エルメスで高く売れるもの!定価以上で売るにはどうしたらいい?

エルメスはラグジュアリーブランドの中でも特に高級なイメージがあるため、中古市場でも高額で取引されることが多いブランドです。中には定価を上回る価格で売買されるケースもあり、投資的な側面で注目されることもあります。
この記事では、エルメスのバッグを中心に高く売れる理由や、なるべく高額で売却するためのコツを詳しく解説していきます。実際にエルメス製品を売る際に覚えておきたい査定アップのコツもお伝えします。
なお、エルメス製品の買取をご検討の方は電話やメールからウリエルの無料査定をご利用ください。
エルメスが高く売れる理由は?

エルメスは1837年創業の老舗ブランドであり、その歴史の長さと伝統を守ってきたクラフツマンシップが大きな魅力です。
エルメスがなぜこんなにも高く売れるのか、その理由は以下の通りです。
- ・エルメスブランドが高いため
- ・生産数が少なく希少性が高いため
- ・定価が高騰し続けているため
- ・VIPやお得意様から優先されるため
ここでは、これらのエルメスが高く売れる理由について詳しく解説します。
エルメスブランドが高いため
創業以来の長い歴史と高品質を保ち続けているエルメスは、ラグジュアリーブランドとしての地位を確立しています。顧客層も富裕層やコレクターが多く、ブランドイメージが確固たるものとなっており、中古品でも高額で取引される大きな要因です。
エルメスの製品は流行に左右されないデザインで知られており、特にバッグやレザーグッズは「一生もの」として使い続けられることが多いです。
一つひとつのアイテムに対する徹底した品質管理は、大量生産品では得られない特別感を生み出します。結果として一度購入したアイテムの希少性が保たれ、長期間にわたって高値が維持されるのです。
ブランド力が高いことで、古いモデルであっても市場価値が下がりにくい傾向があります。昔の限定デザインやレア素材のモデルなどは、コレクターからの需要が特に根強いのが特徴です。
生産数が少なく希少性が高いため
エルメスでは、製法を厳格に守りながら生産数を制限することで常にプレミアム感を維持しています。すべての作業工程に手間と時間がかかるため、量産が難しく結果として市場に流通する数自体が少ないのです。
この希少価値の高さは特にバーキンやケリーなどの定番モデルに顕著で、欲しいと思ってもすぐに手に入れられないことがプレミアム価格を生む一因となっています。実際、中古市場でも新古品など状態のよいものには高値がつきやすい傾向があります。
例えば、年間に生産されるバーキンは約12,000個程度とされており、世界中のエルメス愛好家からの需要に対して、供給がまったく追いついていない状況です。
限定素材や特別色などのリミテッドアイテムはさらに希少価値が高まるため、定価以上での取引が起こるケースも珍しくありません。
定価が高騰し続けているため
エルメスは毎年のように定価を改定しており、全体として価格が上昇傾向にあります。そのため、少し前に購入したアイテムであっても、現在の定価に合わせて評価額が高くなる可能性があります。
例えば、バーキン30(トゴ素材)は、2000年頃には90万円台で購入できましたが、2023年の価格改定後には定価が160万円を超え、2024年にはさらに190万円以上に値上がりしています。
特に人気の高いモデルや限定品は需要が強く、定価上昇の影響がダイレクトに反映されやすいです。新品同様の状態であれば、発売時の購入金額よりも高く売れる場合もあるのです。
こうした定価の高騰に伴い、中古品においても値崩れが起こりにくく、結果としてプレミア価格がつきやすいのもエルメスの魅力の一つといえます。
VIPやお得意様から優先されるため
エルメスにはVIPやお得意様として認められた顧客が優先的にレアアイテムを購入できるシステムがあります。こうした仕組みはブランドの特別感をより強固にし、一般顧客にとっては手に入れる機会が限られる傾向にあります。
欲しくてもすぐには手が届かないことが、中古市場での価格をさらに押し上げる要因となっています。コレクターが求めているモデルやカラーは、通常の定価を大幅に上回った取引が行われることも珍しくありません。
