着物買取2021年09月29日

【着物を高く売るコツ】高級着物の見分け方や買取相場、高価買取のポイントをご紹介!

タンスに眠っていた不要な着物を買取に出すとき、できるだけ高く売るのが理想ですよね。

高級着物が高価買取されるのは周知の通りですが、無名着物(ノーブランド)でも買取可能なのか気になる方もいらっしゃるでしょう。

今回は、高価買取のポイントや無名着物でも高く売るコツをご紹介しますので、着物整理にお役立てください!

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高級着物と無名着物の見分け方

いろいろな着物生地

高級着物であるか無名着物であるかの違いは、買取の査定額に大きな差が出ます。

一方で、持っている着物の価値がよくわからないこともあるかもしれません。

着物の価値を判断するためには以下のポイントを押さえておきましょう。

落款の有無

落款(らっかん)とは、「落成款識(らくせいかんしき)」の略であり、作品が完成した日付や作家名、識語を書き記す行為またはその印のことです。

サインのようなもので、有名作家ものや伝統工芸品であることを証明します。

おくみや衿先にあることが多く、よく似たデザインの着物があっても落款を見れば着物の価値を判断できます。

有名作家や伝統工芸品以外にも、駆け出しの作家が落款を入れていることもあるため、落款を見つけたら誰の作であるのか確認してみましょう。

証紙の有無

証紙とは、着物の生産地や織元、原材料名、織り方などが記載された「着物の証明書」です。

伝統工芸品の組合に所属する織元の作品に付属されることが多く、なかには有名作家の経歴を記したものもあります。

仕立て前の着物の場合、裾の端にあるのが基本で、仕立てた後は裁断されています。

落款と同様に着物の価値を決める証であるため、証紙があれば高級着物だとわかるでしょう。

また、稀に高級な着物であっても、伝統工芸品の組合に登録していないがために証紙がない場合もありますので、その場合は査定に出して確かめましょう。

生地の素材

着物にはさまざまな素材の生地が使われ、当然その素材も重要な判断材料の一つです。

一般的には「絹」で織られた着物が高級とされ、なかでも「絹100%」である正絹は高値で取引される傾向にあります。

比較的安価な着物の生地には、麻・木綿や、ウール・ポリエステルといった化学繊維のものが使われています。

手間のかかる製法か、大量生産されたものか

着物は、さまざまな色の糸を何重にも織って作られますが、高級着物はその手間をより多くかけています。

たとえば「羽二重」は経糸と緯糸を交差させて織るため、完成までに膨大な時間と手間がかかります。

対して、機械織りなどで大量生産された着物は、職人が手がける着物に比べて買取価格は劣るでしょう。

無名着物(ノーブランド)でも売れる?

暖色の着物生地

高級着物ではないからといって諦める必要はありません

有名作家ものでもなく、伝統工芸品やブランドものでもない無名着物でも売れる可能性は十分にあります。

無名着物は大量生産されていて安価な素材であることが多いですが、保存状態・装飾・デザインによって対応は異なります。

ここでは高価買取のポイントを見ていきましょう。

無名着物(ノーブランド)でも高価買取の可能性があるもの

高価買取が期待される無名着物は次のようなものです。

未使用品

たとう紙と着物

購入してから1度も使用していない着物は、高額で買い取ってくれる可能性があります。

新品とほぼ同じような状態であるため、無名着物でも大いに需要が期待できためです。

その際に、仕付け糸を付けたままたとう紙に包み、折りジワやたたみジワを防止する布を挟んでおきましょう。

何より未使用品であることを示すのが重要です。

アンティーク着物

アンティーク着物とは、主に大正から昭和初期頃に縫製された着物のことです。

和洋が融合したレトロなデザインと独特な技法が特徴で、今でも一部の人に人気があります。

現代の華やかさとは雰囲気の異なるアンティーク着物は、無名着物であってもある程度の需要が見込めるでしょう。

その中でも保存状態がよいこと、落款や証紙が付属していること、大きめのサイズであることが高価買取のポイントです。

アンティーク着物の買取はこちら

正絹の着物、金糸や銀糸を使用している着物

先述したように、絹100%の正絹の着物は、高額で取引されます。

これは中古品であっても同様で、需要は衰えません。

また、高級着物によく使われる通称「ラメ糸」と呼ばれる金糸・銀糸が含まれているのも高価買取のポイントです。

人気の柄の着物

着物の柄によって需要に差があり、買取額にも影響します。

特に人気が高い着物の柄は次の通りです。

柄の種類特徴
割付文様1つの柄を規則正しく並べた文様
植物や自然を描いた文様梅・桜・菊・雪・霞など
動物「鳥獣戯画」に登場する兎・蛙・猿など
季節に沿った柄春・夏・秋・冬の季節を表したもの

