金・貴金属買取2024年01月22日

「金の価値は下がらない」と言われる理由!今後は下がる可能性あり!?

金は安全資産と言われていて、「資産価値が下がらない」こういった言葉を耳にしたことがあると思います。実際、金は世界情勢や経済が不安定になったとき、金の需要が高まり、資産価値が高まるため、非常に安定感があると言えます。

しかし、実際は金の価値が下がる場合もあり、理由としては市場での金の価値は日々変動をしているからです。対策としては、金の価値が変動する理由やタイミングを理解していれば、安全に資産を保有することが可能です。

本記事では、金の価値が下がらない理由や下がるタイミングを解説しつつ、金の価値が下がった場合の対処法を解説していきます。なお、買取ウリエルが、査定数300万点を突破したり、数多くの金・貴金属の査定経験から経たりした知見やノウハウを基に説明します。

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「金の価値が下がらないと」言われる4つの理由

「金の価値が下がらないと」言われる4つの理由

金は唯一無二な材質で多くの点で優れている貴金属なため、投資以外の目的でも使われることが多いです。装飾品としてはもちろん、様々な物に形を変え、人々の日常に欠かせない重要な役割を担っています。

「金の価値が下がらない」と言われる理由には、次の4つが挙げられます。

  • ・希少性がある
  • ・金そのものに価値がある
  • ・あらゆる分野で需要がある
  • ・金そのものが劣化することが少ない

それぞれを詳しく解説していきます。

希少性がある

WGC(ワールドゴールドコンシル)によると、2022年末時点で採掘された金の総量は20万トンと言われています。金が地球上に存在する総量は決まっており、地下に埋蔵されている残りの金は5万トンと発表しています。

【参考】金の埋蔵量データ

年間の採掘ペースが3,000トンと言われているため、計算上10年程度で採掘が完了するとされているのです。採掘が完了してしまったあとは、地上にある金をリメイクして使用する方法が挙げられます。

価値を測る指標として希少性が非常に大きな要素で、金は特に希少性が高い資源と言えるため、今後も価値が下がることはないと言えます。

金そのものに価値がある

金そのものには高い価値があり、世界各国、時代を問わず通貨として取引されます。株や債券の場合は、企業や国経営が悪化すると株や債券の価値は暴落し、本来の価値が失われ紙切れ状態となりかねません。

その点、金の場合は企業が倒産したり国が破滅したりしても、価値が下がることはなく、むしろ上がる傾向にあります。なぜなら、投資家たちは株や債券を手放し、資産分散のために金を保有する人が増えるからです。

世界経済が不安定な状況でも、金を持つことで資産を保有することができるため、必然的に需要は高まるのです。

あらゆる分野で需要がある

金は装飾品や工業品、医療品などに素材として使用されており、各分野で非常に需要があります。

金は柔らかく加工に適した材質なため、ジュエリーなどに使われ、昔から装飾品として愛されていました。工業品の場合は電気伝導を生じやすい性質から、スマートフォンやパソコンなどの電子機器にも使われています。

医療現場では、金はアレルギーを起こしにくい材質なため、金歯として用いられてます。また、神様を崇拝し讃えるという意味で、仏具に金が使われることもあります。

加工のしやすい展延性、導電性、アレルギー性の低さなどから、あらゆる分野で人々の生活に役立っているのです。

金歯などといった金を含む商品は、買取市場でも非常に人気です。買取を検討の方は以下の記事も合わせてお読みください。

金歯の買取について

金仏具の買取について

金のライターの買取について

金を含む万年筆の買取について

金そのものが劣化することが少ない

金は耐久性がとても強いため、水や空気による酸化や腐敗が起きることはありません。アクセサリーの様に、人の肌に触れていても酸化しにくいため、金はアクセサリーに適した材質と言えます。

どれほど年期の入った装飾品であっても、純度の高い金であれば加工当時の美しさを保ったまま後世へ受け継ぐことができます。金は熱による加工を施しても、性質そのものが変わることはないので、加工のしやすさも金の持つメリットです。

