【切手の換金方法】金券ショップや業者で高く買い取ってもらおう!郵便局での交換例も紹介
事情があって使えなかった年賀切手や未使用の切手は、郵便局ではがきなどに交換してもらえたり支払いに使ったりして活用できます。
プレミア切手であれば、業者で高額買取をしてもらえるでしょう。
今回は、切手の換金方法や業者でお得に換金する方法などを紹介します。
切手・はがきの種類
普通切手
普段は郵便を送る際に使用する切手の多くは、普通切手と呼ばれるものです。
販売期間や枚数に制限がなく、いつでも郵便局やコンビニなどで購入が可能で、さまざまな郵便料金に合わせた額面の切手が発行されています。
また、慶事や弔事用の切手も普通切手に分類されます。
プレミア切手
プレミア切手は価値が高く、高値で取引される切手です。
ここではいくつかのプレミア切手を「記念切手」と「特殊切手」に分けて紹介します。
記念切手
記念切手は、国の行事や各種記念イベントに合わせて発行される特別な切手です。
東京2020オリンピック・パラリンピックを記念した切手や、JOE COOLのコミック登場50周年を記念したPEANUTSのキャラクターが描かれた切手など、毎年さまざまな記念切手が登場しています。
ちなみに日本で初めて登場した記念切手は、明治天皇の銀婚を記念した「明治天皇銀婚記念切手」です。
現在では価値が高騰していて、販売価格が2銭だった切手が8,000円にまで価値が上がっています。
特殊切手
特殊切手は、テーマに合わせた絵柄の切手がシリーズで発売されます。
絵本の世界シリーズや美術の世界シリーズなどたくさんの種類があり、発売されるたびに注目を集めています。
なかでも1960年に発売された「日本三景」(宮島・天橋立・松島)を描いた切手は、価値が高く、貴重になっています。
中国切手
中国切手は、毛沢東によって中華人民共和国が建国された1949年以降に発行されました。
中国切手はもともと発行枚数が少ないうえに、投機目的で中国の富裕層が古い切手を集めていることもあり、価値が高くなっています。
特に「赤猿」や「オオパンダ」は日本でも人気が高く珍重されていて、新品だけでなく使用済みのものも切手コレクターの間では大変人気があります。
使用済み切手
使用済みの切手は郵便料金として使うことができず、コレクターアイテムとしても評価が下がるのが一般的です。
しかし、珍しいものや消印の日付や押印された場所に価値があることもあり、使用済切手でも価値が付くものもあります。
特定の地域の消印を集めていたり間違った印字の消印を集めていたり、切手コレクターの中にはさまざまなこだわりでコレクションしている人がいます。
そのため、使用済みであったとしても、需要がある切手も存在するのです。
はがき
売却が可能なはがきは、現在流通している普通はがきはもちろん、さまざまな行事やイベントごとに発売された記念はがきなども対象です。
「広告付き」や「軍事用」、「支那字入り」などの切手には、1枚1万円以上の価値が付けられるようなプレミアム品もあります。
未使用であれば郵便局で払い戻しや交換ができる!切手の交換例を紹介
他の切手と交換
・年賀用の切手が余ったとき ・喪中はがき用に買った弔事用切手が余ったとき ・手元にある普通切手を慶事用切手に交換したいとき など |
上記のような場合には、郵便局で切手1枚につき手数料5円で交換できます。
ただし、特殊切手との交換はできません。
はがきに交換
切手からはがきに交換する際も同じく、1枚につき手数料5円が必要です。
以下のような用途に合わせたはがきに交換できます。
・普通はがき ・絵入りはがき ・インクジェット紙のはがき ・くぼみ入りはがき など |
郵便書簡に交換
郵便書簡とは、封筒兼便箋として25gまでのものを63円で送ることができる「ミニレター」のことを言います。
不要な切手との交換は手数料10円で可能です。
切手の額面から差額と手数料を払うことで郵便書簡と交換ができます。
特定封筒と交換
ポストに投函できる便利なレターパックプラスやレターパックライト、スマートレターといった特定封筒は切手と交換できます。
手数料42円を支払えば交換可能なので、不要な切手が手元に多く残っているという人には便利なサービスです。
ただし、交換時に切手の料金が上回っていてもお釣りはでないので注意してください。
支払いにも使える
郵便局の窓口での支払いに切手を使うという方法があります。
・ゆうメール ・着払いのゆうパック ・料金別納 ・書留 ・国際スピード郵便 など |
料金や手数料などの支払いに切手が使えます。
交換手数料が不要で、郵便局では切手と現金の併用も可能です。
切手を現金化したい!換金方法とは
切手の買取業者
希少価値の高い切手やプレミアム品の切手を売却したい場合には、切手を扱う買取業者に依頼するのがおすすめです。
さまざまな種類の切手についての知識があるため、切手の価値を正しく判断してくれるはずです。
自分では価値がわからない古い切手や消印のある使用済みの切手なども、実は買取可能な場合もあるので、まずは査定を依頼してみましょう。
ただし、現行の切手や比較的手に入りやすい新しい記念切手など額面の金額での買取になる切手の場合は、金券ショップのほうが買取価格が高くなるケースもあるようです。
金券ショップ
航空券やライブチケット、商品券などを扱う金券ショップは、実用性のある普通切手や記念切手の売却におすすめです。
金券ショップで切手を購入する人の多くは切手コレクターではなく、使うために購入する人です。
そのため、希少価値が高い切手を売却しても、買取価格が低くなる可能性があります。
換金率は業者によって異なります。
A社 | B社 | C社 | |
普通切手シート(1,000円) | 93% | 89% | 91% |
普通切手シート(額面50円以上) | 92% | 83% | 82% |
