骨董品買取2024年12月05日

価値ある掛け軸の6つの見分け方!高く売る方法もプロが解説!

価値ある掛け軸の6つの見分け方!高く売る方法もプロが解説!

ご自宅に掛け軸がある、または相続で掛け軸を受け継いだ、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。古くから伝わる掛け軸は、その歴史や作者、絵画の技法、保存状態などによって価値が大きく変動します。中には、高額で取引される貴重な作品も存在します。しかし、掛け軸の価値を見極めるのは容易ではありません

そこで本記事では、掛け軸の価値を左右する要素を専門家の視点から解説し、高額査定につながるポイントを具体的に紹介します。売却を考えている方は、ぜひ最後までお読みいただき、査定額アップのコツを掴んでください。

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価値ある掛け軸の6つの見分け方

価値ある掛け軸の6つの見分け方

掛け軸の価値は、様々な要素が複雑に絡み合って決定されます。高額査定を目指すには、これらの要素を的確に理解し、適切にアピールすることが重要です。以下、6つの重要な鑑定ポイントがあります。

  • ・掛け軸の作者
  • ・制作年代
  • ・希少性
  • ・保存状態
  • ・鑑定書の有無
  • ・入手経路

ひとつずつ詳しく解説していきます。

掛け軸の作者

掛け軸の価値を判断する際、著者は最も重要なポイントの一つです。著名な画家による作品は市場で高い需要があり、高額で取引される傾向があります。例えば、狩野派や琳派、円山・四条派といった画派の作品は、高く評価されやすいです。一方、作者が特定できない掛け軸も存在し、その場合は技法や様式、背景を考慮して価値を捉える必要があります。

掛け軸には落款(らっかん)と呼ばれるアイコンや印章があり、作者を特定する重要な検討になります。オンラインデータベースや専門書を活用することも、作者特定の助けとなります

掛け軸の作者の調べ方については、以下の記事で詳しく解説しているので、そちらを参考にしてみてください。

制作年代

制作年代も掛け軸の価値に大きく影響します。一般的に、古い時代の作品ほど価値が高くなる傾向があります。特に、江戸時代以前の作品は、希少価値が高く、高額で取引される可能性があります。

制作年代の特定には、絵画の技法や様式、材料、画風などを分析する必要があります。専門家は、絵画の劣化状況や材料の分析から、年代を推定します。また、古い掛け軸には、過去の修理痕などが残っている場合があり、それらも年代特定の手がかりとなります。

年代を特定するための情報源としては、掛け軸に付いている箱書や、古い蔵書票なども有効な情報源となり得ます。これらの情報と、絵画の技法や様式などを総合的に判断することで、より正確な年代推定が可能になります。

希少性

掛け軸の希少性も、価値を決定する上で重要な要素です。同じ作者の作品であっても、制作数や保存状態、主題などによって希少性が異なり、価値も大きく変動します

例えば、限定数の作品や、現存数が少ない作品は、希少価値が高く、高額で取引される傾向があります。また、絵画の主題が珍しいもの、または特定の時代背景を反映したものなども、希少価値が高くなる場合があります。

希少性を判断するには、類似の作品と比較検討することが重要です。オークションサイトや古美術商の情報を参考に、市場での取引状況を調査することで、希少性を客観的に評価できます。

保存状態

掛け軸の保存状態も、価値に大きく影響します。汚れ、シミ、破れ、カビ、虫食いなどのダメージがある場合、価値は大きく下がってしまいます。逆に、保存状態が良い掛け軸は、高額で取引される可能性が高くなります。

保存状態の評価は、専門家の目利きが不可欠です。肉眼では見つけにくい微細なダメージも、専門家であれば見つけることができます。また、修復歴についても、その方法や質によって価値に影響を与えます。

保存状態を良好に保つためには、適切な保管方法が重要です。直射日光や高温多湿を避け、虫害対策も万全にする必要があります。また、定期的な清掃やメンテナンスも必要です。専門業者に依頼することで、より適切な保管・メンテナンスが可能となります。

鑑定書の有無

信頼できる機関による鑑定書があれば、掛け軸の価値を裏付ける強力な証拠となります。鑑定書には、作者、制作年代、作品の状態などが記載されており、第三者機関による客観的な評価であることが重要です。

鑑定書は、掛け軸の真贋を証明するだけでなく、売買価格の決定にも大きな影響を与えます。有名美術商や鑑定士による鑑定書は、特に高い信頼性を持つとされています。

鑑定書を発行してくれる機関としては、日本美術鑑定士協会や、各地域の美術博物館などが挙げられます。鑑定費用は、掛け軸の価値や鑑定機関によって異なりますので、事前に確認が必要です。また、鑑定書がない場合でも、専門家の鑑定を受けて、その結果を売却時に提示することで、信頼性を高めることができます。

