買取できないお酒の特徴!高価買取されやすいお酒の特徴も紹介!

「飲まなくなったお酒って売れるのだろうか?」「このお酒の価値はどのくらいあるのだろうか?」と疑問に思ったことはありませんか?
お酒を買取に出す際は、お店や業者がどんな基準で査定を行っているか知っておくことが大切です。買取できないお酒や、高価買取されやすいお酒にはいくつかの特徴があり、事前に把握しておくとスムーズに買取を進められます。
高価買取されやすいお酒の特徴には「市場での流通量が少なく希少価値が高いこと」や、「付属品が揃っていて保存状態が良いこと」などのポイントがあり、知っておくことで思わぬ高値につながる可能性があります。
今回の記事では、買取できないお酒の特徴や高価買取されやすいお酒の条件を、プロの視点から詳しく解説します。売却のタイミングや保管方法が査定価格に大きく影響することもあるので、損をしないためにもぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
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買取できないお酒の特徴

まずは、お店や買取業者で買取を断られがちなお酒の特徴8つを確認しておきましょう。
「アルコールの買取大歓迎」と書かれているお店でも、実はものによって買取が難しいケースは少なくありません。知らずに状態を悪化させてしまうと、査定自体が拒否される可能性もあるのです。
具体的には、買取できないお酒の特徴8つは以下の通りです。
- ・開封済みのお酒
- ・賞味期限が近いお酒
- ・液面低下しているお酒
- ・ボトル・コルク・ラベルに劣化や破損が見られるお酒
- ・ボトルやラベルに名前が印字されているお酒
- ・変色・腐敗が進んでいるお酒
- ・正しく保管していないお酒
- ・価格が安いお酒
それぞれ、詳しく解説していきます。
開封済みのお酒
お酒は未開封だからこそ品質や量を保証できます。そのため、開封済みのお酒の買取は、通常行われません。市場で再販する際に「内容物の安全性や品質の保証」が難しくなるのが大きな理由です。
仮に開封済みでも、ボトルのデザインや希少性が非常に高い場合は、例外的に買取する業者も存在しますが、未開封の商品に比べて査定額は大幅に下がります。
誤って一度開けてしまった場合や、保存状態が悪く劣化が疑われる場合は、早めに専門家に相談するのがおすすめです。
賞味期限が近いお酒
ビール・サワー・日本酒などの一部のお酒には、賞味期限や消費期限が定められています。当然ながら、賞味期限が近いと、業者としては品質維持のリスクを抱えることになるため、買取価格が付かない場合があります。
特に日本酒やリキュールの中には、開封せずとも風味や香りが衰えるものがあるため、期限切れ間近のお酒は大きなマイナス要因になります。
もし手元のお酒に賞味期限がある場合は、なるべく早めに買取査定の相談をするべきです。
液面低下しているお酒
液面低下とは、未開封であるにも関わらず、内容量が減っていることを指します。ウイスキーやブランデーなどの蒸留酒、またはコルク栓を使うワインでは、長期保管によって蒸発や液漏れが起き、液面が低下することがあるのです。
液面が下がると、外観の印象だけでなく、中身の減少による品質変化も懸念材料となります。買取業者によっては、未開封であっても「実質的に内容量が保証できない」と判断され、買取不可となる可能性があります。
購入後は直射日光を避け、きちんと栓を締めて適切な場所で保管することで、液面低下リスクを最小限に抑えられます。
ボトル・コルク・ラベルに劣化や破損が見られるお酒
ボトルやコルクの損傷、またラベルの破れや汚れは、外観による価値を大きく損ねます。お酒のコレクターや愛好家の方にとっては、見た目も重要な評価ポイントです。
長期保管中にラベルが日焼けしてしまったり、水滴によって破れたりすると、査定額が大きく下がる傾向にあります。
特に高級酒ほどパッケージの美しさを重視されるため、買取を念頭に置く場合は丁寧に取り扱い、見た目の劣化や破損のリスクを減らす工夫が必要です。
ボトルやラベルに名前が印字されているお酒
結婚記念品や贈答用として個人名・メッセージ・記念日などを刻印したボトルは、再販の需要が非常に限られてしまい、買取不可となるケースがあります。やはり、知らない人の名前が入っていると需要が下がってしまいます。
個人名ではなく、会社名であれば、査定可能となるケースはあります。また、ごく一部の業者では、ラベルを改修できる場合などに、買取対応してくれるケースもありますが、難易度は高めです。
将来、買取も視野に入れるお酒をプレゼントする際は、名前の印字サービスを利用しないでプレゼントすることも考慮しましょう。
変色・腐敗が進んでいるお酒
お酒の見た目が明らかに変色していたり、異臭がする場合は品質が大きく損なわれていると判断されます。こうしたケースでは再販が難しく、買取自体が不可能になる場合が多いです。
特にワインなどは、長期熟成による色の変化と腐敗の区別が難しい場合もあるため、専門の買取業者に評価を依頼すると安心です。
味わいや香りが変化していないつもりでも、ボトルを開けてみると劣化していたというケースもあり得るので、専門家の判断をあおぎましょう。