そのためVIP向けの限定カラーやスペシャルオーダー品は、市場価格が高騰しやすいです。こうした商品の取引を狙うバイヤーたちが、こぞって高値をつける構図が成立しているのです。
さらにVIP顧客に向けては「パーソナルオーダー」と呼ばれる特別サービスがあり、これらの非常に希少なアイテムは、中古市場ではさらに高値で取引される傾向にあります。
エルメスはバッグが一番高く売れる

エルメスの代表的なアイテムといえばバッグですが、なぜ特にバッグが高額で取引されやすいのでしょうか。
エルメスの中でも特にアイコニックなのが「バーキン」や「ケリー」といったバッグシリーズです。これらは見た目の美しさはもちろん、高い実用性と取り回しの良さを兼ね備えており、永遠のステータスシンボルとして君臨し続けています。
一方で流通量が非常に限られているため、希少性が高いモデルは需要が集中しやすいです。その結果、市場に出回る中古品であっても高値がつきやすく、場合によっては定価以上での売買が行われることもあります。
エルメスのバッグで高く売れるモデル一覧

エルメスバッグの中でも象徴的なものは、バーキン、ケリーを筆頭に、リンディやコンスタンスなど多彩です。多くのモデルがありますが、その中でも中古市場で人気が高く、高値で取引されやすいモデルは以下の通りです。
- ・バーキン
- ・ケリー
- ・ミニケリー
- ・ケリードール
- ・リンディ
- ・ボリード
- ・コンスタンス
- ・エヴリン
- ・ガーデンパーティー
- ・ピコタンロック
ここでは、これらのエルメスの代表的なバッグモデルについて、その特徴や買取相場について詳しく解説します。
バーキン
エルメスを代表するバッグと言えばバーキン。豊富なサイズ展開の中でも特にバーキン25や30は常に人気で、小さめのサイズは希少価値が上昇しやすいのが特徴です。
世界中のセレブやコレクターから高い支持を得ており、定価以上になるレアモデルも多数存在します。特にヒマラヤと呼ばれる希少カラーやクロコ素材などはプレミア価格がつくことも。
流通量が限られ、需要が途切れないため常に強い相場を形成しています。状態や付属品が揃っていれば、驚くほどの高額査定も期待できるモデルです。
買取相場はサイズや素材、カラー、状態によって大きく異なりますが、バーキン25(トゴ素材)は約〜320万円、バーキン30(トゴ素材)は約〜350万円程度が目安となります。
特に希少なモデルやクロコダイルなどの高級素材を使用したものは、さらに高額になることもあります
ケリー
バーキンと並ぶエルメスの代表作がケリー。上品なフォルムとシンプルな金具が特徴で、正統派のエレガンスを求める女性に特に人気があります。
優雅な印象とは裏腹に、中古市場では非常に活発に取引されており、市場相場も常に高めに推移しています。人気サイズは25や28などで、こちらも小さめサイズほど需要が高まっているようです。
製造年や素材によっては高値になりやすく、新品同様なら定価超えも十分にあり得る逸品です。
買取相場はサイズや素材、縫製タイプによって異なりますが、ケリー25(トゴ素材)は約〜340万円、ケリー28(トゴ素材)は約〜300万円程度が一般的です。
バーキンと同様に、近年は小さいサイズの人気が高まっており、25cmや28cmが特に高値で取引されています。
ミニケリー
近年加速度的に需要が伸びているのがミニサイズのケリーです。携帯性が高く、ファッションのアクセントにもなることから、手に入れるのが一段と難しくなっています。
通常のケリーよりも生産量が少なく、カラー展開も限られているため、運良く見つけられたとしても相応のプレミアム価格がついていることがあります。
状態が良ければ定価以上での売却も期待できるため、ミニケリーをお持ちの方は、売り時を見極めることで高額査定が狙いやすいです。
買取相場は、使用されている素材やカラー、状態によって異なりますが、ミニケリー(エプソン素材)の場合、約〜200万円程度が一般的です。特に人気のカラーやレア素材を使用したモデルは、さらに高値で取引されることもあります。
ケリードール
かわいらしいデザインが特徴のケリードール。集めているコレクター層も少なくなく、稀少性が高いためプレミアム価格になりやすいバッグです。