また、植物や自然、季節の柄は、その柄の当てはまる季節に需要が高まる傾向にあります。

丈の長い着物

丈の長い着物は、着る人が限定されないため高値も期待できるでしょう。

着る人の身長が高ければ、そのまま着用したり低ければ生地を詰めたりできるのが理由です。

着物は洋服と違い、着付け方で多少の調整ができるため、長い丈のほうが需要もあります。

有名人がプロデュースした着物

有名芸能人が着ていた着物やプロデュースした着物は話題性が高く、高値で買い取られる場合があります。

しかし、着物市場に影響があるのは話題になっている一時のみです。

その着物が注目を集めている内に査定に出しましょう。

無名着物(ノーブランド)を高く売るコツ

無名着物でも使用度や質、柄によって高価買取が期待できます。

それ以外にも、査定への出し方やタイミングを一工夫してみましょう。

無名着物をより高く売るコツをご紹介します。

セット品はまとめて査定に出す

着物の購入時にセットになっていた帯や和装小物、上着などは一緒に査定へ出しましょう。

付属品も合わせることで、着物単体の査定額よりも高くなる可能性があります。

また、着物を入れていた収納袋や箱、証紙もあれば、捨てたり紛失したりしないよう大切に保管し、査定時にお持ちください。

できるだけきれいにしてから査定に出す

何度か使用した着物であっても、状態が整って高く売れるかもしれません。

日々のメンテナンスはもちろん、査定前に軽くお手入れをしておきましょう。

自宅で簡単にできるお手入れ方法として、まず、やわらかいタオルで着物に付いた埃などを落とします。

シミなどの汚れは無理に落とそうとせず、専門のクリーニング業者にシミ抜きの依頼をしましょう。

ただし、査定額がクリーニング代を上回るとは限りません。

また、擦ったり洗剤を使ったりすると、着物の価値を下げかねません。無理のないお手入れを心がけましょう。

複数の買取業者で相見積もりを

着物の査定は、専門の買取業者に相談するのがおすすめです。

しかし、着物を専門とする買取業者でも、査定額に差が出ることがあります。

できれば複数の買取業者から相見積もりを取り、査定額に納得したところで買取を依頼しましょう。

最近では無料査定を実施している業者も多いため、いくつかの業者の査定を受け、最も高額であったところに売るのがベストです。

需要が高まるタイミングで売る

着物は1年を通して需要がありますが、入学式・卒業式・成人式のシーズン前は、中古品を求める人が多い傾向にあります。

そのため、訪問着・袴・振袖といった種類の着物は、売るタイミングに気を付けましょう。

また、梅や桜、雪が描かれた着物、四季に沿った柄の着物も季節によって買取価格が変動します。

これらの着物はイベントや季節が訪れる少し前に査定へ出してください。

帯が高く売れることも

着物の帯

着物以外に帯が高く売れることもあります。

フォーマルなシーンでも活躍する袋帯・丸帯・名古屋帯、カジュアルな装いに使われる半幅帯、男性用の角帯は買取対象です。

なかでも袋帯や名古屋帯は、金糸・銀糸があしらわれた煌びやかなものが多く、高値が付けられます。

戦前の主流であった丸帯は、今ではあまり見かけませんがアンティーク帯として好まれる傾向にあります。
古くても華やかな帯を売りたいときには、着物に添えて一緒に査定へ出しましょう。

帯の買取についてはこちら

着物の格と買取相場

着物を売るときに気になる方も多い買取相場は、以下の通りです

有名作家ものや伝統工芸品などを除いた一般的な着物の種類をまとめましたので査定に出す際の参考にしてください。

着物の種類 買取価格相場
第一礼装 留袖 ~20,000円前後
略礼装着 振袖 ~40,000円前後
訪問着 ~40,000円前後
付け下げ ~40,000円前後
色無地 ~50,000円前後
その他 アンティーク着物 ~70,000円前後

着物の保管状態によっては、相場よりも低い査定額になったり値が付けられなかったりする場合があります。

日頃のメンテナンスをこまめに行い、できるだけ高く買い取ってもらえるようにしておきましょう。

高価買取の対象となる着物とは?

