売れない骨董品の3つの特徴!高額で売るコツも解説!
大切に扱ってきた骨董品を手放す際は、納得感のある価格で売りたいものですよね。
買取専門店では数多くの種類の骨董品を取り扱っており、目利きの優れた鑑定士に相場に見合った適正価格を付けてもらえます。
しかし、骨董品の価値はさまざまな要素で決まり、低評価につながる要素が見受けられると売りにくくなることが少なくありません。
また、骨董品によっては買取自体を断られるものもあり、骨董品を売却する際にはいくつかの注意点が存在します。
この記事では、売れない骨董品の特徴と骨董品を高く売るためのコツについて解説します。満足のいく買取価格で骨董品を手放せるように、ぜひ最後までご覧ください。
売れない骨董品の3つの特徴
骨董品を売る際に、高く評価されにくい品物にはいくつかの共通点があります。
市場での評価が低くなりがちな骨董品の特徴を知り、売る方法などを工夫してみましょう。
ここでは、売れない骨董品の特徴について詳しく解説します。
需要が少ない品物
需要が少ない骨董品は、市場での人気が低いため、高く売ることが難しくなります。
例えば、特徴が乏しく一点ものとしての価値がないものや、汎用性が低く独自の趣味性が強い品物などが該当します。
こうした品物はコレクターの数が限られているため、売却に苦労することが多いです。その結果、購入希望者が少ないため、どうしても価格が低くなりがちになります。
そのため、売却前には市場の需要をよく調査し、需要が見込める適切なタイミングで売ることが求められるでしょう。
法律に触れる品物
法律に抵触する骨董品は、行政の許可がないと売ることができません。
例えば、火縄銃や日本刀などの売買には必ず銃砲刀剣類登録証が必要です。これらの品物は歴史的な価値が高い反面、法的リスクも伴います。
また、文化財として指定されている骨董品も同様に、売買や輸出には厳しい規制があり、重要文化財や国宝に指定されているものは、個人が自由に売買できない場合があります。
違法な品物を売ろうとすると、法的な問題に巻き込まれる可能性も少なくありません。
こうした品物を取り扱う際は、事前に法的な手続きを確認し、必要な許可を得るようにしましょう。
贋作やレプリカで骨董品として価値がない品物
贋作やレプリカはオリジナルの価値を持たないため、骨董品としての価値はほとんどありません。
見た目が本物に似ていても、経験豊富な鑑定士やの目にはすぐに見破られてしまうため、買取価格には期待できないでしょう。
しかし、中古市場には多くの贋作やレプリカが流通しており、これらは本物と混同されやすいです。贋作やレプリカを意図的に本物として売ろうとすると、法的な問題に発展する可能性があります。
そのため、骨董品の売却を考える際にはまず専門家に鑑定を依頼し、正確な評価を受けることが重要です。これにより、売却の際にトラブルを避け、適正な価格で取引ができるでしょう。
売れない骨董品でも高額に売れる3つのケース
骨董品が売れない理由を先ほど紹介しましたが、それでも高額で売れるケースも存在します。
ポイントはその品物の持つ特別な要素です。有名作家のサインが入っていることや、鑑定書が付いていること、そして保存状態が非常に良いことなどが挙げられます。
これらの要素が揃っていると、市場での評価が一変し思わぬ高値で取引されることもあります。ここでは、そうしたケースについて詳しく見ていきましょう。
有名作家のサイン入り
有名作家のサインが入っている骨董品は、それだけで高い価値を持つことがあります。
サインがあることで作品の評価が大きく向上し、購入希望者の間で競り合いが起こることも珍しくありません。
サイン入りの作品は、その作家のファンやコレクターにとっては貴重なアイテムとなり、プレミア価格で売れる可能性が非常に高いです。
さらに、作家のサインは作品の真贋を証明する重要な要素でもあります。そのため、サイン入りの骨董品を持っている場合は、専門家による鑑定を受けることを強くおすすめします。
鑑定書を取得することで、その価値が一層明確になり、高額での売却が期待できるでしょう。
鑑定書などがあり、出自や由来が明確
鑑定書や証明書がある骨董品は、出自や由来が明確で信頼性が高いため、買取価格が上がりやすくなります。