一般的なケリーよりもさらに入手困難で、限定カラーや素材が登場すると瞬く間に完売します。そのため、状態の良い中古品は高値がつきやすいといわれています。
ほかのエルメス製品と同様、付属品や証明書が揃っているとより高額査定に繋がりやすいです。
買取相場は、素材やカラー、状態、希少性によって大きく異なりますが、通常の状態の良いケリードールであれば、約〜90万円程度が一般的です。特に希少なカラーや限定モデルは、さらに高値で取引されることもあります。
例えば、ブラックのヴォーガリバー素材のケリードールは約85万円、ルージュアッシュのヴォーガリバー素材のもの~75万円の買取が期待できます。
リンディ
バーキンやケリーよりもカジュアルな印象で、デイリーユースしやすいのがリンディの魅力。とはいえエルメスらしい上質さは健在で、落ち着いた高級感が人気を集めています。
サイズやカラーによって買取価格に差が出るものの、クロコダイルや人気カラーは高額査定の可能性大。最近では小さめリンディがトレンドとなっており、中古市場での取引も活発です。
リンディは軽量で機能性に優れていることから、新品・中古問わず安定した需要があります。ライフスタイルに合わせて使い勝手が良い点も評価の高さに繋がっています。
買取相場はサイズや素材、カラー、状態によって異なりますが、リンディミニ(トリヨンクレマンス素材)は約〜150万円、リンディ26(トリヨンクレマンス素材)は約〜130万円程度が一般的です。
ボリード
ラウンドフォルムが可愛らしく、エルメスの歴史ある定番モデルとして根強い人気を誇ります。バーキンやケリーほどの知名度はないものの、その分レア度が上昇するモデルも存在します。
シンプルながら上品なデザインは、多くのシーンで使いやすいのが魅力。ヴィンテージ品でも美しく保管されている、とくに古い年代のボリードはコレクターに好評です。
希少素材や限定色であればプレミア価格がつく場合もあり、実はエルメス通にとっては注目度の高いバッグの一つといえます。
買取相場はサイズや素材、シリーズによって異なりますが、ボリード27(エプソン素材)は約〜100万円、ボリード1923ミニ(エプソン素材)は約70〜100万円程度が一般的です。
近年は小型のモデルや、「ボリード1923」シリーズの人気が高く、これらは比較的高値で取引される傾向にあります。
コンスタンス
大きな“H”バックルが目を引くコンスタンスは、エルメスの中でもモダンな印象を与える人気モデル。使いやすいショルダーバッグタイプで、スタイルにも合わせやすい点が魅力です。
実はバーキンやケリーほど生産数が多いわけではないため、カラーや素材の選択肢は限りがあります。その分市場では常に需要が先行しており、高額査定が期待できます。
特に定番色である黒や赤系統は人気が高いため、状態が良ければ定価以上の取引がなされることもめずらしくありません
買取相場はサイズや素材、バージョンによって異なりますが、コンスタンスミニ(エプソン素材)は約〜250万円、コンスタンス24(エプソン素材)は約〜230万円程度が一般的です。
コンスタンスも他のエルメスバッグ同様、小型サイズや新作モデルは定価を超える価格で取引されることも珍しくありません。
エヴリン
エルメスらしい高級感とカジュアルさを併せ持ち、男女問わず使いやすいのがエヴリンの魅力です。ショルダーバッグとしての機能性が高く、普段使いにもしっかり対応できます。
素材によっては軽量で持ち運びがしやすく、着こなしのアクセントにもなるデザインです。中古市場でも人気は高く、人気カラーや小サイズは価格が上振れする傾向にあります。
使い勝手の良さが高く評価されているバッグゆえに、多少使用感があっても高値がつきやすいです。
買取相場はサイズやバージョン、素材、カラー、状態によって異なりますが、エヴリンTPM(トリヨンクレマンス素材)は約〜45万円、エヴリンPM(トリヨンクレマンス素材)は約24万円程度が一般的です。
近年は小型のTPMサイズの人気が高まっており、特にブラックや人気カラーのものは高値で取引される傾向にあります。
ガーデンパーティー
シンプルなトートタイプのバッグで、エルメスの中では比較的カジュアルな印象を与えます。容量が大きく実用性が高いため、日常使いにも適しているのが人気の理由です。