村山大島紬の着物

これまで、高価買取の対象となりうる無名着物をご紹介しましたが、高級着物は作家ものであること、伝統工芸品であることがポイントです。

高価買取がされやすい作家ものと代表的な伝統工芸品について知っておきましょう。

有名作家着物

有名作家が手がけた着物は「作家もの」と呼ばれ、高額で買い取られる傾向があります。

着物の作家は、染物・織物・刺繍の3つのタイプに分かれます。

なかでも人間国宝とされる作家の着物は、より高値での買取が期待されるでしょう。

有名作家の着物には、証紙や落款があるのが特徴です。

作家着物の買取についてはこちら

大島紬

大島紬は、鹿児島県の奄美大島で生産される紬で、世界三大織物の一つです。

1,300年もの古い歴史があり、奈良の東大寺の献物帳にも名が残っています。

正絹を素材とし、泥染めという染色方法によって美しく仕上げられているのが特徴です。

着物を着る人なら誰もが知っている高級品と言えるでしょう。

京友禅・加賀友禅

京友禅は京都の伝統工芸品、加賀友禅は石川の伝統工芸品です。

見た目が似ているために混同しがちですが、京友禅は水玉模様や唐草模様、加賀友禅は植物をモチーフとした文様が特徴です。

友禅染めの着物は、すべて職人の手作業で作られるため、価値が高いとされています。

江戸小紋

江戸小紋は、江戸時代に栄えた着物であり、武士の裃(かみしも)に使われていました。

遠目には色無地に見えるのですが、着物全体に小さな柄を配しているのが特徴です。

武士の文化をよく表しており、経済産業省から伝統工芸品の指定を受けています。

実際に武士の裃にあしらわれていた裃小紋という柄には、より高値が付けられます。

着物の評価を下げてしまうポイント

着物 カビ

着物の買取の際、次のようなものは着物の評価を下げてしまう恐れがあるため注意しましょう。

状態が悪すぎる着物

シミが広範囲に広がっているもの、カビや虫食いによる劣化があまりにひどいものは、値が付けられないことがほとんどです。

そうならないために、日頃から日当たりや湿気に注意し、たとう紙などに包んで大切に保管しましょう。

大量生産された希少性の低い着物

機械織りなどで作られた着物は、大量生産を目的としているため、希少価値がありません。

また、そうした着物は、麻や木綿、ポリエステルなどの安価な素材を使っているのが特徴です。

人気ブランド品や芸能人が着ていた着物の場合は高値で査定される可能性がありますが、それ以外のものは高価買取の評価が期待できないでしょう。

丈が短い着物

丈が短い着物は身長に合わせた調整ができず、着る人が限定されます。

そのため、高価買取につながりにくいのが現状です。

持っている着物を売りたいときは、くれぐれも丈や袖を自分で切ってしまわないように注意しましょう。

着物を高く売るにはどこがおすすめ?

考える女性

着物を少しでも高く売りたいなら、着物の買取専門店に査定を出すのがおすすめです。

なぜなら、着物の買取専門店にはプロの査定士がおり、着物の買取相場をよく理解しているからです。

それぞれのポイントを押さえ、自分の希望に合った買取先を選びましょう。

買取専門店

着物の買取専門店は、着物の買取相場を基準に査定し、適正価格で着物を買い取ってくれるのが特徴です。

また、着物の専門知識や経験豊富な査定士が査定するため、着物を的確に評価してくれます。

無名着物であっても、生地や柄、希少性によって高値が付くかもしれません。

だからこそ、着物を高く売るなら着物の買取専門店がベストなのです。

着物を高く売るなら買取専門店のウリエルへ!