劣化に強く、加工のしやすい点は、多様な分野で役に立つため価値が下がらない要因と言えます。

上がりすぎ!?現在、金の価値が高い理由

現在の金の価格は、1gあたり10,000円に達しており、10年前と比較すると金の価格は2倍以上になっています。特に金の価値は近年で急成長しており、2019年には金1gあたり4,000円台だった事に対し、2020年代には金1gあたり6,000円台になりました。

金の価格は2020年以降も上昇傾向にあり、その背景には世界情勢が不安定であることが考えられます。金の価値が高い具体的な理由は、次の5つが挙げられます。

  • ・円安
  • ・地政学リスクの高まり
  • ・新型コロナウイルスの大流行
  • ・金の需要と供給のバランスが逆転
  • ・低金利

上記の金の価値が高い理由については、以下の記事で解説していますので、合わせて読んでみてください。

金の価格が上昇している理由

【検証】過去に金の価値が下がったことはある?

金の価格レート(月次)
金の価格レート(月次)

金の価格レート(年次)
金の価格レート(年次)

上記は田中貴金属様が出している数字を参考に、金の価格をグラフで表したものです。

【参考】田中貴金属

このデータから読み取れることは、主に次の2つです。

  • ・日次単位で見ると、価格の変動が大きい
  • ・年次単位で見ると、必ず価格は上昇している

以上のことから、過去のレートはジグザグと波を打つように推移しており、短期で見るとレート下がっている瞬間が存在しています。長期で見ると、レートが安定して上昇しているため、金の価値は下降したことがないと言えます。

【必読】安全資産と言われる金の価格が下降する4つのタイミング

【必読】安全資産と言われる金の価格が下降する4つのタイミング

金は金自体に価値があり、いつ、どの国でも取引が可能です。金は安全資産と言われていますが、世界情勢の影響を強く受けることから金の価格が下降する場合もあります。

金の価格が下降するタイミングは、以下の4つが挙げられます。

  • ・円安から円高になったとき
  • ・世界情勢や経済が安定したとき
  • ・需要と供給のバランスが整ったとき
  • ・中国とインドの経済成長が低下したとき

それぞれ詳しく解説していきます。

円安から円高になったとき

金は世界の共通認識としてドル建てで取引され、ドル以外の通貨を使う日本では為替の影響を大きく受けます。円安の場合は、金が多く買われるため価格は上がります。

なぜなら円安で金を購入する場合、ドル建ての金価格は日本円より価格が高く、金を保持していると資産を増やすことが可能になるためです。反対に、円高で金を購入する場合は、ドル建ての金価格は日本円より価格が低いため、元割れが生じます。

元割れが生じる円高の場合は、金の需要が下がるため、価格が下がります。金の購入を検討する際は、円高や円安のタイミングを見計らうことが重要です。

金を購入するタイミング

世界情勢や経済が安定したとき

金は有事の資産と言われており、戦争や疾病などで世界情勢や経済が不安定な場合は、金の価値が上がります。株や債券などの投資商品は、経済の影響を強く受けてしまうため、経済の動向が不安定な時に保持していることは安全ではありません。

企業や国経営が経済的な危機に直面したとき、株や債券を保有する投資家は暴落のリスクを恐れて、保有する株や債券を売却します。株や債券を手放した投資家たちは、次に資産として安定している金を購入し、資産を確保します。

反対に、世界情勢や経済が安定している場合は、株や債券の暴落を考慮する必要がないため、金を購入する投資家は不安定なときと比較して多くありません。その結果、金の需要と価格は下がります。

需要と供給のバランスが整ったとき

金は需要が高ければ価格は上がり、低ければ価格は下がるように、需要と供給のバランスで金の価格は異なります。需要が供給を上回るケースは、需要に対する供給が追いついていないため、金を保持したくても保有できない人が出てくると言うことです。

国によって金の生産量の増減は変わりますが、金の需要は年々増加しています。近年では、金の生産量が需要に追いついていないため、購入ができない投資家が増えている状況です。その結果、金自体がより希少価値化しており、価格が高騰しています。