入手経路

掛け軸の入手経路も、価値判断の要素の一つとなります。例えば、著名なコレクションから出てきた作品や、由緒のある家系から伝わってきた作品は、高い価値が認められる可能性があります。入手経路が明確な掛け軸は、その歴史や来歴が確認できるため、信頼性が高く、高額査定につながる可能性があります

逆に、入手経路が不明な掛け軸は、真贋の確認が難しく、価値が低くなる可能性があります。

入手経路を明確にするためには、掛け軸に付いている箱書や、譲渡時の記録などを保管しておくことが大切です。これらの情報は、掛け軸の歴史を紐解く重要な手がかりとなります。

中国の掛け軸は価値が高い?

中国の掛け軸は価値が高い?

中国の掛け軸も、日本の掛け軸と同様に、作者、年代、保存状態、主題などによって価値が大きく変動します。

特に、宋代、元代、明代といった古代の作品は、希少価値が高く、高額で取引される可能性があります。中国の掛け軸を鑑定する際には、日本の掛け軸とは異なる独自の鑑定基準を適用する必要があります。中国書画の専門家に鑑定を依頼することが、正確な価値判断に繋がります

中国の掛け軸は、日本とは異なる文化や歴史的背景を持つため、その価値を正しく評価するには、中国美術の専門知識が必要となります。例えば、中国の著名な書家や画家の作品は、日本においても高い評価を得ているものが多く、高額で取引される傾向があります。

掛け軸の価値を高める5つの保管方法

掛け軸の価値を高める5つの保管方法

掛け軸は適切に保管することでその価値を長く保つことが可能です。ここでは、掛け軸の価値を高めるための方法としては以下の5つの保管方法があります。

  • ・直射日光に当てない
  • ・共箱(桐箱)で保管する・
  • ・雨や湿気の多い日は共箱(桐箱)に保管しない
  • ・掛け軸用の防虫香を使用する
  • ・年に2回虫干しを行う

それぞれについて詳しく解説していきます。

直射日光に当てない

掛け軸の価値を保つためには、直射日光に当てないことが重要です。直射日光に長時間さらされると、掛け軸の色あせや劣化が早まるからです。

例えば、直射日光が当たる窓際や照明の当たる場所に掛け軸を展示すると、色が変色してしまう可能性があります。そのため、掛け軸は、直射日光から守るために適切な場所に保管するようにしましょう。

共箱(桐箱)で保管する

掛け軸の保管において、共箱(桐箱)を使用することが非常に重要です。共箱(桐箱)は防湿性と耐久性に優れており、掛け軸を埃や湿気から守る役割を果たします。

例えば、多くの美術館やコレクターが掛け軸を桐箱に入れて温度と湿度が管理された場所で保管しているのは、その優れた保護性能を認めているからです。このような保管方法を採用することで、掛け軸の状態を長期間にわたり良好に保つことができます。

掛け軸の保存状態はその価値に大きく影響するため、共箱(桐箱)を使用することは非常に大切です。美術品としての価値を保ち、高価買取を期待するためにも、共箱(桐箱)での保管を徹底しましょう

雨や湿気の多い日は共箱(桐箱)に保管しない

雨や湿気の多い日には、掛け軸を共箱(桐箱)に保管しないようにしましょう。湿気が共箱内部にこもると、掛け軸の紙や絹が湿気を吸って傷んでしまう可能性があるからです。

例えば、湿気の多い梅雨の時期に共箱に保管してしまうと、カビが発生し掛け軸が変色することがあります。掛け軸は湿気が少ない日に乾燥させてから共箱に収納することが重要です。

掛け軸用の防虫香を使用する

掛け軸の価値を保つためには、防虫対策が欠かせません。掛け軸は紙や絹製であり、虫害によって損傷を受けやすいため特に重要です。例えば、防虫香を使用することで、虫食いの被害を未然に防ぐことができます。

また、防虫香には掛け軸に害を与えない成分が使われているため、安心して長期間保管することが可能です。このように、防虫香を使用して掛け軸の虫害からの保護を強化しましょう

年に2回虫干しを行う

掛け軸の保管において、年に2回の虫干しを行うことが重要です。虫干しは、湿気を取り除き、掛け軸に付着する可能性のある虫害を防ぐために不可欠です。

例えば、梅雨明けと秋口の乾燥した時期に掛け軸を数時間陰干しすることで、虫害から守ることができます。湿気が多い環境ではカビが発生しやすく、虫の被害も受けやすいため、定期的な虫干しは非常に大事です。

掛け軸の長寿命を確保するために、定期的な虫干しを実施しましょう。適切な保管と定期的なメンテナンスは、掛け軸の美術品としての価値を高め、長期間にわたり楽しむための最善策です。

