お年玉切手シートは買い取ってもらえる?業者や金券ショップでの相場を紹介
お年玉切手シートとは、年賀状や年賀切手に付いているお年玉くじの景品です。
お年玉切手シートは、業者や金券ショップなどで買い取ってもらえます。
今回は、お年玉切手シートの買取相場や郵便局での交換手順を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
お年玉切手シートや年賀切手の買取を検討されている方は、ぜひウリエルにご相談ください!
専門知識や経験が豊富な査定士が、しっかり査定いたします。
お年玉切手シートは買い取ってもらえるのか
お年玉切手シートは切手専門の買取業者に売れるほか、フリマサイト(アプリ)を通して売る方法もあります。
切手専門の買取業者の場合、切手の業界に精通している査定士が在籍しているため、その切手の価値に見合った価格で売れるのが利点です。
発行年代・発行枚数・状態などを踏まえたうえで、その切手の価値にふさわしい価格で買い取ってもらえます。
一方でフリマサイトは査定時のやり取りがなく、スマホやパソコンを使って手軽に売ることができるのがメリットです。
ただし、フリマサイトは個人間取引のため、売却時のトラブルなどもすべて自己責任です。
本来なら価値の高い切手を安値で売ってしまった、知らずに売ってしまった切手が実は偽造品だった、といったトラブルにも自分で対応しなければいけません。
買取専門業者に依頼すれば、こうしたトラブルに巻き込まれることはありません。
ちなみにお年玉切手シートは金券ショップでも売ることは可能ですが、買取価格は通常の切手の額面ベースです。
切手の希少性などを評価することはあまりないため、やはり買取専門業者に売るのが得策でしょう。
お年玉切手シートの買取相場
お年玉切手シートの買取相場は、基本的に額面がベースです。
ただし、稀に高値で取引されているものもあり、種類によって買取価格の幅があります。
買取相場は以下のような傾向があります。
⦁ バラ切手は買取価格が安い ⦁ 古い年代のお年玉切手シートほど高値となりやすい |
発行年代別に見た買取相場は以下の通りです。
発行年代 | 買取相場目安 |
1954年以前 | ~10,000円 |
1955~1956年 | ~1,000円 |
1957年以降 | ~250円 |
※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。
上記の価格はいずれもシート単位・美品の場合の価格です。
お年玉切手シートの売買は基本的にシート単位で、バラになると買取金額が下がるため、シートは切り離さないでください。
お年玉切手シートの買取相場は、基本的に高い買取額ではありません。
通常の切手と異なり、再販もないので切手の特殊性はあるものの、買取価格は安値傾向です。
しかし、切手は需要や人気によって価格が左右される側面もあり、年代もののお年玉切手シートは高値が付きやすいでしょう。
とはいえ必ずしも買取額が高いとは限りません。
ですが、発行年代や現存数などの要因が付加価値となり、種類や保存状態によっては相場よりもやや高い査定額で買い取ってもらえる場合があります。
通常、相場よりも高値の買取が期待できるのは、買取業者が切手を専門としていることが条件です。
専門の買取業者は切手の知識が豊富なのはもちろん、販路も豊富にもっているため、高価買取が期待できます。
ウリエルは業界の中でも豊富な買取実績を誇り、切手を知り尽くした査定士が在籍しています。
買取を検討している切手があるなら、切手に詳しいウリエルにお任せください。
お年玉切手シートとは
ここでお年玉切手シートについて確認しておきましょう。
お年玉切手シートはお年玉くじの景品として発行される切手で、年賀切手とは用途が異なります。
ちなみに日本初のお年玉切手シートは1950年(昭和25年)に発行が開始されました。
このときの切手は寅年にちなんで、円山応挙(まるやまおうきょ)の「龍虎の図」がデザインされた切手が発行されています。
これに対して日本初の年賀切手は、1935年(昭和10年)発行の「富士山」と呼ばれる切手です。