反対に、金の供給が需要を上回り、誰でも金を購入できるようになると金の希少価値は下がります。供給の割合が多くなればなるほど、金の価値が下がると言うことです。

中国とインドの経済成長が低下したとき

中国とインドは国民性もあって、古くから金に対する関心がとても高いです。金の保有率もこの2か国で世界の半分を占めているというデータもあります。

2022年時点での金の生産量が最も高い国は中国であり、金の消費量も最大国と言われています。中国では金需要が供給に追いついておらず、需要を満たすために他国から大量の金を輸入しているのです。

インドは金文化が根強く、人口の6割を占める人々が金を保有しています。インドの多くの人々は、銀行口座に現金を預ける代わりに金のアクセサリーなどを身につけ、資産として金を保有しているのです。

中国やインドは金需要が非常に高く、金の価格はこの2か国の動向に大きく影響を受けます。中国やインドの経済成長が停滞した場合は、金の需要が減少するため価格は下がってしまいます。

【予想】金の価値は今後も下がらないのか?下がった時の対処法も解説

【予想】金の価値は今後も下がらないのか?下がった時の対処法も解説

金の価値は短期的に見れば下がることはあります。しかし、過去のチャートを見ると、金の価値が下がり続けたことはないため、5年、10年のように長期的に見るとまだまだ金の価値は上がる予想が可能です。

金の価値が上昇する理由としては、世界情勢が不安定なことや円安が続いていることなどが挙げられます。反対に、この状況が落ち着いてきた時が、金の価値が下がるタイミングです。

金を保有している人や購入を検討している人に向けて、金の価値が下がった場合の対処法を下記で解説していきます。

【金持っている人向け】金の価値が下がったときの対処法

このまま保有し続けても良いですし、売却しても問題ありません。有事の場合には、高値で売ることができ、しっかりと力を発揮してくれます。

近年では新型コロナウイルス感染症流行後から、金の価値は大幅に高騰しており、その後のウクライナ情勢悪化により、さらに金の価値は上昇傾向です。現状、金1gあたりの金額は歴代最高額と言えます。

したがって、金の価値が高騰している現在は金を売るタイミングとして最適です。売る際の注意点としては、金の価値が完全に下がりきった後だと金を売る人が増え、希少価値が下がるため高値で売れなくなってしまいます。

日に日に変動する金相場をチェックし、下がり始めたタイミングを見極めて売ることで、高値で売却することができます。

金を損せず安全に売るタイミング

【金持っていない人向け】金の価値が下がったときの対処法

「金を持ちたい」と考えている人にとっては、価値が下がったときこそが金を購入する最適なタイミングと言えます。基本的に投資をする上で「安く買って高く売る」ことが必須条件であり、金の価値が下がったタイミングで購入するのは、この公式に合致するからです。

現状の金の価値は高騰していますが、日々の金相場は上昇や下降を繰り返しています。長期的に金を保有すれば、今後も金の価値は上昇することが予想されるため、金価格が安いタイミングで購入すると良いと考えられます。

まとめ

金は有事の資産と言われており、株や債券と比較すると安定的に価値が上昇するため、安全資産と言えます。金の価値が下がらない理由については次の4つです。

  • ・希少性がある
  • ・金そのものに価値がある
  • ・あらゆる分野で需要がある
  • ・金そのものが劣化することが少ない

上記の理由を踏まえて、金の価値は今後も下がることがないと考えられます。金の埋蔵量には限りがあり、10年後以降には採掘は完了すると予想ができ、金の希少価値はさらに高くなります。

金価格は短期的に見ると変動が多く、下降傾向になることもありますが、5年や10年と長期的に見ると今後も上昇傾向にあると予想が可能です。もし、金の価値が下がった場合は、金を売り買いする最適なタイミングと言えます。

日々変動する金相場や世界情勢の動向を予想することは難しく、売るタイミングを逃してしまうことがないように注意が必要です。金相場のチャートや、世界情勢などの情報をこまめにチェックすることは大切ですが、保有している金の価値を確認することも重要です。

信頼できる買取業者に相談して、金の買取価格と購入時の金価格に差異が生じないか、納得できる価格であるか確認すると良いですよ。

買取ウリエルでは、豊富な査定経験を有し、金・金属に関する専門知識が豊富な査定士がしっかりと鑑定し、本物の金かどうかを正確に判断します。買取もあわせて希望の場合は、その場で行うこともできるので、ご気軽にご相談ください。

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