スニーカーの寿命は?目安や長く履き続ける方法も解説!
「スニーカーの寿命はどれくらい?」や「スニーカーの捨て時は?」と疑問をお持ちの方も多いと思います。
スニーカーにはおおよその寿命があり、使用頻度や歩いた距離によって長短はありますが、いつかは役目を終える時がきます。
本記事ではスニーカーの寿命や、寿命を迎えたスニーカーの特徴を紹介するとともに、長く履き続けるコツも紹介していきます。スニーカーを愛用している方は、ぜひ参考にしてください。
スニーカーの寿命
ニューバランスやアシックスなど大手シューズメーカーが公表している情報では、スニーカーの寿命の目安は3〜5年です。ただし、保管状態や履き方によっては3年未満で寿命を迎える場合もあれば、6年以上履き続けられることもあります。
ここでは、以下の4つの場合におけるスニーカーの寿命について解説していきます。
- ・見た目の寿命
- ・未使用で保管のみの場合の寿命
- ・毎日同じ靴を履いた場合の寿命
- ・ランニング用の場合の寿命
自分の持っているスニーカーと照らし合わせて、寿命の目安として参考にしてください。
見た目の寿命
スニーカーの見た目が汚くなってきたら、寿命が近づいてきたサインです。
クリーナーなどで拭き取っても汚れが取れなかったり、生地が黄ばんでしまったりした場合は、買い替えの時期と判断してよいでしょう。
ヴィンテージスニーカーなどファッションで履く場合を除き、スニーカーの破れや擦れによる傷が目立つ場合も、寿命の目安となります。
未使用で保管のみの場合の寿命
未使用で保管していた場合でも、製造から3〜5年が経つと寿命の目安です。
スニーカーは、足の負担を軽減するミッドソールにポリウレタンが使用されていることが多いのですが、この素材はスニーカーの使用期間や頻度に関わらず経年劣化を起こすためです。
毎日同じ靴を履いた場合の寿命
毎日同じ靴を履いた場合は、半年〜1年が寿命の目安です。使用頻度が多いほどスニーカーの傷みは早まり、寿命は短くなります。
一日中履いた靴は足裏の汗を吸収しているため、乾かないうちに使用を続けると雑菌が繁殖してにおいの原因となります。靴を長持ちさせるためには、一日履いた靴は数日休ませて、靴の中をしっかりと乾燥させてから使用するよう心がけましょう。
ランニング用の場合の寿命
アシックス公式サイトでは、おおよそ500kmを走った靴は買い替えのタイミングとされています。ランニングシューズの場合は、走った距離や路面・天候の影響、その人のランニングフォームによっても劣化の具合が異なります。
劣化したスニーカーはクッション性や安定性が低下し、身体への負担が増加するため、頻繁に使用するのであれば早めに交換しましょう。性能が劣化した状態で使い続けると足を痛めてしまう恐れがあるため、注意が必要です。
寿命を迎えたスニーカーの6つの特徴
頻繁に履いているスニーカーは、劣化の進みに気付かず履き続けてしまう場合があります。
寿命を迎えたスニーカーの主な特徴は、次の6つです。
- ・購入してから年月が経っている
- ・かかとがすり減っている
- ・ソールがボロボロ剥がれる
- ・汚れが目立つ
- ・破れて履けない
- ・においが取れない
以下ではそれぞれについて解説していきます。お持ちのスニーカーに当てはまるポイントがないか確認してみましょう。
購入してから年月が経っている
購入してから年月が経っているスニーカーは、寿命を迎えている可能性があります。スニーカーは目に見えにくい部分でも経年劣化を起こしており、急にソールが剥がれるなど破損してしまう恐れがあります。
これは、ソールに使われることが多いポリウレタン素材は年月が経つと劣化を起こし、空気中の水分に反応して分解されてしまうのが主な原因です。
一見良い状態でも傷んでいる可能性があるため、久々に履いて出かける場合は、事前に一度スニーカーの状態を確かめましょう。
かかとがすり減っている