素材やカラーが豊富に展開されており、自分好みのモデルを見つけやすい点も魅力と言えます。定番色の黒やナチュラル系のカラーは需要が安定し、高価買取につながりやすいです。
外観がシンプルながら、エルメスの優れた品質や耐久性を備えている点が評価されており、根強いファンが多いモデルです。
買取相場はサイズや素材、カラー、状態によって異なりますが、ガーデンパーティー30(ネゴンダ素材)は約〜70万円、ガーデンパーティー36(ネゴンダ素材)は約〜65万円程度が一般的です。
ピコタンロック
コロンとした丸みのあるデザインで、可愛らしい雰囲気を持つピコタンロック。エルメスらしい上品さと、持ちやすさのバランスが人気の理由となっています。
近年は小ぶりなバッグがトレンドということもあり、ピコタンの需要は急上昇中。手に入りにくいカラーや希少素材がリセールバリューを高める要因です。
コンパクトながら収納も意外としっかりしており、普段使いに適した機能性も評価されています。こうした背景から、中古市場での高額査定も期待できるモデルです。
ピコタンロックの買取相場はサイズや素材、カラー、状態によって異なりますが、ピコタンロックPM(トリヨンクレマンス素材)は約〜70万円、ピコタンロックMM(トリヨンクレマンス素材)は約〜70万円程度が一般的です。
高く売れるエルメスバッグの特徴

バッグによって評価が変わる要素は、素材とサイズ、カラー、金具の色など多岐にわたります。製造年が新しい商品は需要が高く、査定でも優位に働く可能性があります。
エルメスのバッグでより高額査定を狙えるポイントには以下の特徴があります。
- ・ゴールド金具
- ・保存状態がいい
- ・製造年が新しい
- ・人気カラー
- ・サイズが小さい
- ・素材が希少で人気
- ・付属品がそろっている
ここでは、これらの高く売れるエルメスバッグの特徴について詳しく解説します。
ゴールド金具
エルメスの金具にはゴールドやシルバー、パラジウムなどいくつか種類がありますが、中でもゴールド金具は華やかで高級感が際立ち、幅広い層から人気を集めています。
リセールバリューも高い傾向にあり、同じモデルでも金具の色が違うだけで査定額に差が出ることがあります。そのため、ゴールド金具のアイテムは中古市場でも特に注目され、プレミア価格がつきやすいのが特徴です。
金具の種類以外にも特殊なカラーとして「パーマプラス」「ピンクゴールド」「ルテニウム」「ブラック」などがあり、特にブラック金具は希少性が非常に高く、「SO-BLACK」と呼ばれる限定シリーズに使用されています。
こういった特殊な金具が使われているバッグは、さらに高額査定が期待できます。
保存状態がいい
エルメス製品は素材の質が高いとはいえ、ほこりや湿気、直射日光などの影響を長期間受けると劣化してしまいます。汚れや小さな傷が目立つと査定額が下がるリスクが高まります。
日頃から清潔な布で拭き、適切な通気性を確保することで、光沢や型崩れを防ぐことができます。保管場所も直射日光や湿気の多い場所は避けるのがポイントです。
外装だけでなく、内側に汚れが残っていないかなども確認し、常にきれいな状態を保つことで高額買取につなげることができます。
傷や汚れが見つかった場合でも、自分で修理や色の修正を試みることは避けるべきです。素人の修理はかえって価値を下げてしまう可能性があります。
どうしても修理が必要な場合は、エルメスの正規店に依頼するのが最善です。他の修理店に依頼すると、正規の修理やサポートが受けられなくなる可能性があります。
製造年が新しい
基本的に製造年が新しいほど、革の状態が良く、デザインやカラーも最新トレンドに近いため中古市場の需要が高いです。
最近の年式であればあるほど、消耗が少ないと判断されやすく、高めの査定を受けやすい傾向にあります。特に新品や未使用に近い状態であれば、プレミアム価格がつく可能性が高まります。
例えば、バーキン30(黒、トゴ素材、シルバー金具、Aランク)の場合、2016〜2021年製(5年以内)なら約170万円です。
2010〜2015年製(5年以上経過)なら約150万円、2009年以前(10年以上経過)なら約100〜120万円と、5年経過するごとに20〜30万円程度下がっていく傾向があります。
