金・貴金属買取2024年02月06日

【万年筆】金素材のペン先は売れる?高価買取につなげる方法も暴露

あなたは万年筆のペン先がどのような素材でできているのか気になったことがありますか? 万年筆のペン先は、ほとんどが金またはステンレススチールでできています。 

最近は、金の価格が高騰しているため、「万年筆のペン先が金の場合、売れば結構高く付くのではないか?」と考える人は多いのではないでしょうか。 

家に眠っている万年筆にも、高い価値がある可能性があり、その価値に気づかず処分してしまっているケースも少なくありません。 

本記事では、万年筆のペン先が金の場合、売ることが可能かどうかとともに、万年筆のペン先が売れる場所や、高価買取のコツをご紹介していきます。

なお、査定数300万点を突破している買取ウリエルが、数多くの金・貴金属の査定経験から経た知見やノウハウを基に説明します。 

万年筆のペン先を売るならウリエル

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【結論】万年筆のペン先が金の場合、ペン先だけ売ることは可能? 

【結論】万年筆のペン先が金の場合、ペン先だけ売ることは可能なのか? 

結論、ペン先が金であれば、ペン先部分だけ売ることができます。なぜなら、金の相場が高騰しているため、ペン先には金としての価値が存在するからです。 

万年筆のペン先は、金または、ステンレススチールといった鉄の合金で作られる2種類があります。ステンレススチールの場合は素材価値がなく価格に期待できません。しかし、金素材の場合は相場が高騰している影響から、ペン先だけでも売ることが可能です。 

万年筆 ペン先の金がなぜ売れるのか? 

万年筆として長年使われていたとしても、金としての価値は決して失われません。金は地球上に存在する量が限られており、希少価値が高い素材だからです。 

金の歴史は長く、古代から宝飾品や装飾品として数多く使用。希少価値の高さから現在は資産運用としても用いられることもあり、長い歴史の信頼性により金には普遍的な価値があります。 

ペン先の金は溶かして抽出し、金素材だけに換えることができるため、多少の傷や使用感があってもペン先の金だけでも売ることが可能です。 

ペン先素材には14金や18金も使われる 

万年筆のインクは酸性やアルカリ性を含むことがあり、これらの成分がペン先の金属を腐食させる可能性があります。金は腐りにくいため、インクとの接触においても劣化しにくい特性を持っています。 

この特性により、金のペン先は長期間にわたって利用し続けることができ、ペン先素材には丈夫で加工がしやすい14金や18金が使われることが多いです。 

ペン先が金色でも、中に金が十分に含まれていない偽物も流通しているため注意しましょう。 

【注意】万年筆のペン先が金かどうかの判別方法!金メッキの場合もあり 

【注意】万年筆のペン先が金かどうかの判別方法!金メッキの場合もあり 

万年筆のペン先が金色であっても、素材が金ではない可能性があります。具体的には、「金」ではなく、「金メッキ」の場合です。 

判別方法は、金が含まれているペン先には「14K」や「18K」といった刻印があります。

金に表記されている刻印とは

そして、欧米製品には「585」や「750」と表記されるパターンも存在。 

ただし、金には巧妙に作られた偽物が存在し、刻印だけで本物と断定はできません。金の特徴を理解することで見た目に騙されず金かどうか調べる方法があります。 

ここでは、金と金メッキを見分けるポイントを3種類紹介していきます。 

本記事では簡単に解説するのみで、詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にどうぞ。

金が本物かどうか見極める方法

磁石の反応で確かめる 

磁石を使用することは、金と金メッキを見分けるための迅速な方法の一つです。本物の金は、磁石を近づけても引き寄せられず、くっつきません。

一方で金メッキの場合は磁力に反応し、磁石を近づけると引き寄せられます。 しかし磁石に反応しなかったらといって、必ず金とは限りません。

金と同じように磁石に反応しない素材で作られた偽物の金属が存在することがあります。そのため磁石が反応しない場合でも、慎重に判断する必要があります。 

金の調べ方は複数あるため磁石だけで判断するのではなく、複数の方法を組み合わせて検証していきましょう。 

光沢と色合い 

金は特有の色合いと光沢を持っており、この特性を活用して、金と金メッキを見分けることができます。 

本物の金は深い黄色をしており、他の金属や合金とは異なる色合いを持っています。金メッキは通常、薄い金色をしており、本物の金よりも明るい色合いが特徴です。比較することで色の違いを見極めることが可能です。 

