掛け軸の作者の3つの調べ方!価値の高い作者も買取のプロが紹介!

日本の伝統芸術の一つである掛け軸は、その作者によって評価や市場価値が大きく異なります。
この記事では、掛け軸の作者の3つの調べ方、買取価値の高い10人の作者、掛け軸を高く売る5つのコツについて解説します。
掛け軸の作者を調べることで、より正確な価値を把握し、高価買い取りを実現することができます。
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掛け軸の作者の3つの調べ方

掛け軸の価値を正確に判断するためには、作者の特定が不可欠です。作者が分かることで、その作品の時代背景や芸術的価値、市場価値を具体的に把握できるためです。
ここでは、掛け軸の作者を調べるための3つの方法をご紹介します。
- ・落款や署名を確認する
- ・書籍や資料から調べる
- ・掛軸屋などのデータベースを利用する
これらの方法は専門家も実際に活用している確実な手段です。それぞれの方法には独自の特徴があり、状況に応じて使い分けることが重要です。
落款や署名を確認する
掛け軸の落款や署名は、その作品が誰によって作られたのかを直接証明するものであり、作者のスタイルや特徴を理解する手助けとなります。
落款は印章のような形で押されており、署名は筆で書かれています。中には両方が記されている作品もあれば、どちらか一方のみの場合もあります。
特に中国の作品では、複数の落款が並んで押されていることがあり、その場合は作者を示す落款がどれなのかの見極めが必要です。
ただし、古い作品は経年劣化で判読が難しい場合があるため、その際は付属の箱書きや関連書類も確認することで作者情報が判明することもあります。
書籍や資料から調べる
書籍や資料には掛け軸の歴史や技法が詳細に記述されており、多くの作者を網羅しているため、確実な情報源となります。これにより、掛け軸の作者を正確に特定し、掛け軸の真価を理解することができます。
具体的には、専門書や美術館のカタログ、歴史書などを参照する方法があります。例えば、「日本美術全集」や「日本作家大辞典」は知名度があり、信頼性の高い資料です。
これらの書籍や資料を活用することで、掛け軸の作者について正確な情報を得ることができ、掛け軸をより高い価値で売却するための重要な手がかりとなります。
掛け軸の評価や売却を考える際には、書籍や資料を活用して、掛け軸の作者の情報を正確に把握することが大切です。ここで得た情報を活用することで、自信を持って掛け軸の価値を提示することができます。
掛軸屋などのデータベースを利用する
掛け軸の作者を調べる際には、掛軸屋などのデータベースを利用することが有効です。専門的な知識を持つ掛軸屋が管理するデータベースには、多くの情報が集まっており、正確かつ信頼性の高い情報が得られるからです。
例えば、オンラインで提供されている掛軸のデータベースを利用することで、署名や落款を照合して作者を特定することができます。
ただし、インターネット上の情報は信頼性が低い場合もあるため、図書館で専門の図録や書籍を参照した方が確実です。
掛け軸で買取価値の高い作者一覧

