【意外と知らない】購入した金を正しく保管する方法!自宅でも可能?
「購入した金を保管したいけど、どこに保管したらいいかわからない」と、金の購入に悩む要因の一つに保管方法があります。
昨今、金の価格は上昇傾向にあるため、資産性があり、長期保有するメリットが大きく、金を購入する人が増加しています。
金は湿気や乾燥に弱く、空気に触れることで酸化してしまい、直接金に触れていない場合でも変色しかねません。金をより高値で売るためには、状態をキープしたまま保管しておくことが大切です。
本記事では、正しい金の保管方法を紹介するとともに、避けるべき金の保管方法や保管に対してどうしても不安な場合の対処方法を併せて解説します。
なお、買取ウリエルが、査定数300万点を突破したり、数多くの金・貴金属の査定経験から経た知見やノウハウを基に説明するので、金の売買タイミングを見極めるための参考にしてください。
購入した金はどこで保管できる?
購入した金は金融機関や金の保管サービス、純金積立の方法で保管することが可能です。
防犯性の高さや保管料のコストに優れた専門機関と、金を手元で保管しない純金積立は安心して資産を保有、形成することができるからです。
具体的な保管方法は、以下の通り。
- ・銀行が貸し出している金庫に預ける
- ・金の保管サービスを提供している業者に預ける
- ・純金積立で保管する
それでは、詳しく解説します。
銀行が貸し出している金庫に預ける
銀行が提供しているサービスの中で、「貸金庫」にて金を預けるサービスがあります。
貸金庫に預ける最大なメリットは安心・安全に金を保管できる点です。銀行の貸金庫は盗難のリスクが回避でき、丈夫で壊れにくい作りのため災害時での大破や紛失を防ぐことができます。
利用料金は銀行や金庫の種類、サイズによって異なりますが、月々2,000〜3,000円ほどで利用可能です。支払い頻度は月払い、半年払い、年払いとあるため、利用する前に事前に確認が必要となります。
貸金庫には金の他に宝飾品や有価証券、遺言書などのような大切なものを保管することができ、営業時間内ならいつでも出し入れが可能です。
本人と代理人のみ出し入れが可能なので、他の人が空ける心配がなくセキュリティ面でも心配ありません。
金の保管サービスを提供している業者に預ける
専門機関に預けることで、保管料の削減と銀行や自宅まで運ぶことなく、安心して金を保管することが可能です。
田中貴金属では、金を保管するサービスの総合口座を提供していて、金を購入したお客様の代わりに保管します。
金・プラチナは混合寄託となり、専門機関によって保管され、所有権は自身のままです。銀は消費寄託となり、専門機関によって運用・保管され、所有権は専門機関へ移されます。
三菱マテリアルでは、会員制サービス「マイ・ゴールドパートナー」で金の保管を行なっており、混合寄託・消費寄託の2つの方法があります。
消費寄託の場合は金・プラチナ・銀を保管対象としており、運用・保管が可能です。
上記の運営会社、そしてマイ・ゴールドパートナーでは消費寄託の場合のみ保管料は無料となり、お客様の負担なく金を保管できます。
純金積立で保管する
純金積立てのサービスを取り扱っている地金商や証券会社で運用できる、純金積立で保管する方法があります。
純金積立とは金の現物を買うわけではなく、毎月一定の金を購入して金融機関に預け入れ、資産を積み上げる投資方法のことです。
金を購入する形になりますが、現物の金を手元に置く必要がなく、金融機関で安心安全に金を保管できます。
純金積立には2つの積立方法があります。例えば毎月1,000円、1万円と決めて金を買う「定額積立」や、1グラム、5グラムと数量を決めて金を買う「定量積立」です。
純金積立は少額から始められる金融機関が多いため、家計や生活に響かず、投資経験がゼロの方でも始めやすいのがメリットです。
金を自宅で保管するのはあり?【資産を失うリスクあり】
金を自宅で保管するメリットとして、手元に置いておけるため精神面での安心感はありますが、あまりおすすめの保管方法ではありません。
銀行や専門業者に預ける時と比較すると、セキュリティ面や盗難リスク面の恐れがあり安全性が低いからです。
どうしても手元に置きたい場合は、専用の金庫を用意して金を保管する方法が最も安全です。
タンスの中やベッドの下、床下などは金が劣化してしまう可能性があるため、金庫に保管することが得策と言えます。
家庭用金庫を選ぶ際の3つの注意点【自宅で金を保管したい方向け】
金を自宅で保管する際は、災害時や盗難などによる対策が必要となるため、金庫選びには細心の注意が必要です。