金には光沢があり光を反射させるため、光を均一に反射します。一方、金メッキは光を不均一に反射させるので、ペン先を光源に向けて傾け、光沢を確認しましょう。 

メッキのはがれ具合 

金メッキの場合、時間の経過と使用に伴ってはがれることがあります。金メッキがはがれてしまった部分については、金ではない素材が露出している可能性が高いです。 

本物の金は、通常の使用や経年劣化にはほとんど影響を受けません。金は化学的に不活性で、酸や湿気にもほとんど影響を受けないため、金製品は錆びたり変色したりすることはありません。  そのため、メッキが剥がれているものは金ではない可能性が高いです。

【算出】万年筆のペン先が金の場合の買取相場 

【算出】万年筆のペン先が金の場合の買取相場 

ペン先の買取相場は金の純度によって変わります。例えば、金の種類が14Kで重さが0.4gの場合、2023年9月6日時点の金のレートを踏まえて計算すると、買取相場の目安は以下の通りです。 

5,107(1gあたりの金価格)×0.4g(ペン先の重量)=2,043.8円 

純度別の買取相場表は以下のようになります。

金の純度質量相場価値
14K0.4g~2,043.8円
18K0.4g~2,786円 
20K0.4g~3,108.8円
22K0.4g~3,456.8円 
純度別買取相場表(2023年9月6日時点)

金の価格レートの確認や買取相場を計算する場合は、田中貴金属株式会社のチャートを参考にするといいでしょう。

【公式】金価格推移

【全部で4つ】万年筆のペン先が金の場合、どこで売ることができる? 

【全部で4つ】万年筆のペン先が金の場合、どこで売ることができる? 

使っていない万年筆は、ペン先の金に高い価値がある時に売っておきたいですよね。ですが、売り先を間違えると相場よりも低い価格で売却してしまうおそれがあります。 

万年筆の中には希少価値の高いブランド製品が存在し、そのような万年筆はコレクターの間で高額取引されることも多いです。そのため、価値を十分に理解してくれるところに売ることが大切です。 

ここでは、万年筆をどこで売るのがよいか解説していきます。 

ヤフオクやメルカリ 

最近は、不要になったものを個人で売買できるようになり、ヤフオクやメルカリはその最たる例ではないでしょうか。 

ヤフオクやメルカリで金素材の万年筆を売った場合、自分で値段設定をすることができるため、通常の売却額よりも高く売れる可能性があります。

しかし、送料や万年筆を保管する箱などは自分で支払う必要があり、必ずしも手元に残るお金が多いわけではありません。 

適正な値段設定ができないこともあるため、ヤフオクやメルカリで万年筆を売却する難易度は比較的高いです。 

リサイクルショップ 

リサイクルショップは、全国各地に店舗が存在し買取品目が多いことから、手軽に売ることができます。フリマサイトなどでは手数料や送料などの費用がかかりますが、リサイクルショップでは諸費用が発生せず持ち込みやすいため魅力的です。 

しかし、リサイクルショップの場合は必ずしも熟練したプロが査定するわけではないため、買取専門店で売った時よりも安く買い叩かれることも多いです。 

万年筆の市場価値を理解している査定士に見てもらい、「なるべく高値で売りたい」という人には向いていません。 

質屋 

質屋とは、品物を担保にしてお金を貸してくれる場所のことを指します。一時的にお金が必要な人が利用するサービスであるため、万年筆を高く売りたい方には推奨できません。 

質屋は買取店と違って、期間内に元金と賃料(利息)を支払えば、担保にした品物は返還されます。逆に、未払いの場合は質流れといい、担保にしていた品物が質屋の商品として販売されてしまいます。 