もちろん古いモデルでもレア素材や限定色など付加価値があれば高額となるケースもありますが、新しさは大きなポイントの一つと言えます。
人気カラー
エルメスの定番カラーであるブラックやゴールド、エトゥープなどは時代を問わず人気が高く、高額買取を期待しやすい色です。派手な色味よりも、どんなシーンにも合わせやすい無難なカラーが安定した需要を誇ります。
具体的な買取価格の例を見ると、バーキン30(トゴ素材)の場合、ブラックが約200万円前後、エトゥープが約205万円前後、ゴールドが約180万円前後となっており、同じモデルでもカラーによって20〜30万円もの差が生じることがあります。
一方で、シーズンや流行によって突発的に人気が出るカラーも存在します。レアカラーは市場で希少性が評価され、定価を上回る取引もあり得ます。
売却を検討しているバッグのカラーが旬の人気色であれば、一気に相場が上向く可能性を見逃さないようにすることが重要です。
サイズが小さい
ここ数年、小ぶりなハンドバッグやショルダーバッグがファッショントレンドとして注目を浴びています。エルメスのバーキン25やケリー25などは、特に高い需要を獲得しています。
サイズが小さいほど稀少性が高まり、日常使いに便利と感じる方も増えているため、中古市場の巡回が活発になりやすいのです。
持ち運びが楽でファッション性も高いという点が、多くのエルメスファンを惹きつけています。そのため小さいサイズは査定でも高水準を得やすいといえます。
例えば、バーキンの場合、サイズ別の査定額を比較すると、25cmが約220万円前後、30cmが約200万円前後と、サイズが小さいほど買取価格が高くなっています。
ケリーも同様の傾向があり、28cmが約190万円前後、32cmが約130万円前後と、小さいサイズほど高評価されています。
素材が希少で人気
エルメスにはクロコダイルやオーストリッチなど、通常の牛革よりも希少価値の高い素材が存在します。こうした素材を使用したバッグは流通量が極めて少なく、市場で高額になりやすいのが特徴です。
形やカラーだけでなく素材自体の希少性がエルメスの魅力の一端を担っており、高級感もひときわ際立ちます。中古市場でもプレミアム価格が当たり前とされる素材も多いです。
手に入りづらい素材ほどレア度が高く、それだけ需要も高いので、希少素材をお持ちの方は査定額に期待ができます。
例えば、バーキン(黒、30cm、金具シルバー、新品状態)の場合トゴ素材が約200万円前後、エプソン素材が約195万円前後、トリヨンクレマンス素材が約195万円前後、ボックスカーフ素材は約140万円前後と、査定額に差がつくことがあります。
付属品がそろっている
エルメスのバッグには箱や保存袋、レインカバー、カデナなどの小物が付属しています。これらがすべて揃った状態だと、ブランド価値を担保する証として査定額が上がりやすいです。
特に新品同様の状態を狙う場合は、外箱や専用パーツの有無が大きな決め手となります。紛失や破損があると、どうしても査定額が下がりがちです。
バーキンやケリーなどに付属する南京錠(カデナ)と鍵もエルメスバッグの象徴的なアクセサリーであり、これらは小さいため紛失しやすいですが、査定額に大きく影響するので注意が必要です。
カデナの鍵を収納するための小さな革製の袋(クロシェット)も重要な付属品です。日頃から付属品を保管しておくことを忘れずに。全部揃えて査定に出せば、より有利な売却につなげられます。
エルメスバッグを高く売る方法

実際にエルメスバッグを売る際には、さまざまな要素が売却価格に影響します。なるべく高額査定を引き出すためのコツは以下の通りです。
- ・相場が上がっているときに売却する
- ・買取キャンペーンを利用する
- ・付属品を揃える
- ・普段から手入れをする
- ・修理はエルメスの正規店でおこなう
- ・未使用品は開封せずに売る
- ・季節ものはシーズン前に売る
- ・エルメスに詳しい買取業者に依頼する
- ・出張買取を利用する
ここでは、エルメスバッグをより高く売るための具体的な方法について詳しく解説します。
相場が上がっているときに売却する
中古市場の相場は時期や季節によって変動します。例えば年末年始などボーナスシーズンにはブランド品の需要が高まり、買取価格が上がることがあるのです。