日本は災害大国であるため、自然災害による火災や浸水による対策は必要不可欠となります。同様にどれほどプライバシー保護を徹底していても盗難のリスクはゼロではないため、防盗性の高さも重要です。
金庫を選ぶ上で注意するポイントは次の3つです。
- ・据え置き型・手提げ型のタイプで選ぶ
- ・耐火性・防水性・防盗性のあるものを選ぶ
- ・施錠方法で選ぶ
それでは、詳しく解説します。
据え置き型・手提げ型のタイプで選ぶ
家庭用金庫には、「据え置き型」と「手提げ型」の2つが存在しており、それぞれにはメリット・デメリットがあります。
据え置き型は重量があり、簡単に持ち運びができないことから防犯性が高く、持ち去りのリスクを回避できる点がメリットです。デメリットとしては火災や地震などの自然災害時には、金庫の持ち運びが困難なため、事前に対策を考える必要があります。
手提げ型は小型かつ軽量であり、常に手元に置いておきたい方や、引っ越しなど移動が必要な方に便利な点がメリットです。デメリットとして軽量であるゆえに持ち去りの危険があり、防犯性では低い点が挙げられます。
耐火性・防水性・防盗性のあるものを選ぶ
災害時や盗難の危険から守るために、耐火性・防水性・防盗性のあるものを選ぶことが大切です。
住宅火災の鎮火には1時間以上かかる場合が多いと言われていることから、耐火時間は1〜2時間あるものを選ぶと安心です。JISやULなどの複数の規格を取得していることで、耐火性のある金庫を見極めることができます。
近年ではゲリラ豪雨による洪水・浸水被害が多いため、防水試験基準に満たすTEL防水規格を取得しているものを選ぶとより安全です。
防盗性の高い金庫には、溶断や工具による破壊実験の基準を満たす防盗金庫と呼ばれるものがあります。耐破壊性15分・30分・60分とありますが、15分でも十分に防盗性の高い金庫と言えます。
施錠方法で選ぶ
施錠方法には「ダイヤル式」「テンキー式」「シリンダー式」など、複数の種類があり、製品ごとに施錠方法は異なります。
施錠方法は使いやすさなどの操作性、安全に使えるかなどセキュリティ面に大きく影響する重要なポイントです。
タイプ | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
ダイヤル式 | ダイヤルを左右に数回回し、番号を合わせて解錠する設計 | 左右交互にダイヤルを回し、複雑な設定にするとセキュリティが高くなる | 操作性が複雑 |
テンキー式 | 暗証番号を入力して解錠する設計 | ・操作が簡単 ・暗証番号を変更できる | ランダムに入力していくと解錠されてしまう |
シリンダー錠 | 専用の鍵を使って解錠する設計 | 簡単に開けることができる | ・鍵を保管しておく必要がある ・鍵が見つかると簡単に開けられてしまう |
カード式 | 磁気カードやICカードをかざして解錠する設計 | 簡単に開けることができる | ・カードを保管しておく必要がある ・カードが見つかると簡単に開けられてしまう |
生体認証式 | 指紋認証や顔認証で解錠する設計 | セキュリティ性が高い | 高コスト |
金の保管が不安であれば、買取に出すのがおすすめ
まだ「どうしても金の保管が不安だ」と考える方は、金を買取に出してしまうのも一つの方法です。
昨今では1グラムあたり1万円前後と、金の現在価格は上昇傾向にあり、売るタイミングとしては最適と言えます。
買取ウリエルでは、豊富な査定経験を有し、金・貴金属に関する専門知識が豊富な査定士がしっかりと鑑定を行います。金の状態や価値が高い場合は、高価買取につなげますので気兼ねなくご相談ください。
買取方法は「店頭買取」「出張買取」「宅配買取」の3つがあり、査定料、配送料、キャンセル料などはすべて”無料”です。
まとめ
金の保管方法について解説してきましたが、主な保管方法は次の4つです。
- ・銀行の貸金庫に預ける
- ・金の保管サービスに預ける
- ・純金積立で保管する
- ・家庭用金庫で保管する
それぞれの金の保管方法にはメリット・デメリットがあり、用途や自身が重要視するものは何かをしっかりと考えた上で選択することが重要です。
それでも金の保管に不安を感じている方は、買取に出すという方法もあります。
買取ウリエルでは、豊富な査定経験を有し、金・基金属に関する専門知識が豊富な査定士がしっかりと鑑定し、本物の金かどうかを正確に判断します。
買取もあわせて希望の場合は、その場で行うこともできるので、ご気軽にご相談ください。
2つの買取方法