着物の処分方法とは?捨て方や売る方法について解説
着物の処分方法は「捨てる」だけとは限りません。
他にも「売る」「譲る」「リメイクする」などさまざまな処分の仕方があります。
それぞれ丁寧に解説していますので、着物の処分にお困りでしたら当記事を参考にしてみてください。
着物の処分の仕方は知られていない
現代社会では、着物を着る機会が昔に比べ少なくなっています。
着用機会の減少により、使わなくなった着物が自宅に眠ったままになっていることも数多くあり、そのまま家主の世代交代が進んでいるケースも見受けられます。
これにより、着物の適切な処分方法を知る人が少なくなってきているのが現状です。
着物を適切に処分することは、着物そのものを大切にしていくことや故人の遺志を尊重することにもつながるでしょう。
遺品整理で大量の着物が出た場合
特に着物の処分が必要なケースとして挙げられるのは、遺品整理で大量の着物が出てきた場合です。
亡くなった方が昔ながらの着物をたくさん所有していた事例はありますが、その子ども世代や孫世代ともなると、着物に触れてこなかった人も多いはずです。
そのため、扱い方がわからず処分方法に困っているケースが見られます。
着物の処分の方法はさまざま
あまり知られていない着物の処分方法ですが、それぞれの状況に応じて適切な対応を取ることが求められます。
この記事では、4つの処分方法を詳しく解説していきます。
着物を捨てる
着物の処分方法としてまず挙げられるのは、着物を捨てることです。
一番手っ取り早い手段ではありますが、思い出の品が有効活用されずにそのままゴミとして処理されてしまう方法でもあります。
ゴミとして出す
着物を捨てる際には、可燃ゴミか資源ゴミとして出すことが一般的です。
着物をゴミ袋に入れて、各自治体が定める回収の日に合わせてゴミ置き場に置いておくだけで問題ありません。
しかし、あまりに枚数が多い場合には粗大ゴミ扱いになるケースもあります。
その場合には別途費用が発生します。
捨てる際は自治体のルールを確認する
着物を捨てる際には、自治体のルールに沿って出すようにしましょう。
A市では可燃ゴミとして出す、B市では粗大ゴミとして出すなどそれぞれにルールが定められているため、各市町村のホームページなどで処分方法をチェックしておくことをおすすめします。
着物を譲る
「思い出の着物や故人が大切にしていた着物を捨てたくない」という場合には、着物を譲るという選択肢を取ってみてはいかがでしょうか。
譲る先としては、着物を大切にしてくれそうな友人やNPO・NGOなどが挙げられます。
友人や知人に譲る
着物を譲る先として有力なのは友人や知人です。
故人に縁のあった人だった場合などは、特に喜ばれ大切に使ってもらえる可能性があります。
「思い出の品を無駄にしたくない」「故人の遺志を尊重したい」といった場合に有効な活用方法でしょう。
この場合の注意点は、着物にもサイズがあるという点です。
場合によっては大幅な手直しが必要なこともあるので、譲る人の体型や背格好に合わせた着物を選ぶとより喜ばれます。
NPO団体やNGO団体に寄付する
着物を譲る際には、NPO団体やNGO団体に寄付をするという選択肢もあります。
着物を発展途上国に支援物資として送っている場合や、着物着用の啓蒙活動を行なっている場合など活用方法はさまざまです。
どの方法を取っても結果的に着物が役立つことになるため、社会貢献をしたい人などにはおすすめの方法です。
自分にとっては必要のない着物でも、誰かの役に立つのであれば嬉しくなるものです。
寄付された着物は、団体スタッフが責任を持って必要な場所に送り届けてくれます。
着物を寄付できる団体一覧
・社)日本リ・ファッション協会 不用になった衣料・衣類を回収して活かすプロジェクト「リ・ファッション ラボ」 ・ソザイクルとは | 一般社団法人ソザイクル ・着物の寄付なら|NPO法人運営の寄付団体セカンドライフ ・ご家庭に眠っている 着物や浴衣をご寄付ください – エコ~るど京大|京都大学 環境エネルギー管理情報サイト |
着物をリメイクする
着物をリメイクするというのも、有効な活用方法の一つです。
思い入れがある着物を、バッグやハンカチ、スカート、ポーチなどの日常小物にリメイクすることで、より愛着が沸きます。
自分でリメイクする