新作が発表されるタイミングで、旧モデルが注目される場合もあります。こうした動向を把握することで、より高いタイミングで売却することが可能になります。
さらに、エルメスは定期的に価格改定を行っているブランドです。
2024年8月には最大18%の値上げが実施されましたが、このような価格改定の直後には、新品の定価上昇に連動して中古市場の相場も上昇する傾向があります。そのため、値上げ後のタイミングを狙って売却するのも効果的な戦略といえます。
定期的に市場の相場をチェックし、売り時を見極めることが重要です。需要が高まっている時期に売ることで、査定額アップを狙うことができます。
買取キャンペーンを利用する
買取業者によっては、エルメス製品の買取強化キャンペーンなどを定期的に行っているところがあります。期間限定で査定額が体感できるほど上乗せされることも少なくありません。
公式サイトやSNS、メールマガジンなどでキャンペーン情報をチェックし、タイミングを合わせて売却すれば思わぬ高値での取引が実現できる可能性があります。
複数の業者を比較する際にも、このようなキャンペーン情報は大きな判断材料となります。
買取キャンペーンを利用する際に注意したいのは、キャンペーンの適用条件です。査定額アップの対象となる条件(特定のブランドのみ、特定の製品カテゴリーのみなど)や、買取方法の制限(店頭買取のみ、宅配買取のみなど)がある場合があります。
事前に条件を確認し、自分の売却したいエルメスバッグが対象になるかを確認しておくことが重要です。
付属品を揃える
エルメスのバッグは新品購入時にさまざまな付属品が用意されています。これらがすべて揃っているかどうかは査定に影響を与える重要なポイントです。
例えば、箱や保存袋などが欠けていると、コレクターとしてはマイナス要素になりやすく、相場より低い価格での買取を提示される可能性があります。
付属品の有無は、特に未使用品として査定してもらう場合に重要です。例えば、バーキンの場合、外箱や保存袋が欠けていると新品でも中古品扱いとなり、査定額が10万円以上も下がることがあります。
特に重要なのは、金具の保護シールです。バーキンなどのバッグには、金具部分に透明の保護シールが貼られています。未使用品として査定してもらいたい場合は、剥がさないことが重要です。
売却の予定が少しでもあるならば、購入時から付属品を管理し、大事に保管しておくとよいです。
普段から手入れをする
エルメスのレザーは高品質とはいえデリケートなので、定期的に乾拭きや保湿を行うことで光沢や柔らかさを保つことができます。
汚れが付いたときは早めに拭き取り、角の擦れやシミに注意するなど、日頃のケアを欠かさないようにすることが重要です。こうした些細なケアがバッグを良好な状態で長持ちさせ、高い査定に繋がります。
特に傷や汚れの目立ちやすいカラーを選んでいる方は、こまめにチェックしておくことが肝心です。最終的にはメンテナンスがしっかりされている個体ほど、売却時に好印象を与えます。
保管方法も非常に重要です。直射日光や高温多湿の環境はレザーの劣化やカビの原因となるため、風通しの良い冷暗所での保管が理想的です。特に日本の梅雨時期や夏場は湿度が高くなりがちなので、除湿剤を使用するなどの対策をとると良いです。
修理はエルメスの正規店でおこなう
エルメス製品を修理する際には、ブランド正規店など信頼できる場所へ依頼することが推奨されています。純正パーツを使った修理であれば、製品の価値を大きく損なうことがありません。
重要なのは、エルメスの正規店で修理を行うことで「純正エルメス」としての価値を保持し続けられるという点です。自己流の修理やブランドとは無関係な修理業者に依頼してしまうと、信頼性が下がってしまう可能性があります。
最悪の場合、査定時に減額されたり買取不可になったりするケースもあるため、事前にエルメス正規サービスへ相談することが大切です。修理が高額になる場合は、修理費用と買取価格を比較検討し、経済的に見合うかどうかを判断するとよいです。
ただし、軽微な傷や使用感は「自然な経年変化」として受け入れられることも多いため、事前に買取店に相談して意見を聞くことも一つの方法です。
未使用品は開封せずに売る