このように、年賀切手とお年玉切手シートは歴史も異なります。
年末には特殊な絵柄の切手が販売されることも多いため、お年玉切手シートと混同しないように注意しましょう。
年賀切手とは
年賀切手とは、手紙やはがきで年賀状を送るときに利用される特殊な切手です。
お正月にちなんだイラストや干支などが描かれ、新年をモチーフにしたデザインの切手として販売されます。
縁起ものとしてはもちろん、個性的な絵柄がコレクションとしても人気があります。
切手買取市場でも年賀切手は頻繁に取引されますが、基本は額面ベースです。
一部の希少価値の高いものを除けば、額面以上の買取価格になることは稀です。
お年玉切手シートの交換方法とは
お年玉切手シートは購入するものではなく、景品として獲得できる切手です。
ここでは、その交換方法についてまとめておきます。
1.お年玉付き年賀はがきの当選番号を確認する
年賀はがきの当選番号は日本郵便の公式サイト、または新聞や最寄りの郵便局で確認できます。
宛名面の下に番号が記載されているので、その番号を当選番号と照らし合わせて確認しましょう。
番号は6ケタあり、3/100の確率で下2ケタの数字が一致していれば3等となり、お年玉切手シートを獲得できます。
毎年1月下旬に当選番号が発表され、景品との交換期限は6か月間です。
交換期限が過ぎてしまうと商品の受け取りはできないので、忘れずに交換しましょう。
2.年賀はがきを郵便局の窓口に持っていく
お年玉切手シートの当選を確認した後、当選したはがきを持って郵便局の窓口へ行きます。
窓口で「お年玉切手シート取引証」を受け取り、必要事項を記載してください。
次に「当選した年賀はがき」「記入した取引証」「身分証明書」の3点を窓口に提出すれば、お年玉切手シートを受け取ることができます。
お年玉切手シートを交換する際の注意点
ここで、お年玉切手シートを交換する際の注意点について記載しておきます。
状態が悪いと交換してもらえない
当選した年賀はがきの状態が悪い場合、交換してもらえません。
たとえば汚れや破損が激しく、今年度の年賀はがきであると判断できない状態や、郵便切手を貼る部分が切り取られているはがきなどは、交換不可の対象と判断されます。
代理人が交換する際には証明書が必要
本人ではなく代わりの人が交換に出向くときは証明書が必要です。
当選した家族や親族の代わりにお正月切手シートを受け取る場合や、その逆の場合も同じです。
代理の人が交換に行くときは、当選者および代理人の運転免許証や健康保険証がなければ交換してもらえません。
また当選者と別居している場合は、別途委任状も必要となるので、事前に準備しておきましょう。
希少価値の高い年賀切手、お年玉切手シート
年賀切手やお年玉切手シートの買取金額は額面ベースが基本ですが、なかには高価買取の対象となる希少切手が存在します。
ここでは、希少価値の高い年賀切手やお年玉切手シートをご紹介するので参考にしてください。
富士山
1936年(昭和11年)用として、1935年(昭和10年)に発行された日本初の年賀切手です。
日本を象徴する富士山が赤のラインで描かれています。
富士山は当時の統治領であるサイパンやパラオでも発行され、歴史的な意味も含めて人気の切手です。
状態のよいものならバラでも1,000円程度、田型なら数千円、すべて揃った20枚シートなら数万円での買取が期待できます。
二見ケ浦
1937年(昭和12年)用として、1936年(昭和11年)に発行されたもので、「富士山」に次いで2番目となる年賀切手です。
絵柄には三重県の夫婦岩が描かれています。
戦前の切手であるため現存数が限られ、さらに美品状態のものは少なく、希少な切手です。
状態のよいものでも買取相場は1,000円未満でしょう。
しめ飾り
1938年(昭和13年)用として、1937年(昭和12年)に発行された年賀切手です。
当時の発行枚数は多かったものの、日中戦争の動乱期であったことから実際に購入した人は少なかったと言われています。
また戦前に発行された最後の年賀切手であることもあって、需要のある切手の一つです。
買取相場は保存状態がよければバラで数百円程度、シートの状態かつ美品なら数万円の高値買取となることもあるでしょう。