掛け軸の買取相場は、一般的な作品が数万円程度である一方、著名な画家の作品は百万円以上で取引されることも珍しくありません。
例えば狩野永徳や狩野山雪、伊藤若冲、富岡鉄斎、横山大観などの作品は、古美術市場でも非常に人気があり、高い評価を受けています。
ここでは、掛け軸の中でも特に買取価値が高いとされる10人の作者について紹介します。これらの作者の作品は、高額で取引されることが多いため、特に注意を払うべきです。
狩野永徳や狩野山雪
狩野永徳や狩野山雪は、日本の掛け軸の中でも特に価値が高い作家で、二人は日本画の歴史において非常に重要な役割を果たしています。
その作品は芸術的価値が非常に高く、狩野派の作品はその時代の美意識を反映した貴重な文化遺産とされています。
例えば狩野永徳の「唐獅子図屏風」や狩野山雪の「雪景山水図」などは、現存する作品の中でも特に評価が高く、市場価値も高いです。これらの作品は、豊かな色使いや精緻な描写で他の作品と一線を画しています。
円山応挙
円山応挙は独自の写実的な画風とユニークな構図で知られています。特に動物画において、徹底的な観察眼と繊細な筆致で対象の生命感を見事に表現しています。
彼の作品は高い芸術的価値を持ち、収集家の間で非常に人気があります。例えば、「松に鷹図」や「雁図」などの作品はオークションで高値がつくことが多く、掛け軸としても非常に高い価値があります。
応挙の掛け軸を買取に出す際には、その作品が持つ芸術的価値と市場価値を理解しておくことが重要です。
伊藤若冲
江戸時代の画壇に革新をもたらした伊藤若冲の作品は、その独特なスタイルと高い芸術性から、美術界で非常に評価されています。特に動植物の描写において、一本一本の毛並みや羽根まで克明に描き込む技法は圧巻です。
伊藤若冲の作品は日本国内外で高い人気を誇り、その価値は年々増加しています。例えば、伊藤若冲の掛け軸がオークションに出品されると、非常に高額で取引されることが多いです。
一部の作品は数百万から数千万の価格がつくこともあります。伊藤若冲の掛け軸は、その芸術的価値から高い買取価格が期待できます。
富岡鉄斎
富岡鉄斎は明治時代の代表的な日本画家であり、彼の作品は国内外で高く評価されています。そのため、彼の作品には高い市場価値があるのです。
例えば、富岡鉄斎の代表作である「五百羅漢」や「富士図」はオークションで非常に高額で取引されています。これらの作品はその独自の技法と深い歴史的背景から、コレクターや美術愛好者に注目されています。
富岡鉄斎の掛け軸は、その希少性と歴史的価値から高額で買い取られる可能性が高い作品です。彼の作品は市場での需要が非常に高く、特に良好な状態で保存された掛け軸は更に高い価格で取引されています。
横山大観
横山大観の作品は掛け軸の買取市場で非常に高い価値を持っています。横山大観は近代日本画の巨匠として5,000点以上の作品を残し、その評価は国内外で非常に高いからです。彼の作品は美術史においても重要な位置を占めています。
例えば、「無我」や「夜来香」などの作品は数百万円を超えることも珍しくなく、競売で高額な取引が行われています。横山大観の作品を所有している場合、その価値を認識し、専門家による適正な評価を受けることが重要です。
川合玉堂
川合玉堂は日本画の巨匠であり、その作品は非常に高い買取価値があります。川合玉堂の作品は、日本画の歴史と芸術において重要な位置を占めており、現代でもその評価は衰えることがありません。
彼の絵は日本の四季や自然の美しさを繊細に表現しており、その技法や表現力は高く評価されています。特に、代表作である「四季山水図屏風」は、美術館やオークションで高値がつくことが多く、収集家からも高い注目を集めています。
渡辺崋山
渡辺崋山は、江戸時代末期の優れた文人画家です。彼は多才でありながらも特に日本画に卓越した技術を持ち、その作品は現在でも非常に高い評価を受けています。
渡辺崋山の作品には、自然の風景や動物、人物など多彩な主題が描かれており、それらは日本の伝統美を宿しています。彼の作品はしばしば美術館やオークションで高額で取引されます。
渡辺崋山の掛け軸は、その芸術的価値から高く評価され、買取価格も高くなる可能性があります。
東山魁夷
東山魁夷の作品は、その美しい自然風景や繊細な描写で非常に高い評価を受けています。東山魁夷は、日本の自然美を独特の視点から描き、風景画の巨匠として知られています。
彼の作品は人々に感動を与えてきました。例えば、「白馬の森」や「冬の旅」という作品は、彼の代表作として広く認知されています。これらの作品はオークションでも高額で取引されることがあります。
そのため、東山魁夷の掛け軸は非常に高い買取価値を持ち、特に保存状態が良いものは高い評価を受けやすいです。
呉昌碩
呉昌碩の作品は掛け軸市場で非常に高い評価を受けています。中国清朝末期から民国初期にかけて活躍した著名な書画家である呉昌碩は、その独自のスタイルと優れた技術から、コレクターや美術愛好家に人気があります。
彼の作品は限られた数しか現存していないため、希少価値が非常に高いです。例えば、呉昌碩の俗称「石交」の作品は目を引く特徴的な筆致で知られています。
呉昌碩の掛け軸は、芸術性、希少性、市場での高い評価を背景に、掛け軸市場で極めて高い価値を持っていると言えます。
葛飾北斎
葛飾北斎は江戸時代の有名な浮世絵師であり、その作品は非常に高い評価を受けています。彼の作品は国内外で広く知られているため、芸術的価値が非常に高く、蒐集家にとっても貴重な存在です。
例えば、『富嶽三十六景』などの有名な作品は、オークションで高額で取引されることが多いです。葛飾北斎の掛け軸を所有しているなら、その価値は非常に高いものとなります。
葛飾北斎の作品は、日本美術史上の重要な位置を占めているため、今後もその価値は不変であると言えます。
掛け軸を高く売る4つのコツ