正しく保管していないお酒
直射日光が当たる場所や高温多湿の環境で保管したお酒は、買取不可となる場合があります。特にワインはデリケートなお酒で、温度・光・湿度の3つの条件のうち1つでも適していないと、風味が大きく劣化するだけでなく、コルクの痛みが進んで液漏れしやすくなります。
温度管理などが適切に行われていないお酒は、たとえ未開封でも品質を保証できないため、業者が積極的に買取を行いづらいです。
ワインや日本酒など繊細なお酒は、適切な温度・湿度管理が重要となるため、ワインセラーなどを持っていない人は早めに買取査定に出してみるのもおすすめです。
価格が低いお酒
一般的に市場価格が低い銘柄や大量生産品のお酒は、需要があっても価格競争が激しいため、買取価格がつかないことがあります。
スーパーなどで安価に流通しているお酒や、期間限定セールで大幅値下げされる商品などは査定対象外となる場合も多いです。
ただし、市販のお酒でも、100本以上などまとまった本数があれば、いくらか買取金額がつくケースもあります。まずは相談してみましょう。
【種類別】高価買取されやすいお酒

続いて、買取市場で特に人気があり、高価で取引されやすいお酒の種類をご紹介します。
お酒の中には、銘柄や製造元の評価、希少性などにより高価買取の対象となるものがあります。普段飲まないまま眠らせている高級酒が、実は驚くほどの価値を持っていることもあります。
また、全ての種類が一律に高値になるというわけではなく、需要と供給のバランスなどの市況によっても価格が変動します。
特に、以下に挙げる7種類のお酒は、世界的にも注目度が高く、コレクター間での人気も根強いです。
- ・ブランデー
- ・ウイスキー
- ・ワイン
- ・シャンパン
- ・日本酒
- ・スピリッツ
- ・中国酒
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
ブランデー
高級ブランデーはフルーティーなアロマと深い味わいが特徴で、特にヴィンテージものはコレクターからの需要が高いです。
レミーマルタン、ヘネシー、カミュ、クルボアジェ、マーテル、などの有名ブランドは知名度が高く、安定して高価格での取引が行われています。特に、バカラ社のボトルに入ったものは非常に高値がつきやすいです。
長期熟成による希少性や、限定品のボトルデザインが評価を受け、高額査定になるケースも少なくありません。
ウイスキー
世界的に人気を集めるジャパニーズウイスキーやスコッチウイスキーは、特に希少な生産年や限定生産ラインだと高価買取の対象となります。
山崎や白州や響などの日本の銘柄は海外でも高い評価を受けており、年数表記が長いものほど高い査定額になりやすいです。サントリー以外だと竹鶴、余市、宮城峡なども人気があります。
また、ボトルデザインや蒸留所の歴史的背景も評価に含まれるため、コレクター向けに高額取引されることが多々あります。
ワイン
有名産地のワイン、例えばフランスのボルドーやブルゴーニュなどは評価が高く、希少ヴィンテージはオークションでも高値がつく可能性があります。
ネームバリューのあるワインはラベルや状態も査定の大切なポイントとなり、完璧に近い保存状態が確認されると高額査定につながりやすいです。
ロマネ・コンティ、シャトー・ペトリュス、シャトー・マルゴーなどの世界的な高級ワインは、飲む目的だけでなく投資対象としても人気が高いため、取引価格が安定しやすいのが特徴です。
近年は、オーパス・ワン、スクリーミング・イーグル、ボンドなどのカリフォルニアワインも高値で買取されるケースがあります。
シャンパン
パーティーやお祝い事で需要の高いシャンパンは、特に人気ブランドの限定ボトルが高価格で取引される傾向にあります。
ドン・ペリニヨンやモエ・エ・シャンドン、クリュッグなどの高級シャンパンは、ボトルの状態やヴィンテージのレアさによって査定額が変動します。
シャンパンの最上位ランクである「プレスティージュクラス」のシャンパンは特に高価買取されやすいです。
また、特別パッケージやアニバーサリーボトルなどはコレクターズアイテムとしての価値が高く、高額買取を期待できるでしょう。
日本酒
十四代など超プレミアムとされる日本酒は、限定流通や入手困難さが加わり、非常に高い買取価格となることがあります。
高度な醸造技術と特定の地域でのみ生産される希少性から、全国に愛好家が多く、需要が常に高いのが特徴です。
熟成させるタイプの日本酒も珍しく、独自の味の深みが評価されることで査定が上がる場合があります。
その他の銘柄としては、黒龍しずく、磯自慢、獺祭磨きその先へ、菊姫菊理媛、田酒、賀茂鶴、飛露喜、蓬莱泉、〆張鶴、久保田萬寿、而今なども人気が高いです。
スピリッツ
テキーラやジンやウォッカは定番の蒸留酒ですが、限定生産のレアボトルや特殊な熟成を経た商品は高値で取引されることがあります。
特にプレミアムテキーラなどは海外での人気が高く、国内でも需要が伸びているため、専門の買取業者で好条件を得やすいです。
一般流通しているボトルでも、付属品やパッケージングが充実している場合は一層査定価格が上がります。
中国酒