未使用品の場合は、付属品はもちろん包装紙やタグなどもそのままの状態で保管しておくべきです。完全未使用のエルメス製品は、中古市場で特に需要が高くなるためです。
希少モデルの場合、定価以上で売れる可能性も十分あります。実際に手に入れた直後に数年寝かせて転売するという投資的な考えを持つコレクターもいるほどです。
使用感がまったくないという点は、買取店から見ても大きなプラス評価につながるので、売りたいと考えているなら触れずに保管しておくのがベストです。
買取店によっては、「未使用品」「新品同様」「新品・未使用品」など、状態を表す言葉の定義が異なることがあります。査定を依頼する前に、その買取店での「未使用品」の定義を確認しておくことも大切です。
季節ものはシーズン前に売る
エルメスには春夏や秋冬など、カラーや素材がシーズンごとに変わるモデルもあります。季節感のあるバッグは、そのシーズン前から需要が高まりやすいのです。
夏前には涼しげなカラーや素材のバッグが人気となり、秋冬には落ち着いたカラーが注目を集めます。こうしたタイミングを見極めれば、相場が上がりやすくなる可能性があります。
例えば、エルメスのピコタンロックの明るいピンク色やオレンジ色などは、春先から夏にかけて人気が高まるため1〜2月頃に、エブリンのダークカラーは秋冬のカジュアルコーディネートに人気があるため、7〜8月頃に売却すると良いです。
不要になったエルメスバッグがある場合は、次のシーズンが始まるちょっと前を狙うのが高価買取への近道です。
エルメスに詳しい買取業者に依頼する
エルメスのバッグはモデル名や素材、カラー、製造年など多くの要素によって査定額が変わります。そのため、エルメス製品に精通している業者を選ぶことは非常に重要です。
専門知識が浅い業者に依頼すると、本来の価値より低い査定額になるリスクがあります。逆にエルメス専門の買取店や実績の多い店舗であれば、市場相場をしっかり鑑みた査定を期待できます。
信頼できる業者を複数チェックし、見積もり比較を行うことが、高額買取を叶える大きな鍵になります。
エルメスに強い買取店を見極めるポイントとしては、まず公式ウェブサイトやSNSに「エルメス買取強化中」といった表記があるかどうかを確認することです。
買取実績や買取事例の掲載も重要な指標です。具体的なモデル名や状態、買取価格が明示されていれば、その店舗がエルメス買取に力を入れている証拠と言えます。
出張買取を利用する
買取店に直接足を運ぶのが難しい人は、出張買取を検討すると便利です。大量にバッグを持っている場合や、高額品を外に持ち出すのに不安がある場合に役立ちます。
事前連絡をしておけば、自宅で査定を受けることができるため時間の節約にもなります。査定後に納得できればその場で買い取ってもらえるケースが多いので、即日現金化も可能です。
出張買取サービスを利用する場合も、エルメスの知識が豊富な業者を選ぶようにすると、より的確な査定が期待できます。
注意点としては、事前に複数の業者に査定を依頼することです。出張買取の場合、一度に一社しか対応できないため、最初に訪問した業者の査定額が適正かどうか判断が難しいことがあります。
電話やオンラインで概算査定を受けておくと、実際の出張査定時の参考になります。
エルメスバッグ以外で高く売れるもの

エルメスといえばバッグを思い浮かべる方が多いですが、実は財布やアクセサリーなども高い人気を誇ります。いずれもエルメスらしい洗練されたデザインと高品質が評価されており、リセールバリューも高めです。
以下のカテゴリも高価買取が期待できるエルメス製品です。
- ・財布
- ・アクセサリー
- ・時計
- ・スカーフ・ストール
- ・靴
ここでは、エルメスのバッグ以外の主要アイテムについて、その特徴や買取相場、高価買取のポイントを詳しく解説します。
財布
エルメスの定番財布としてはケリーウォレットやベアンが挙げられます。洗練されたデザインと優れた機能性が特徴で、長く使っていても飽きがきません。
中古であっても状態が良ければ高値で取引されることが多く、特定のカラーや素材はプレミアム価格となる場合もあります。ほかのブランド財布とは一線を画すエルメスならではの風格があり、コレクターにとっても魅力的なアイテムです。
エルメスの財布の中でも特に人気が高いのは以下の通りです。
- ・ベアン
- ・コンスタンス