骨董品には一定数の偽物が出回っており、中古の骨董品を購入する側は本物である証拠を大切にしています。
骨董品の価値を認める鑑定書を付属することで取引相手から見て偽物のリスクが減り、価格交渉も上手く進みやすくなるでしょう。
また、出自が明確であることは、その品物の歴史的価値や文化的価値を証明するため、コレクターにとって非常に魅力的です。
保存状態が良い
見た目の美しさや機能性が保たれている保存状態が良い骨董品は、通常よりも高く評価される傾向があります。
特に、傷や汚れ、欠けが少ない品物はその価値が一層高まり、適切に保管されていたことが示されると、資産価値が認められ市場価値が上昇します。
保存状態を良好に保つためには、適切な環境での保管が重要であるため、日頃からのメンテナンスを心がけましょう。
【価値あり】高額で売れる骨董品の種類
骨董品の中には、市場で高額で取引されるものが多数存在します。
骨董品の価値は歴史的背景や作家の知名度さまざまな要因によって決まりますが、ここでは高額で売れる骨董品の代表的な種類を紹介します。
それぞれの特徴を理解することで、自分の持っている骨董品の価値を見極める手助けになるでしょう。買取を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
掛軸
掛け軸は、その美しさと歴史的価値から高額で取引されることが多い骨董品の一つです。
特に、有名な画家や書家の作品は、コレクターや愛好家にとって非常に魅力的なアイテムとなります。
掛軸の題材や制作年代も評価に影響するため、希少性の高い作品ほど高い価値が認められます。
保存状態が良く、由緒ある掛軸はより一層高値がつくことがあるでしょう。
絵画
絵画は、芸術的価値と希少性から高額で取引されます。
著名な画家の作品や、その時代を象徴するような絵画は特に人気が高く、美術館やギャラリーでの展示歴があるとさらに高評価になります。
保存状態や鑑定書の有無も価格に大きく影響し、真贋の確認が重要です。これらの要素が揃った絵画は、オークションなどで高額落札されることが多いです。
茶道具
茶道具は、日本の茶の湯文化を体現するアイテムで、その精巧な作りと歴史的背景から高く評価されます。
特に有名な陶芸家や茶人が使用した道具は、その歴史的背景と美しさから非常に高く評価されます。
例えば、千利休ゆかりの茶道具や古代の名品は、コレクターの間で特に高額で取引されることがあります。
書道具
書道具は、名高い書家が使用した筆や硯、墨は、その価値が高く評価され、美しい細工や歴史的な背景がある書道具は特に高額で取引されます。
さらに、使用された墨や筆の質、保存状態が良好であればあるほど、骨董品としての価値が上がります。
書道具の買取価格は数百円から数万円と幅が広く、骨董品として高い価値があるものは数十万円に達することもあるでしょう。
仏像
仏像は、その宗教的な意義と芸術的価値から高額で取引されることが多いです。
特に、古代の仏像や名工の手による作品は、その希少性と美しさから非常に高く評価されます。
木彫りや金属製の仏像は、製作技術や保存状態が良いものほど高値で取引され、仏像の持つ価値は長い時間が経っても色褪せにくいです。
美術品
美術品全般は、その芸術性と歴史的背景から高額で取引されます。
美術品にはそれぞれ独自の物語があり、その物語を知ることでさらに価値が増すことがあります。
著名な作家の作品や希少なアイテムは、想像以上の価値がつくことも少なくないでしょう。
オークションなどで高額落札される美術品は、歴史的意義と美的価値が評価されています。
中国美術
中国美術は、古代の陶器や絵画、書道具などがその歴史的価値と美しさから高額で取引されます。
有名作家の作品はファンの間で人気があり、高いお金を払ってでも手に入れたいコレクターが多数存在しています。
特に、清朝や明朝時代の芸術品は、その歴史的意義と精巧な作りから高額で取引が期待できるでしょう。
陶器・和食器
陶器や和食器は、その美しさと実用性から愛好者の間で高く評価されます。
制作年代や作家の知名度が価格に大きく影響し、著名な陶芸家の作品や希少な品物は高値で取引されることが多いです。
古伊万里や京焼などの伝統的な和食器は、保存状態が良好であれば特に高値がつくことが期待されます。