かかとがすり減っている状態も、スニーカーが寿命を迎えたサインの一つです。かかとがすり減ったまま履き続けると、足に負担がかかりやすくなってしまいます。
スニーカーは履く頻度が高ければかかとのすり減りが早く、歩き方の癖によってすり減る箇所も異なります。例えば、足先が外側に向くガニ股で歩く癖のある方やO脚の方は、かかとの外側がすり減り、内股で歩く癖のある方はかかとの内側がすり減りやすくなります。
過度なすり減りや左右差があると、歩く姿勢に影響を及ぼし、足を傷める原因となるため、かかとが擦り減っているのに気付いたら早期に交換を検討しましょう。
ソールがボロボロとはがれる
ソールがボロボロとはがれてきたら、靴として履ける状態ではなくなってしまいます。
ソールが剥がれる主な原因は、経年劣化による傷みが原因です。多くのスニーカーのソールは接着剤で圧着され、接着剤が劣化すると剥がれてしまいます。
アッパー部分の傷みが少なければ、ソールのみを取り替えて履き続けることも可能です。気に入っているスニーカーであれば、スニーカー専門の修理業者へ依頼することも検討するとよいでしょう。
汚れが目立つ
スニーカーの汚れが目立つ場合も、寿命を迎えたものと判断できます。汚れが蓄積するとクリーナーで拭いたり、洗ったりしても完全には汚れが落ちなくなります。
スニーカーをきれいに使うためには、汚れに気づいたらできるだけ早く落とすのが理想的です。汚れからスニーカーを守るためには、定期的に防水スプレーや撥水スプレーをかけるなど、こまめなメンテナンスが重要です。
破れて履けない
スニーカーが破れて履けない状態であれば寿命です。破れてしまったスニーカーを履き続けると、靴擦れの原因となり、足を痛めてしまいます。
特に内側の破れは広がるのが早く、履き続けるのは危険なため、破れに気づいたら早期に買い替えを検討しましょう。スニーカーが破れると靴本来の「足を守る機能」が果たされず、怪我をする恐れがあります。
においが取れない
においが取れない場合も、スニーカーの買い替え時と判断できます。においの原因は、足裏の汗がスニーカーに付着し、乾かない状態で履き続けて雑菌が繁殖してしまったことです。
足裏は汗腺が集中しているため汗をかきやすく、一日中履いていたスニーカーにはたくさんの汗や皮脂が染み込んでいます。履き終えた後は風通しの良い場所に置き、十分に乾かしてから靴箱にしまうように心がけましょう。
寿命を迎えたスニーカーを履き続ける3つのリスク
まだ履けるとしても、寿命を迎えたスニーカーを履き続けることにはリスクが生じます。寿命を迎えたスニーカーを履き続けた場合に生じる主なリスクは、次の3つです。
- ・怪我につながる
- ・雨が染み込みやすくなる
- ・見た目に問題がある
それぞれのリスクが与える影響について、以下で詳しく解説していきます。
怪我につながる
寿命を迎えたスニーカーを履き続けると怪我につながる恐れがあります。スニーカー本来の足を守る機能が失われ、道端にあるガラスの破片などが足に突き刺さる可能性もあり、危険な状態です。
また、ソールが擦れて溝が浅くなっていると、道で滑りやすくなってしまいます。怪我を避けるためにも、寿命を迎えたスニーカーは出来るだけ早く買い替えると良いでしょう。
雨が染み込みやすくなる
寿命を迎えたスニーカーは雨が染み込みやすくなり傷みがさらに早まります。
劣化したスニーカーは、防水スプレーや撥水スプレーをかけていたとしても、破れた部分から雨が浸透しやすくなります。
雨の日には靴下まで濡れて不快感が増し、雨が足裏の汗や皮脂と混ざって雑菌の繁殖の原因にもなります。衛生面でも体に悪い影響を及ぼすため、雨が染み込みやすくなったスニーカーは買い替えを検討しましょう。
見た目に問題がある
寿命を迎えたスニーカーは見栄えが悪く、他人に悪い印象を与えてしまう可能性があります。
「おしゃれは足元から」という言葉があるように、足元は人の印象に強く影響を与えます。きれいに着飾った時にスニーカーだけが汚れて見えたり、服装とのミスマッチを感じたりしたらスニーカーが寿命を迎えたサインと判断してよいでしょう。