掛け軸の買取価格を最大限に高めるためには、適切な準備と対応が重要です。買取価格は、掛け軸の状態、付属品の有無、入手経緯の明確さ、買取店の専門性によって大きく変動するためです。
ここでは、掛け軸を買取に出す際にできるだけ高値で売却するための4つのコツを紹介します。これらのコツを知っておくことで、あなたの掛け軸の価値を最大限に引き出すことができます。
必要以上に手入れしない
掛け軸の手入れは、必要以上に行わないことが重要です。過度な手入れは掛け軸の素材や絵にダメージを与える可能性が高く、逆に価値を下げてしまうことがあります。
例えば、強くこすったり、洗剤を使用したりすることで、絵の色が滲んだり、紙が破れたりするなどの問題が発生します。カビを見つけた際に市販の防カビ剤を使用することも、掛け軸の材質を劣化させる可能性があります。
そのため、掛け軸の手入れは必要最低限にとどめた方が良いです。
付属品や入れ物もセットで売る
掛け軸を売る際には、付属品や入れ物もセットで掛け軸を売ると高く売れる可能性があります。
コレクターや買い手は、掛け軸そのものだけでなく、元箱や説明書、共箱などの付属品や入れ物も重視する傾向にあります。これらが揃っていることで、掛け軸の価値が一層高まるのです。
例えば、古い掛け軸に元箱が付いている場合、その元箱がその掛け軸が本物であることを証明する要素となり、共箱に作者の署名が入っていることで一層信頼性が上がることがあります。
そのため、掛け軸を売る際には、可能な限り付属品や入れ物も一緒に揃えて売ることで、買取価格のアップが期待できます。
買取時に掛け軸の入手経緯を伝える
掛け軸の買取時には、入手経緯を伝えることが重要です。入手経緯を知ることで、掛け軸の履歴や来歴を理解し、価値を正確に評価できるからです。特に、歴史的背景や前所有者が著名な人物であれば、その価値が大きく上がる可能性があります。
例えば、家族に代々伝わる掛け軸で、戦国時代の大名が所有していたものであることを伝えると、その歴史的価値が大きく評価されます。有名な寺院や文化財に関係する掛け軸も、高い評価を受けることが多いです。
買取専門家はその情報を元に、掛け軸の価値を適正に評価し、より高値での買取を実現します。
掛け軸を売る際には、その入手経緯をできるだけ詳しく伝えます。例えば、購入時の領収書や証明書があれば、併せて提出します。これにより、買取業者は安心して高額な査定を行うことができます。
掛け軸に詳しい買取専門店で売る
掛け軸を高く売るためには、掛け軸に詳しい買取専門店を選ぶことが重要です。専門知識が豊富な買取店は、掛け軸の価値を正確に判断でき、市場価格に基づいた適正な価格で買い取ってくれるからです。
例えば、一般的なリサイクルショップでは見落とされがちな作者の特徴や落款の価値を専門店では見逃さず、作品の真価を評価してくれます。掛け軸を売る際は、専門知識がある買取専門店を利用することで、適正価格で売却できます。
掛け軸の作者の調べ方がわからない場合は買取ウリエルに依頼しよう!

掛け軸を売却する際は、買取ウリエルに依頼するのが賢明です。買取ウリエルは掛け軸に特化した知識と経験を持った専門家がいるため、適正な価格での査定が期待できます。
例えば過去に、他の買取業者では数千円と評価された掛け軸が、買取ウリエルでは数十万円の価値があると査定された事例があります。
掛け軸を高く売りたいなら、専門知識を持った査定士がいる買取ウリエルに依頼することをおすすめします。
まとめ
この記事では、掛け軸の作者を調べるための3つの方法や、価値の高い掛け軸の作者リスト、さらに掛け軸を高く売るためのコツについて詳しく解説しました。
掛け軸の価値を最大限引き出すために、ぜひ本記事で紹介した方法やコツを実践し、買取専門店に相談してみましょう。損をしないためにも、掛け軸を査定する前に、これらの情報をしっかりと理解し準備を整えることが次のステップです。
買取ウリエルへの依頼も視野に入れて検討してみてください。
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