掛け軸を価値の高い状態で売るための8つのコツ

掛け軸を価値の高い状態で売るための8つのコツ

掛け軸を高く売るためには、その価値を最大限に引き出すための工夫が必要です。掛け軸を高い状態で売るためのコツは、以下の8つです。

  • ・付属品もしっかり保管する
  • ・無理に手入れをしない
  • ・入手経路を把握して説明できるようにする
  • ・複数の作品をまとめて売る
  • ・骨董品買取専門店で売る
  • ・年代が古いほど価値が高い
  • ・作者が有名であれば価値が高い
  • ・状態が良いほど価値が高い

それでは、順に詳しく見ていきましょう。

付属品もしっかり保管する

掛け軸には、箱や鑑定書、解説書などの付属品が付いている場合があります。これらの付属品は、掛け軸の価値を裏付ける重要な証拠となるため、大切に保管しておくことが重要です。付属品が揃っていることで、査定額がアップする可能性があります。

無理に手入れをしない

汚れや傷を自分で修復しようとすると、かえって価値を下げてしまう可能性があります。専門業者に依頼して適切な修復を行うことが大切です。無理な手入れは、掛け軸の状態を悪化させる可能性があるため、避けるべきです。

専門業者に相談することで、適切な手入れ方法や修復方法をアドバイスしてもらうことができます。

入手経路を把握して説明できるようにする

掛け軸の入手経路を明確に説明できることは、査定額に大きく影響します。誰が、いつ、どのような経緯で入手したのかを明確に説明することで、掛け軸の信頼性が高まり、高額査定につながる可能性があります。

複数の作品をまとめて売る

複数の掛け軸をまとめて売ることで、買取価格が高くなる可能性があります。まとめて売ることで、買取業者にとっての作業効率が向上し、その分、買取価格に還元されるケースも多いためです。

複数の掛け軸を同時に売却することで、より高額な査定が期待できます。

骨董品買取専門店で売る

骨董品買取専門の業者に売却することで、より高い査定額が期待できます。専門業者は、掛け軸の価値を見極めるための知識と経験が豊富であり、正確な査定を行うことができます

一般の買取店では、専門知識が不足しているため、掛け軸の価値を正しく評価できない可能性があります。

年代が古いほど価値が高い

一般的に、年代が古い掛け軸ほど価値が高くなる傾向があります

ただし、年代が古いからといって、必ずしも価値が高いとは限りません。作者、保存状態、主題なども考慮して、総合的に価値を判断する必要があります。

作者が有名であれば価値が高い

著名な画家の作品は、市場での需要が高いため、高額で取引される傾向があります。

作者が誰なのかを明確に特定し、その作者の作品の市場価格を調査することで、より正確な価値判断を行うことができます。作者の知名度が査定価格に大きく影響します

状態が良いほど価値が高い

保存状態が良い掛け軸ほど、価値が高くなる傾向があります。汚れ、傷、カビ、虫食いなどのダメージがない、または最小限の掛け軸は、高い評価を得ることができます。

保存状態を良好に保つためには、適切な保管方法が重要です。直射日光や高温多湿を避け、虫害対策も万全にする必要があります

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価値ある掛け軸の見分け方に関してよくある質問

価値ある掛け軸の見分け方に関してよくある質問

ここでは、価値ある掛け軸の見分け方に関してよくある質問をまとめています。

掛け軸の売却を依頼する際に必要なものは何ですか?

掛け軸の売却を依頼する際には、掛け軸本体の他に、箱、鑑定書、購入時の領収書などの付属品があれば、査定に役立ちます。また、入手経路や保管状況についても、できるだけ詳細に説明することが重要です。これらの情報が揃っていることで、より正確な査定が可能になります。

鑑定書がない場合でも、高価買取は可能ですか?

鑑定書がない場合でも、専門家の鑑定によって価値を評価し、高額査定が期待できるケースはあります。掛け軸の状態や作者、制作年代、主題などを総合的に判断することで、その価値を客観的に評価し、適切な価格で買い取ることが可能です。専門家の鑑定は、鑑定書がない場合でも、売却価格を高めるために重要な要素となります。

まとめ

掛け軸の価値を見極めるには、作者、年代、希少性、保存状態、鑑定書の有無、入手経路など、複数の要素を総合的に判断する必要があります。本記事で紹介したポイントを参考に、ご自身の掛け軸の価値を再確認し、売却をご検討ください。

高額査定を目指すには、これらのコツやポイントを的確に理解し、掛け軸の知識が豊富な買取業者に依頼することが重要です。少しでも高く売りたいとお考えの方は、買取ウリエルへお気軽にご相談ください。

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