雑であったり、全体の質感が安っぽくなっていたりします。また、ロゴ刻印が不明瞭だったり、深さが異なったり、一部が欠けていたりする場合も注意が必要です。
ティファニーの偽物と本物を見分けられない時の対処法
ここまでの内容を踏まえても、ティファニーの本物と偽物を見分けるのが難しい場合は少なくありません。以下のポイントを参考に、偽物の購入を避けるのが重要です。
迷ったら購入しない
まず、ティファニー製品が本物かどうか判断できない場合は、購入を控えるべきです。不確かな製品にお金を使うのは危険です。
特に、ネット通販やオークションサイトにて出品者や商品の信憑性が確認できない場合は、一度冷静になり、購入を控えるのが賢明です。写真だけでは真贋を判断するのが非常に難しいため、購入の判断は慎重に行ってください。購入したい時には必ず、刻印や付属品の簡単なチェックを行い、少しでも疑問があれば納得できるまで問い合わせることが重要です。
買取査定に出す
購入後にティファニーのアクセサリーが本物か偽物か分からない場合、買取査定に出すのも一つの方法です。
プロの鑑定士が詳細に調査し、正確な査定結果を提供してくれます。専門業者による質の高い査定を受けることで、ティファニーのアクセサリーの信頼性を確かめることができ、安心して売買や使用ができます。
ティファニーのような高価なアクセサリーを扱う際には、自己判断せず専門家に相談することが重要です。 最寄りの買取店や信頼できる専門店に足を運び、ティファニーの真価を確認してみてください。
ティファニーを高価買取してもらう7つのコツ
ティファニーのアクセサリーを持っている人は、将来的に買い取りを依頼することもあるでしょう。その価値を最大限に維持して、なるべく高価買取してもらうためのコツを知っておくことは非常に重要です。
以下、ティファニーのアイテムを高価買取してもらうための具体的な7つのコツを解説します。
保存方法に気をつける
ティファニーのアイテムを高価買取してもらうためには、正しい保存方法に気をつけることが重要です。保存方法が悪いと、せっかくの繊細なジュエリーが劣化し、買取価格が下がります。
たとえば、宝石やシルバー製品は柔らかい布に包み、直射日光や湿気の多い場所を避けて保存することが推奨されます。
また、複数のアイテムを一つの箱にまとめて保管すると互いに傷つけ合う恐れがあるため、個別に保管するのが理想です。
付属品をそろえる
ティファニーを高価買取してもらうためには、付属品をそろえておきましょう。付属品が全て揃っていると、商品の資産価値が高まり、買取価格がアップします。
また、購入時の付属品が揃っていることで、本物である証明にもなるのです。逆に、ジュエリーボックスや内袋などの付属品が無い場合、買取価格が大きく下がることもあります。
例えば、保存袋や専用の収納ケースを使用するなどして、付属品と商品を一緒に保管することをおすすめします。
季節ものはシーズン前に売る
季節もののティファニー製品は、シーズン前に売ることで高価買取のチャンスが増えます。需要と供給の関係で、シーズン前にはその季節のアイテムを求める顧客が増えるため、買取価格が高くなりやすくなります。
例えば、クリスマスに人気が出るティファニーのジュエリーは、クリスマスシーズン前に売ることで高額査定される可能性が高まります。
まとめて査定に出す
複数のティファニーアイテムをまとめて査定に出すことで、より高い買取価格が期待できます。一括で複数の査定を行うことにより、鑑定士が個別に評価する手間を省くことができ、買取店側がコストを削減できるため、買取価格を上乗せしてくれることが多いです。
例えば、ピアス、ブレスレット、リングなど複数のティファニー製品を一度に査定に出すと、個別査定よりも全体的な買取額が上がる可能性があります。明確に「まとめ買取キャンペーン」を実施している店舗もあるでしょう。
修理は正規店で行う
ティファニーのアイテムを修理する場合は必ず正規店で行いましょう。正規店で修理を行うことで、純正部品が使用されるため品質が保証されます。
また、専門の技術者が修理を行うことで、製品の価値を保つことができます。例えば、ブレスレットのチェーンが切れてしまった場合、非正規店で修理すると見た目が異なる部品が使われたり、不適切な修理方法でアイテムが損なわれるリスクがあります。正規店ではこのような心配がありません。
事前に汚れを落とす
ティファニーのアイテムを高価買取してもらうためには、事前に丁寧に汚れを落としておくことが重要です。当然のことではありますが、アイテムが清潔であることによって、査定士の第一印象は良くなります。
逆に、汚れやくすみがあると、本来の価値よりも低く評価されることがあります。例えば、ティファニー製品にはシルバー925が使われていることが多いため、アクセサリー専用のクリーニングクロスや適切な洗浄液を使用して、リングやネックレスの表面に付着している汚れや黒ずみを取り除くと良いでしょう。
また、細部の汚れが気になる場合は、柔らかいブラシを使用することも効果的です。
不要になったらすぐに売る
不要になったティファニー製品は、できるだけ早く売却しましょう。ティファニーも毎年のように新作ジュエリーを発表しています。市場価値は時間が経つほど下がる可能性が高いため、早めに売却することで高値での買取が期待できます。
偽物のティファニーかどうかわからない場合は買取ウリエルに依頼しよう
偽物のティファニーかどうかわからない場合は、「買取ウリエル」にご依頼ください。本物か偽物か疑わしいティファニーのアイテムが手元にある場合、プロに鑑定を仰ぐのが最も確実な判断方法です。最近は非常に精巧に作られた高品質な偽物(スーパーコピー)が増えており、一見しただけでは本物と区別するのが難しいです。
買取ウリエルでは、ティファニー製品に特化した知識を持ち、様々なチェックポイントを用いて本物かどうかを確認し、専門の査定員が正確にアイテムの真贋を見分けることができます。
また、出張買取は無料で、その場で現金買取となります。新聞社やテレビなどのメディアに多数紹介されており、顧客満足度も高いので、お気軽にご相談ください。
まとめ
今回の記事では、ティファニーの偽物を見分ける方法、各アイテムごとの見分け方、偽物かもしれない場合の対処法、高価買取のコツについて詳しく解説してきました。重要なチェックポイントをまとめると、以下の通りです。
- ・刻印の品質
- ・TIFFANY&CO.」のロゴの形やフォント
- ・留め具
- ・素材、色味
- ・付属品
- ・買取店での査定・鑑定
ダイヤモンドの自社工場を持つほどジュエリーの品質にこだわるティファニーですから、刻印や留め具や付属品などの細かい部分も徹底的に作り込まれています。
コピー品の場合、細かい部分に粗さが見られ、正規品とのクオリティの違いがあります。本記事の内容を、ティファニー製品の真贋を見分ける参考にしてください。
もし自分での判断が難しく、プロの意見を聞きたいときには「買取ウリエル」にご相談ください。ティファニーが本物か偽物かを確認できるだけでなく、所有しているティファニー製品の売却見積もり金額も参考にすることができます。
2つの買取方法