中国白酒(バイチュウ)や紹興酒の中でも、高級品は海外市場でも高い評価を受けることが増えています。
特に人気の高い貴州茅台酒(キシュウマオタイシュ)などは、未開封で保存状態が良好なものがオークションで数万円を超える高額をつける例もあります。
年代物や限定品は投資目的でも取引されることがあり、中国国内外を問わず需要が衰えにくいのが大きな特徴です。
高価買取されやすいお酒の特徴

ここでは、高価買取されやすいお酒の共通点4つをご紹介します。査定価格アップを狙う際の参考にしてください。
- ・未開封で保存状態がいい
- ・希少性が高い
- ・人気ブランドのお酒である
- ・箱や付属品がそろっている
上記のようなポイントを意識すると、同じ銘柄や種類であっても査定価格を大きく左右します。
ここで紹介する特徴をしっかり理解しておくと、売り時や査定に出すタイミングを逃さずに済み、より良い条件での取引につながる可能性が高いです。
詳しく見ていきましょう。
未開封で保存状態がいい
お酒の栓やコルクがしっかり密閉されており、温度や湿度などの外的要因からダメージを受けずに保管されていることは、高価買取の条件として重要です。
紫外線を遮る箱入りの状態や、ワインセラーなどで適切に保管されていたお酒は、風味や香りが劣化しにくく、高評価を得やすいです。
特に長期熟成をするお酒では、保存状態の良し悪しが顕著に品質へ影響するため、業者が高額査定をつける大きな要因の一つになります。
希少性が高い
生産数が少ない限定品や、蒸留所・醸造所の閉鎖と関係するお酒、また、シリーズが終了したお酒は希少価値が高まります。
市場で入手が難しいほど、ファンやコレクターの需要が高まり、査定価格が上がりやすくなります。
また、希少ボトルを見逃してしまうケースもありますが、実は、お酒よりもボトルにプレミア価格がつくこともあります。
専門的な知識を有する鑑定士に査定してもらうことで、正当な評価額をつけてもらえます。手放す際には複数の買取業者を比較するのもおすすめです。
人気ブランドのお酒である
知名度の高いブランドや歴史あるメーカーが製造するお酒は、安定した需要があるため、高値で取り引きされやすいです。
世界的に評価されているブランドは海外からの引き合いも多く、取引の幅が広がることで買取価格がさらに上昇するケースもあります。
長い年月を経て確立されたブランドの信頼は、品質面でも高く評価されやすいため査定にプラスの影響を与えます。近年は日本の酒造メーカーにも注目が集まっています。
箱や付属品がそろっている
購入時についていた外箱や説明冊子、特別な栓などの付属品が完備されているのも高額買取の秘訣です。保存状態が良好だと判断されやすく、価値が高まります。
特にプレミアムなお酒の場合、付属品の有無が査定額に大きく影響し、コレクターズアイテムとしての評価が大幅にアップすることが多いです。
ただし、付属品が見つからない場合でも、お酒自体に価値があるケースもあります。付属品の有無にこだわりすぎず、まずはお酒に詳しい買取業者に相談してみるといいでしょう。
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もしご自宅に眠っているお酒があれば、まずは無料査定で、どれくらいの価値があるか確認してみましょう。
「買取ウリエル」の無料査定を活用することで、お酒の状態や市場での需要を即座に把握できるため、売却を検討する際の大きな指針となります。
買取ウリエルでは、お酒の査定に詳しい、経験豊富な鑑定士が在籍しています。
複数本まとめての査定依頼や、付属品の揃ったプレミアムアイテムなどで査定額が優遇されるケースもあるため、自宅にある未開封・高級酒は一度にまとめて見てもらうのもお得です。
疑問点があれば査定前に問い合わせることで、後になって想定外の減額があったり断られたりするリスクを減らせます。買取ウリエルでは、事前相談も買取査定も、すべて無料で承っています。気になるお酒がありましたら、遠慮なくご相談ください。
まとめ
今回の記事では、買取業者が「買取できないお酒」と、「高額買取してくれるお酒」の両方について解説してきました。
お酒の買取をスムーズに行うには、買取不可の特徴や高価買取されやすいお酒の条件をしっかりと押さえておくことが大切です。価値があるうちに早めに査定に出して、納得のいく取引を行いましょう。
改めて要点をまとめると、「買取できないお酒」の要因としては、開封済みや賞味期限切れ、液面の低下、ラベルやボトル状態の悪さ、個人名の印字などが影響します。
一方、「高価買取されやすいお酒」は、未開封かつ保存状態が良好、希少価値の高さ、人気ブランドであること、付属品が揃っていることなどの共通点があります。複数のポイントが重なると、想定以上の高値がつく可能性もあります。
なお、買取可能なお酒でも、保存環境が不十分だと査定額が極端に下がったり、買取を断られたりするケースもあるので注意しましょう。
まずは「買取ウリエル」の無料査定を受け、自分のお酒にどれほどの価値があるのかを確認しましょう。この記事が参考になっていれば幸いです。
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