汚れや傷みがひどいスニーカーを履いていると、だらしない印象を持たれて仕事にも影響する恐れがあるため、普段からスニーカーの見た目も気にして確認しておくことが大切です。
スニーカーの寿命を長くする7つの方法
スニーカーを日々適切に扱っていれば、劣化を防いで長く使い続けられます。スニーカーを長く履き続けるためのポイントは、次の7つです。
- ・加水分解を防ぐ
- ・スニーカーを脱いだ時に紐を解く
- ・同じスニーカーを履かない
- ・かかとを踏まない
- ・足に合ったスニーカーを選ぶ
- ・定期的に手入れする
- ・湿気の多い場所や高温な場所は避ける
以下では、それぞれについて解説していきます。
加水分解を防ぐ
スニーカーの寿命を長くするためには、「加水分解」を防ぐことが重要です。
加水分解とは、スニーカーのソールに使用されることが多いポリウレタン素材が、空気中に含まれる水分により傷んでボロボロになる現象のことです。
さほど履いていないスニーカーでも、保管状態が悪いと空気中の水分を吸収し続けて加水分解が進みます。目に見えないところで劣化が進むため、久しぶりに履いた際に一気に破損してしまうケースがあります。
加水分解を防止する方法として、月に1度くらいの頻度で防水スプレーや撥水スプレーをかけることが挙げられます。また、履く機会の少ないスニーカーは、真空パックに入れて空気中の水分に触れるのを抑えることも、加水分解を防止する一つの方法です。
スニーカーを脱いだ時に紐を解く
スニーカーの寿命を延ばすためには、脱いだ時に紐を解くことを心がけると良いでしょう。靴紐を縛ったままで保管していると、アッパーの劣化の原因になるためです。
靴紐をきつく結んでいた場合、そのまま無理やり履いてしまうとアッパー材に亀裂が入ってしまったり、スニーカーの形が崩れてしまったりする原因になります。スニーカーを良い状態で履き続けるためにも、脱いだ時は靴紐を解いて保管すると良いでしょう。
同じスニーカーを履かない
毎日同じスニーカーを履くのを避け、1日履いたら2〜3日くらい休ませるのが寿命を伸ばすコツです。これによって、スニーカーが吸収した足裏の汗や皮脂による湿気を逃し、乾燥させられます。
一般的に、大人の両足が1日にかく汗の量は約200gとされており、1日履いたスニーカーには多くの汗や皮脂が吸収されます。加水分解やにおいの原因を防ぐためにも、靴を乾燥させることは重要です。
かかとを踏まない
かかとを踏まないようにすることで、外からの力を加えないことも、スニーカーを長持ちさせるには重要なポイントです。外から無理やりスニーカーへ力を加えるとアッパーに負担がかかり、劣化を早める原因となるためです。
かかとを踏んだまま歩くとスニーカーの形が徐々に崩れ、跡がついてアッパー材に亀裂が入ってしまう恐れがあります。スニーカーを長持ちさせるためには、かかとは踏まずにきれいに履くことを意識しましょう。
足に合ったスニーカーを選ぶ
自身の足に合ったサイズを選ぶことでも、スニーカーを長持ちさせられます。
サイズが合わないスニーカーでは正しい歩き方ができず、普段使わない筋肉を使うため足に負担がかかります。サイズが大きい場合は足が靴の中で滑ってしまい、サイズが小さい場合は靴擦れを起こしてしまいます。
対策として、サイズが大きいスニーカーは厚めのインソールを入れて隙間を埋める方法があります。サイズが小さいスニーカーは、人に譲ったり、フリマサイトなどで販売したりして手放すことを考えましょう。
定期的に手入れをする
スニーカーを長持ちさせるためには、定期的な手入れが欠かせません。
手入れの方法としては、以下の3つが挙げられます。
- ・砂やほこりをブラシで払い落とす
- ・クリーナーで汚れを拭き取る
- ・防水・撥水スプレーをかける