羽根つき
1949年(昭和24年)用として、戦後に発行された最初の年賀切手です。
少女が羽根つきをしている姿が描かれています。
戦後の物資不足も影響して発行枚数は750万枚と少なく、現在では希少な切手です。
買取相場はバラだと100円程度ですが、シートなら状態により数千円の査定額となるでしょう。
応挙のとら
1950年(昭和25年)に初めてのお年玉切手シートとして発行された切手です。
切手の中心に勇ましいとらの姿が描かれています。
買取相場は、保存状態のよいものならバラで数百円程度、5枚1組の小型シートなら1万円前後の買取価格が期待できます。
少女と兎(うさぎ)
1951年(昭和26年)に発行され、「応挙のとら」に次いで2番目となるお年玉切手シートです。
タイトル通り、うさぎを抱いた少女の姿が描かれています。
買取相場は保存状態のもので、バラなら数百円程度、小型シートなら3,000円程度が相場です。
翁の面
1952年(昭和27年)用のお年玉切手シートとして発行されました。
絵柄は翁の面が描かれています。
人気のあるお年玉切手シートの一つです。
買取価格は保存状態のよいものでもバラで数百円、小型シートなら3,500円程度でしょう。
三番叟(さんばんそう)人形
1953年(昭和28年)のお年玉切手シートとして発行された切手です。
能の演舞としても有名な三番叟(帽子をかぶり扇と鈴を持って踊る構図)が描かれています。
買取価格は保存状態のよい美品ならバラで数百円程度、小型シートなら~2,500円ほどが買取相場です。
三春駒(みはるごま・みはるこま)
1954年(昭和29年)用のお年玉切手シートとして発行されました。
切手福島の郷土玩具「三春駒」が描かれています。
買取価格は保存状態によってバラで200円程度、小型シートなら2,000円程度が相場です。
加賀起き上がり
1955年(昭和30年)用のお年玉切手シートとして発行された切手です。
金沢の伝統工芸品「加賀八幡起上り」が描かれています。
保存状態のよいものならバラで100円程度、小型シートなら2,000円ほどが買取相場です。
比較的年代が新しい分、状態が悪ければ価格は大きく下がる可能性があります。
こけし
1956年(昭和31年)用のお年玉切手シートとして発行された切手です。
絵柄は東北の玩具「こけし」が採用されています。
希少な切手に含まれますが買取相場は低めで、保存状態がよくてもバラで100円ほど、小型シートでも最大で500円程度まででしょう。
だんじり
1957年(昭和32年)用のお年玉切手シートとして発行されました。
絵柄は長崎の郷土玩具「鯨のだんじり」が描かれています。
買取価格は低めで、保存状態がよくてもバラで100円ほど、小型シートなら最大で250円程度までの見込みです。
比較的目にする機会も多い切手であり、まとまった量があれば、買取価格が相場以上となることも期待できるでしょう。
お年玉切手シート以外のお年玉抽選くじの商品
今年も例年通り「お年玉くじ」があります。
お年玉切手シートをはじめ、商品は以下の通りです。
等級 | 商品 | 当選番号 | 当選確率 |
1等 | 以下3つの中から希望のものを1つ選択 ⦁ 現金30万円 ⦁ 電子マネーギフト(31万円分) ⦁ 2021年発行分特殊切手集&現金20万円 | 6ケタ | 1/100万本 |
2等 | ふるさと小包など | 下4ケタ | 1/1万本 |
3等 | お年玉切手シート (63円切手と84円切手のシール式切手シート) | 下2ケタ | 3/100本 |
まとめ
普通の切手とは異なり、お年玉切手シートはお年玉くじの景品という特殊性があります。
とはいえ、買取市場の相場はほとんどが額面ベースです。
高値で取引される商品はあまり多くありません。
お年玉切手シートの中には発行年代の古いものであれば希少価値の高いものがあり、高価買取される切手もあります。
しかしそういった価値は、切手に関して詳しくなければ見極めが難しいものです。
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