万年筆を手放すことなく早く現金が欲しいという人でなければ、次に紹介する買取専門店で売るのがベストでしょう。 

買取専門店 

万年筆の金素材のペン先を売るのであれば、買取専門店で売るのが一番です。買取専門店では市場価値を熟知した査定士が鑑定するため、万年筆の金属部分だけでも高く買い取ってくれる可能性があります。 

ブランド価値があり、コレクターの間で高額取引されている万年筆も見逃すことがないため、買取専門店では安心して売ることができるでしょう。 

その中でも、買取ウリエルでは、金・貴金属に関する専門知識が豊富な査定士が品物を正確に評価します。買取ウリエルのように信頼性がある買取専門店であれば、豊富な経験と専門知識に基づいて、お客様の満足度の高い買取が期待できます。 

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【ブランドメーカー別】万年筆の買取相場

【ブランドメーカー別】万年筆の買取相場

万年筆の中には一本数十万円で取引されるブランド製品も存在します。ブランド製品はその世界的な認知度と品質から高く評価され、コレクターや愛好家から親しまれています。 

買取相場はブランドやモデル、状態によって異なりますが、高級素材や繊細なデザインを持つ万年筆は特に高額で流通。 

万年筆を売る際には、ブランドや歴史、デザインに注目し、専門家の査定を受けることが重要です。 

ここでは、高値で取引されるブランドメーカーと買取相場を見ていきましょう。 

モンブラン 

「モンブラン」は、1906年創業の最高級ブランド万年筆です。100年以上の歴史を誇るモンブラン製品は高級さと洗練されたデザインで知られており、ペン先には「4810」のマークがあります。

モンブランの「マイスターシュテュック」はコレクターからの人気が高く、限定版モデルでは数十万円の価値が付くことも少なくありません。 

モンブランの万年筆の買取価格帯は30,000円〜200,000円となっています。 

パーカー 

「パーカー」は、英国王室御用達の筆記具ブランドとして有名です。ジョージ・サッフォード・パーカーが1888年に設立して以来、一世紀以上にわたり優れた筆記具を提供し続けています。 

シャーロック・ホームズの作者であるコナン・ドイルはパーカー製品をこよなく愛し、執筆活動に生涯用いられたといわれています。

パーカー製の万年筆の買取価格帯は20,000〜200,000円です。 

ペリカン 

「ペリカン」は、1832年に絵具の生産から始まり、175年以上の歴史を持つ高級筆記具ブランドです。その品質と信頼性から日本でも多くの文豪が愛用していました。

ペリカン万年筆は細部への徹底的なこだわりが高級感を醸し出し、時を経てもその価値は変わらずに求められています。

ペリカンの万年筆の買取価格帯は20,000〜100,000円です。 

セーラー 

「セーラー」は、1911年に創業された日本の文房具メーカーで、広島県呉市に拠点を置いています。セーラーは日本の文房具産業においてパイオニア的な役割を果たしました。

セーラーの万年筆は高品質で信頼性があり、デザインと性能が筆記具愛好者から高く評価されています。

セーラーの万年筆の買取価格帯は10,000〜50,000円で取引されています。 

エス・テー・デュポン 

「エス・テー・デュポン」は、高級皮革製品メーカーとして1872年に設立され、1973年に筆記具市場に参入しました。 

デザインにこだわり、金色の文字で書かれた美しいゴールドのペンや、細部に至るまで精巧な彫刻が施されています。14金のゴールドやローズゴールドのペン先は、高級感を醸し出します。 