- ・ケリーウォレット
- ・シルクイン
- ・ドゴン
買取相場はモデルや素材、カラー、状態によって異なりますが、新品未使用品であれば定価の70%前後の買取価格が期待できる場合が多いです。特に人気の高いベアンやコンスタンスの長財布は、状態が良ければ高額査定につながりやすいです。
アクセサリー
エルメスのブレスレットやネックレス、イヤリングなどは、シンプルながらエレガントなデザインが多く、ファッションのアクセントとして高く評価されています。
特にエナメル素材を用いたブレスレットは定番人気で、新作が出るたびにファンを増やしているアイテムの一つ。レアカラーや限定版は高いリセールバリューを誇ります。
アクセサリーは小物だからといって油断できないほど高額査定が期待できるので、不要に感じた際は専門店に相談してみるとよいです。
エルメスのジュエリーラインの中でも特に人気が高いのは、シルバーアクセサリーのコレクションです。「シェーヌ ダンクル」シリーズは、洗練された美しさと確かな品質で多くのファンを魅了しています。
「Hキューブ」や「ポップアッシュ」といったHモチーフを使ったピアスやペンダントも人気を集めています。
時計
エルメスの時計は機能性とファッション性を兼ね備えた逸品として知られています。レザーストラップや特別コラボモデルなどは、希少性が高く人気があるため中古市場でも注目度が高いです。
ブランド時計としての地位もあり、ステンレスやゴールドを使ったモデルは素材部分の価値も加わって高値で取引されるケースがあります。オーバーホールや正規メンテナンスの履歴があれば、さらに査定額がアップする可能性が見込めます。
エルメスの時計の中でも特に人気が高いのは以下の通りです。
- ・クリッパー
- ・Hウォッチ
- ・ケープコッド
- ・アルソー
- ・ナンタケット
- ・ケリー
- ・メドール
買取相場はモデルや素材、状態によって異なりますが、状態の良い人気モデルであれば、購入時の50~70%程度の買取価格が期待できることもあります。時計は機械製品であるため、正常に動作することが高額査定の条件となります。
スカーフ・ストール
芸術的なデザインとカラーバリエーションが特徴のエルメスのスカーフは、ブランドを象徴するアイコンの一つ。コレクターはもちろん、普段使いとしても高い需要があります。
シルク素材の肌触りや発色の良さは一度使うと手放せないクオリティで、新旧問わず魅力的なパターンが多数存在します。限定版や生産終了したデザインはプレミア価格がつくこともあります。
エルメスのスカーフの中でも特に人気があるのは、「バンダナ」や「馬車のモチーフ」、「Hの囲み」などの伝統的なデザインです。「動物」や「花」をテーマにしたデザインも人気があります。
スカーフ以外にも、「カシミアシルク混のショール」や「カシミア100%のストール」など、より高級なマテリアルを使用したアイテムも高査定に繋がります。
靴
エルメスの靴は履き心地だけでなく、高級素材や洗練されたデザインが魅力。パンプスやローファー、ブーツなど幅広く展開されており、パッと見でエルメスと分かるアイコニックなデザインも存在します。
新品同様であれば、市場価格が定価に近づく場合もあり、モデルによっては希少性が加わり高額査定になることも。付属の箱や保存袋があれば査定アップの可能性大です。
人気モデルは流行に左右されにくい傾向があり、中古でも需要が続くためクローゼットに眠らせておくよりは早めに売却するほうがメリットは大きいです。
買取相場は靴の種類、素材、状態によって大きく異なりますが、状態の良い人気モデルであれば、購入時の30%から50%程度の買取価格が期待できることもあります。特に未使用品や新品同様の状態であれば、より高い査定額が期待できます。
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まとめ
エルメスが高く売れる要因は、ブランド力の高さや生産数の希少性、定価の高騰といった複数の要素が絡み合っているところにあります。特にバッグはブランドの象徴として流通量も限られているため、プレミア価格がつきやすいのが特徴です。
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