香木
香木は、その豊かな香りと希少性から非常に高価です。
歴史的な背景を持つ香木や、有名な産地のものは、その価値が高く評価されます。香りの持続性や保存状態が価格に影響を与えるため、適切な環境での保管が重要です。
香木の評価には、香りの品質や樹齢、産地などが大きく関わります。
ペルシャ絨毯(じゅうたん)
ペルシャ絨毯は、その緻密なデザインと高い品質で世界中に知られています。
特に手織りの絨毯や古代のものは、その芸術的価値と歴史的背景から高額で取引されます。
色彩の美しさやデザインの複雑さも価値を高める要素です。ペルシャ絨毯の市場価値は、織りの技術や保存状態によって大きく左右されるでしょう。
骨董品を高く売る5つのポイント
骨董品を売却する際には、いくつかのポイントを押さえることで高額での取引を狙うことが可能です。
骨董品の価値を最大限に引き出し、後悔のない取引を成立させるには以下の5つを意識することが大切です。
- ・付属品はすべて揃える
- ・まとめ売りする
- ・骨董品に貴金属が付いている場合は貴金属に強い買取業者に頼む
- ・自分で修復しない
- ・保存状態をきれいに保つ
これらのポイントをしっかりと理解し、実践することで、骨董品が持つ本来の価値を見逃すことなく、最良の条件で売却することが可能になります。
付属品はすべて揃える
骨董品を売却する際には、付属品や証明書などの関連アイテムをすべて揃えておくことが重要です。
これにより、その骨董品の評価が大きく上昇し、高値での売却が期待できます。例えば、古い時計なら元の箱や保証書、美術品なら鑑定書や購入証明書などが該当します。
付属品が揃っていることで、購入者はその品物の正当性や品質を確認でき、安心して購入することができるため、結果的に市場価値を高められるでしょう。
まとめ売りする
複数の骨董品を持っている場合、まとめ売りすることで、個々のアイテム以上の価値を引き出せることがあります。
特に同じ作家や同じシリーズのアイテムをセットで売ると、コレクターにとって魅力的なパッケージとなり、より高額で取引される可能性が高まります。
また、まとめ売りすることで、買取業者との交渉もスムーズに進みやすく、一度に多くの品物を処分できる利点もあります。
骨董品に貴金属が付いている場合は貴金属に強い買取業者に頼む
骨董品に金や銀などの貴金属が使われている場合、貴金属の価値を正確に評価できる買取業者に依頼することが大切です。
貴金属の価値は日々変動するため、専門知識を持つ業者であれば、最新の相場に基づいた正確な査定を受けることができます。
貴金属が付いている場合は、貴金属の価値も含めた適正な価格で売却することが可能になる買取業者を選ぶようにしましょう。
自分で修復しない
骨董品に傷や汚れがある場合、自分で修復しようとするのは避けた方が良いです。
専門的な知識や技術がないと、かえって価値を損なう恐れがあります。修復が必要な場合は、必ず専門の修復士に依頼し、適切な方法で修復してもらうことが大切です。
専門家による修復は、その品物の価値を維持するだけでなく、場合によっては評価をさらに高めることもあります。適切な修復を施すことで、骨董品の本来の美しさと価値を保ち続けることができるでしょう。
保存状態をきれいに保つ
骨董品の価値を高めるためには、日頃から適切な保存状態を保つことが不可欠です。
紙製品や繊細な素材のものは、保存環境が大きく影響します。直射日光を避け、湿度や温度の管理を徹底し、ほこりや汚れが付かないように注意しましょう。
陶器や絵画などは専用のケースやカバーで保護し、適切な環境で保管することが大切です。適切なケアを施すことで、骨董品の美しさと価値を長期間にわたって維持することができます。
まとめ
骨董品を売る際は付属品や証明書をそろえることで、中古市場から高い評価を得られる可能性を高められます。
大切な骨董品を少しでも高く売るために、日頃から骨董品の状態を良好に保ち、オリジナルの価値を保つことを意識してみてください。
希少価値の高い品物や貴金属を含む骨董品は、専門の買取業者に依頼することで、正確な査定と適切な取引を行うことができます。
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