ブラッシングやクリーナーを用い、汚れを見つけたらすぐに落とすことを心がけます。また、防水・撥水スプレーによりスニーカーに汚れが付くのを防ぐことで、寿命を伸ばせます。
湿気の多い場所や高温な場所は避ける
スニーカーの劣化を防ぐためには、高温多湿な場所を避けて保管する必要があります。高温多湿な環境ではカビが発生しやすく、加水分解を起こす原因となるためです。
スニーカーの保管場所には、風通しの良い暗所が適しています。家の構造上、適している暗所がない場合は、保管場所の扉を開けて定期的に換気したり、除湿剤を置いたりして対策すると良いでしょう。
寿命を迎えたスニーカーの4つの選択肢
寿命を迎えたスニーカーは、その後どのように対処すればいいか悩む方もいると思います。一般的には、以下の4つの選択肢があります。
- ・可燃ごみとして捨てる
- ・スニーカーを修理する
- ・クリーニングに出す
- ・スニーカーを売る
ここでは、それぞれの対処法について紹介していきます。
可燃ごみとして捨てる
寿命となり不要になったスニーカーは、可燃ごみとして捨てることができます。スニーカーは基本的に可燃物として扱われ、紐を通す小さな金具もそのまま可燃ごみとして捨てられます。
ただし、大きめな金具や付属品が付いている場合は、取り外して「可燃ごみ」「不燃ごみ」の分別が必要です。スパイクシューズのように金属部分が多く、取り外しができない靴は不燃ごみとして扱われます。
自治体によって分別ルールが異なるため、判断に迷った場合は自治体の担当部署に問い合わせるとよいでしょう。
スニーカーを修理する
気に入っているスニーカーであれば、修理して履き続ける方法もあります。スニーカー専門の修理業者では、かかとの割れや減り、履き口の破れ、劣化したベロ部分などさまざまな箇所を修理してもらえます。
修理箇所や使用する素材によって修理の費用は異なり、ソール全体を替える場合であれば10,000円ほどが相場です。修理箇所が多い場合やソール全体を交換する場合は、新しいスニーカーを購入した方が安く済む場合もあります。
クリーニングに出す
スニーカーの汚れがひどい場合は、専門業者へクリーニングに出して汚れを取る方法もあります。専門業者へ依頼すると、スニーカーを傷めずに汚れを落とせます。
専用の機械と洗浄剤、専門スタッフによる手洗いなどで丁寧に洗浄され、追加オプションで撥水加工やカビ処理などを付けることも可能です。専門業者のクリーニングは、お気に入りのスニーカーをできるだけ長く履きたい方におすすめです。
スニーカーを売る
寿命を迎えたスニーカーは売って手放す方法もあります。人気のモデルや希少なモデルはコレクターからの需要があるため、劣化していても買い手がつく可能性があります。
スニーカーを売る方法は、主に以下の3つです。
- ・リサイクルショップ
- ・ネットオークション・フリマサイト
- ・スニーカーの買取業者
特に、買取業者は市場調査のデータをもとに査定を行うため、商品価値に見合った納得のいく買取金額を提示してもらいやすいです。
次の記事では、スニーカーを売るおすすめの方法や、できるだけ高値で売る方法を解説しているため、ぜひチェックしてみてください。
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まとめ
スニーカーの寿命の目安は3〜5年と言われていますが、使用頻度や天候などの使用状況、歩いた距離などによってさらに早まる場合もあります。寿命を迎えたスニーカーの対処法には、以下の4つの選択肢があります。
- ・可燃ごみで捨てる
- ・スニーカーを修理する
- ・クリーニングに出す
- ・スニーカーを売る
寿命を迎えたスニーカーは可燃ごみとして捨てることもできますが、一度、買取業者に査定に出してみることをおすすめします。買取ウリエルでは出張料や査定料、キャンセル料など、買取に係るすべての手数料が無料で利用できます。
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