自分でリメイクをする場合、試行錯誤しながら作っていくことで、オリジナリティあふれる小物が完成するでしょう。
気に入っていた着物であればリメイクすることで、また違った素材感や柄などを楽しむこともできます。
しかしこの場合には、ある程度の裁縫スキルが必要です。
もし自分でリメイクしたい場合には、インターネットでリメイクアイディアなどを調べてみることも一つの方法です。
着物リメイクサービスを利用する
リメイクをする際には、専門の着物リメイクサービスを利用するという手もあります。
裁縫や手芸が得意ではない人は、この方法を取ってみるといいでしょう。
専門のスキルを持っているため、ワンピースやドレス、スカート、財布などさまざまな服や小物を作ってくれます。
また業者によっては、リメイク前に丸洗いしてよりきれいな状態に仕上げてくれるサービスもあります。
もちろん費用はかかりますが、自分でリメイクするのが難しい場合でも、思い出を大切に残しておけるのでおすすめです。
着物リメイクの専門業者一覧
・着物リメイクのお店カナタツ商店【全国対応/3300円~】 ・着物リメイクのことなら【ラクーンドッグ】東京・埼玉・千葉・神奈川など全国対応 ・オーダー / リメイク| 洋服のお直し・リフォームのマジックミシン |
着物を売る
着物をお金に変えたいという場合には、思い切って売ってしまいましょう。
リサイクルショップやアプリ、オークションに出品するといった方法があります。
リサイクルショップで売る
リサイクルショップは多くの品物を取り扱っているため、着物も引き取ってもらえる場合があります。
手軽に処分できる方法として、検討してみるとよいでしょう。
買取価格の査定を待つ間は、店内で買いものも楽しめます。
しかしリサイクルショップで着物を売る場合、着物に詳しいスタッフが在籍していない場合が多いので注意しましょう。
そのため、リサイクルショップでは正確な価格を付けるのが難しく、着物が安く買い取られてしまう傾向にあります。
フリマアプリやオークションに出品する
自分で着物に値段を付けて納得のいくかたちで売りたいという人は、フリマアプリやオークションに出品してみるとよいでしょう。
メルカリやヤフオク!などは特に高い人気を誇っており、欲しい人に確実に着物を届けられます。
仲介がいないため、手数料などのコストを大きく抑えることが可能です。
また、場合によってはリサイクルショップで売るよりも高値で売れる可能性があります。
しかし、値付けや出品、メッセージのやり取り、梱包、発送といった作業をすべて1人で行わなければいけないため、手間がかかります。
買い手とのトラブルが発生した際には、情報提示や売買のやり取りも必要になってくるでしょう。
買取・下取りに出す
着物を売る際には、専門的な査定士がいる買取・下取りサービスに出してみるのもいいでしょう。
専門の査定士が対応するので、適正な価格で買取できます。
買取方法は状況に応じてそれぞれ選択できます。
出張買取では、査定士が自宅まで出張してくれるので、自宅にいながら査定や買取が完了するため、非常に手軽な方法で人気の買取方法です。
品物の点数が多い場合に手間がかからない点も嬉しいポイントです。
宅配買取は、買取業者に着物を発送するだけで簡単に査定を受けられます。
業者によっては、段ボールなどの宅配キットも無償で提供してくれるため、事前準備も少なくて済みます。
手数料や送料が無料になる場合もあるため、コストを抑えたい人におすすめの方法です。
店頭買取では、査定士が直接着物を鑑定し、査定価格に納得すればその場で買取が完了するスピード感が魅力です。
実際にどの程度の査定額が出るのかを直接確かめてみたいという人は、この方法を取るといいでしょう。
まとめ
ウリエルは業界トップクラスの高価買取に自信を持っています。
「遺品整理に困っている」「これから着る機会はなかなかないだろう」といった着物があれば、いつでも迅速に対応いたします。
もし査定額に納得いただけない場合には、買取をお断りいただくことも可能です。
また、査定士全員が高いスキルを持っており、鑑定や接客に精通したプロフェッショナルも揃っています。
着物の状態や、買取相場、査定額の根拠をわかりやすく丁寧に説明いたしますので、着物買取はウリエルにいつでもお任せください。
2つの買取方法