記念切手シート(1,000円) | 92% | 86% | 80% |
記念切手シート(額面50円以上) | 92% | 78% | 80% |
また金券ショップでは、消印が付いている切手は買い取ってもらえないことと、バラの切手の場合は換金率が大幅に下がってしまうことを覚えておきましょう。
ネットオークションやフリマアプリ
オンラインで切手を購入する人が増えていることから、ネットオークションやフリマアプリでも切手は需要があります。
ニーズが高い切手やレアな切手は、出品してすぐに売れるケースも少なくありません。
とはいえ、切手の価値を理解していないと本当は価値が高いのに、安値で買い叩かれたり価値に合わない金額を設定してしまったりする可能性もあるので気をつけましょう。
業者でお得に切手を換金する方法
業者でお得に切手を買い取ってもらうには、いくつかのポイントがあります。
詳しく紹介するので、参考にしてみてください。
依頼する業者は慎重に選ぶ
では、切手を買取してもらう際にはどのような業者を選べばよいのでしょうか。
海外に販売ルートがある業者
切手コレクターは日本だけにとどまらず、世界中に存在します。
業者が海外に販売ルートを持っている場合、海外市場でのニーズなどの情報を仕入れているため、高額買取ができる可能性があるのです。
無料で査定してくれる業者
買取業者の中には、査定やサービス利用料、事務手数料などが発生するところがあります。
買取金額からそういった料金を差し引いたら思ったよりお金にならなかった、ということにならないように、事前に詳しく調べておきましょう。
まとめて売る
特に切手がよく売れる金券ショップや、切手を専門に扱う買取業者にとって、切手の買取は「仕入れ」と同じ意味を持っています。
そのため、切手を小分けにして売却するのではなく、換金率や買取金額に影響を与える可能性も考えて、まとめて売りに出すことをおすすめします。
情報を仕入れておく
価格が額面の金額よりも大きくなるプレミアム品を換金するときは、切手の買取に関する情報を集めておくとよいでしょう。
・バラでも買取価格が付くもの ・買取価格が上昇しているもの ・希少価値が高いもの ・消印が付いていても売れるもの など |
特に「竜文切手」や「菊切手」などのプレミア切手は貴重なため、バラでも価値が高く、「月に雁(かり)」や「見返り美人」などは海外でも人気があります。
その時々の状況を把握しておくことは、お得に換金するためには大切なことです。
バラ切手は仕分けしておく
遺品整理をしていたらたくさんのバラ切手が出てきた、コレクションしていたらいつの間にか増えていたなど、このような切手を買取に出す場合には、換金する前に仕分けしておきましょう。
買取査定に出す前に額面金額を確認しておくことで、安く売却することを防げます。
適切に保存しておく
切手は適切に保存しておかなければ、買取金額が大幅に下がってしまう可能性があります。
少しでも高く売るためにも、正しく保管しておきましょう。
シミ・汚れ
切手にシミや汚れがあると、買取価格が下がってしまいます。
普段からコレクションしている切手はストックブックを使って、きれいに保存しておきましょう。
また切手は、ちょっとしたことで汚れたり折れ曲がったりしてしまうので、取り扱いはピンセットを使って優しく行うようにします。
のり落ち
切手の裏に付いている「のり」が落ちている切手は、価値が下がる傾向にあります。
未使用切手でものり落ちしているものは劣化した状態と判断されるため、濡れた手で切手の裏面に触ることがないように気をつけましょう。
ヒンジ跡
切手のコレクションをする際に使用するヒンジは、粘着力があり切手を固定する紙片です。
水で濡らして切手に貼り付けることで乾くと切手から剥がせるのですが、どうしても切手の裏に跡が残ってしまいます。
後々売却する可能性もあるのであれば、ヒンジを使うのは使用済切手だけにして、新品の切手には使わないようにしましょう。
紙から剥がしておく
使用済みの切手はきれいに保管しておくために、貼ってあるはがきや封筒から剥がしておくのがおすすめです。
以下では、切手を水で剥がす方法を紹介します。
水を使った切手の剥がし方
1. 切手が貼ってある部分を封筒やはがきから切り取る 2. ぬるま湯をはった洗面器の中に切手を投入する 3. 10~15分置いて、自然に剥がれてきたら切手をピンセットなどで回収する 4. わら半紙などの上に濡れた切手を置いて、自然乾燥させる 5. おおよそ乾いたら、重さのある本などに切手を挟み、そのまま2〜3時間置く |
切手が乾いたら、汚れたり破れたりしないように丁寧に扱い、コレクションブックなどに保管しておきましょう。
消印が入った切手は未使用の切手よりも高く売れることも!
基本的には、消印の入っている使用済み切手は買取不可であることがほとんどです。
しかし、プレミア切手など貴重な切手の場合は、消印の日付によっては未使用の切手よりも高値で買取をされる可能性があります。
その他、以下のような切手も査定に出してみる価値があるでしょう。
・発行枚数が少ないもの ・人気が高いもの ・発行された日の消印が入っているもの ・珍しい消印がキレイに入っている ・満月印 など |
まとめ
切手を換金する際は、その切手の価値がわかる買取業者に依頼することが大切です。
買取専門店のウリエルなら、専門知識をもつ経験豊富な査定士が、大切な切手の価値を正しく査定します。
家を片付けていたらたくさんの古い切手が出てきたけれど価値がわからない、切手を譲り受けたけれど興味がないから手放したい、などといったときにはウリエルにお任せください。
査定料やキャンセル料、出張費などは一切かかりませんので、実際に売却をするか迷っている場合でもお気軽にご利用いただけます。
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