質屋

そもそも質屋とは、品物を担保としてお金を貸す貸金業者です。

着物の買取相場を基準にしておらず、プロの査定士もいません。

そのため、着物の高価買取はおろか適正価格での買取も難しいでしょう。

リサイクルショップ

リサイクルショップは最も私たちの身近にある買取業者です。

しかし、リサイクルショップでの査定は社内規定をもとに行われており、着物の価値や買取相場を重視していません。

着物を専門とする査定士もいないことがほとんどで、相場よりも低く買い取られしまう恐れがあります。

フリマアプリ

フリマアプリは、自宅で出品・取引できる手軽さが人気を博しています。

また、多くのユーザーが閲覧できるため、買い手が見つかりやすいのがメリットです。

最近では、着物を普段着やファッションの一部として使用する人や、ハンドメイドの素材として利用する人が多く、着物の取引が増加しています。

なかには着物の価値を理解しているユーザーもいるため、着物の買取相場の範囲内で売れるかもしれません。

しかし、素人同士のやり取りになること、値下げ交渉などがあることに注意しておきましょう。

悪質な業者に注意

バツマークの棒

着物の買取業者の中にはトラブルとなりうる悪質なところもあります。

着物を持っている人や査定を検討している人は、次のような悪質な業者に注意してください。

・飛び込み訪問による着物の押し買い
・着物を本来の価格よりも安く手に入れようと買い叩く
・査定に必要な古物商許可証を提示しない
・貴金属や宝石も無理に買い取ろうとする
・宅配買取の査定後に着物が紛失または汚れている

押し買いとは、断っても無理やり品物を買い取ろうとすることです。

普通の買取業者であれば押し買いはもちろん、自宅に突然訪問して買取を迫ることもありません。

全く覚えのない業者が訪問買取に来た場合には、注意して対処してください。

また、悪質な業者は、着物を査定に出した際に、本来の着物の価値よりも大幅に安い金額を提示してくることがあります。

そういった被害に遭わないために、いくつかの買取業者に査定を依頼し相見積もりを行うなどの対策をしましょう。

買取専門店ウリエルでは、このような買取は一切行なっていません。

知識と経験豊富な査定士がおりますので、安心してご利用いただけます。

どんな買取方法がある?

いろいろな着物

着物をより高く売るためには、ぜひ出張買取をご利用ください。

出張買取には多くのメリットがあり、着物の高価買取につながることもあります。

他にも、出張買取・店頭買取・宅配買取の3つの方法があるため、そのときの都合によってうまく活用しましょう。

出張買取

「出張買取」は、査定士が依頼者の自宅へ出向き、その場で査定・買取を行います。

品物を持って店頭に行く必要がないのがポイントです。

また、自宅に保管されたままの状態で査定に出せるため、移動によってシワや汚れが付く恐れもありません。


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つまり、最も綺麗な状態の着物を査定士に見せることができるのです。

そのため、出張買取では、着物の価値を高く評価される可能性が上がります。

「品物の数が多い」「高価なものを持ち歩くのが不安」といった人におすすめです。

店頭・持ち込み買取

「店頭買取」は、予約をしなくても気軽に立ち寄り、査定・買取をできるのがポイントです。

売りたいときにすぐに査定に出すことができ、査定額に納得がいけば、その場で現金化してもらえます。

「着物をすぐに手放したい」人にピッタリの方法です。

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宅配買取

「宅配買取」は、着物を自宅で梱包・発送し、査定を依頼します。

すきま時間に品物を発送するだけでよく、店舗までの移動時間や交通費などがかかりません。

「多忙で時間がとれない」「遠方に住んでいるため店頭に行くのが大変」といった人に向いています。

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着物を高く売りたい方は、高価買取に自信のある「ウリエル」へご相談ください!

虫眼鏡と電卓

無名着物であっても使用度や質、柄によって高価買取の可能性があります。

高級着物は自分でもその価値を理解しておき、大切に保管しておきましょう。

ウリエルでは、お客様の大切な着物を知識豊富な査定士が一つひとつ査定いたします。

着物を高く売りたい方は、高価買取満足度第1位のウリエルにぜひご相談ください!

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