エス・テー・デュポンの高級万年筆は、買取価格帯は10,000〜100,000円です。 

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ペン先に金が使用されている万年筆の買取実績



こちらでは、ウリエルで買取させていただいたペン先に金素材が使われている万年筆の買取事例を紹介させていただきます。


MONTBLANC モンブラン MEISTER STUCK マイスターシュテュック No.149 ペン先14C 14K 14金 万年筆 文房具



商品名 MONTBLANC モンブラン MEISTER STUCK マイスターシュテュック No.149 ペン先14C 14K 14金 万年筆 文房具
買取価格 ¥10,000円



こちらは、人気ブランド「モンブラン」の万年筆でペン先に金素材が使用されているものです。


ペン先の金素材には、k14が使われていることと金の価格が高騰していることから、買取価格は相場よりも少し高い10000円となりました。


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万年筆のペン先が金の場合、高価買取に繋げる4つのコツ


万年筆のペン先が金の場合、高価買取に繋げる4つのコツ


大切に使用されてきた万年筆を手放すときには、少しでも高く買取って欲しいですよね。万年筆のペン先が金である場合、高く売るためのコツが4つあります。


買取に出す前にチェックしておくことで、高価買取に繋がる確率が上がるため、ぜひ参考にしてみてください。


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1本丸ごと売る


高価買取を狙うのであれば、1本丸ごと売るのがいいです。 


ペン先が金素材の万年筆の場合、高級万年筆であることがほとんどです。高級製品を1本丸ごと買取に出した場合、ペン先の価格よりも本体の方が高いといったことがよくあります。 


ペン先が金素材でセーラーやモンブラン、GUCCIといったブランド製品の場合、高価買取が期待できるでしょう。


付属品をセットにして売る 


万年筆のオリジナルケースや購入した時の証明書などがあれば、買取時に評価が上がり高く売れやすいです。


付属のケースや証明書があることで買取店に、本物である客観的証拠を示すことができ、買取価格にプラスの影響があります。 


付属品にはケースや証明書の他に、予備のインクカートリッジやクリーニングセットがあります。自宅に保管されている付属品や保証書がある場合には万年筆とセットにして売るようにしましょう。 


できるだけ綺麗にしておく 


万年筆を買取に出す前に、きれいにクリーニングしておくことも重要です。汚れや古いインクの残留物があると、査定額が下がる可能性があります。


メンテナンスが行き届いた、きれいな状態の万年筆は高い評価を受けやすいです。 簡単な清掃で汚れが落ちる場合は、できるだけきれいにしてから売却しましょう。 


金の相場高い時に売る 


ペン先が金素材の万年筆の場合、一本丸ごと売った時にも金相場の影響を受けます。金の相場は毎日変動するため、上がったり下がったりします。 


金の価格は、ウクライナ情勢や円安の影響により高騰しているため、金素材の万年筆の買取価格もそれに伴い上昇中。 


世界情勢を予測するのは難しいですが、数年前よりも金の価値は上昇しているため、少しでも万年筆を高く売りたい方にとって今は売り時と言えるでしょう。


売り時の判断やテクニックについては、以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方は参考にしてみてください。


金の売るタイミングを見極める方法


まとめ 


万年筆のペン先の金だけを売ることも可能です。しかし、ペン先に金を用いている場合は高級ブランドが多いため一本丸ごと売る方が高く売れます。 


ブランド万年筆を売却したい際は市場価値を理解し、目利きがある買取専門店に依頼しましょう。現在は金相場が上昇しているため、思いもよらない臨時収入になるかもしれません。 


ペン先が金素材の万年筆を査定依頼したい場合は、高価買取に定評がある買取ウリエルに無料査定をおすすめします。ペン先が金素材かどうかわからない場合でも大丈夫です。 


買取ウリエルでは、金・貴金属に関する専門知識が豊富な査定士がしっかりと鑑定し、高価買取につなげます。万年筆を少しでも高く売りたい場合にはお気軽にご相談ください。


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