ディオール(dior)の本物と偽物の見分け方!8つの違いをプロが解説!
クリスチャンディオール(dior)は高級ブランドとして知られていますが、その人気ゆえに多くの偽物が出回っています。特に、オンラインショッピングやフリーマーケットの利用が増える中、「本物と偽物の見極め」がますます重要になっています。当然ながら、偽物のディオールを販売する業者にアフターフォローは望めません。
今回の記事では、ディオール製品の本物と偽物の見分け方8種類を、プロの視点から解説します。
ディオールの偽物の8つの見分け方
高級ブランド・ディオールの購入を検討する人は、偽物と本物を見分ける方法を必ず知っておいてください。以下、ディオールの偽物を見分けるため8個のポイントを解説します。
①タグの刻印
タグの刻印は、ディオールの本物を見分ける際の重要なポイントです。正規品のディオール商品には、高品質で精細な刻印が施されています。偽物の場合、刻印が薄かったり、粗雑だったりします。
より具体的に言うと、本物の「Christian Dior」のロゴの「s」は少し右に傾いており、クセがあります。一方、偽物は「s」が真っ直ぐです。この違いは非常に明確で、簡単に確認できます。ディオール商品を購入するときは、必ずタグの刻印を確認し、「s」のフォントと、その全体の品質をチェックしましょう。
②CD刻印
ディオールのバッグ等には、「CD」と刻印が押された金具部分があります。本物の刻印は「C」の文字に丸みがあり、また、上の先端部分には「尖り」があります。
偽物の場合は、「C」の文字に丸みが無く縦長だったり、上下の先端部分が同じ形になっていたりします。CD刻印部分を注意深く観察し、細部の精巧さを確認しましょう。
③ギャランティカード
ディオールの製品が本物であることを証明する重要な要素の一つに、ギャランティカードがあります。実は、偽物の商品には偽物のギャランティカードが付いてくるので、存在の有無だけでは見分けるのが難しいです。
最終手段として、ギャランティカードの特殊な仕掛けを使ってみるといいでしょう。ギャランティカードにブラックライト(紫外線)を当てると、青白く「D」の文字が浮かび上がってくるのです。このカードが付いていれば、本物です。
④金具の刻印の向き
特にディオールのショルダーバッグに限定されますが、長さ調整用ストラップ金具の刻印の向きが、本物と偽物で異なります。本物のディオールは、内側から外側に向かって「CD」と読めるようになっています。
その一方、偽物だと天地が逆になっており、向きが異なることがあります。長さ調整がある商品の場合は、チェックしてみましょう。
⑤ロゴタグ
ディオールの製品内側には、ロゴタグがついています。前述の通り、本物のロゴでは「s」の文字が少し右に傾いているのが特徴的です。ステッチ(縫い目)についても、本物は少し傾きがあり、偽物はストレートに縫われています。
ただ、近年のコピー品はロゴタグ部分も完全にコピーしてくるので、タグだけでの判断は難しくなっています。
⑥ネジ
ディオールの中でも人気が高いレディーオール・カナージュ等、一部の商品の金具部分にはネジが使われています。本物は、マイナスネジが使われていますが、一部の偽物にはプラスネジが使われています。
分かりやすい違いなので、念のため確認してみると良いでしょう。
⑦ファスナー
ディオール製品は、ファスナーにも真贋の見分けポイントがあります。高級ブランドとして知られるディオールは、品質に対して厳しい基準を持っており、本物の製品には高品質な「LAMPO」のファスナーが使われます。まれに、「Christian Dior」と刻印されたファスナーもあります。
逆に、偽物のディオール製品のファスナーは、偽物の「LAMPO」が使われていることもあります。刻印の無いファスナーが使われていたら、偽物と判断してよいでしょう。
⑧メッキ塗り
ディオール製品には、ファスナーだけでなく、チャームやストラップなど、金属部分があります。本物の金具部分は、丁寧で均一なメッキ塗りが施されています。
一方、偽物の金具部分は、メッキ塗が粗く、ムラやシワが出ているものがあります。
【アイテム別】ディオールの偽物の見分け方
続いて、アイテム別にディオールの偽物の見分け方を詳しく解説します。
特に有名で人気のレディディオール・ブックトート・香水について、順番に見ていきましょう。
レディディオール
レディディオールの特徴は、高級素材を全体に使用したラグジュアリーなデザインと、Diorそれぞれの文字に分かれたチャームです。偽物を見分けるためには、細部のディテールを確認することが重要です。
具体的には、偽物だとチャームとリングを繋ぐ金具部分に隙間があり、全体的に安っぽい印象があります。また、金具に刻印された「CD」のロゴ、特に「C」の字体に丸みがあり、上部先端に角度が付いてるのが本物です。
最後に、レディディオールの内側には長方形のタグがありますが、偽物は丸みを帯びたタグになっていたりします。
以上のように、レディディオールの細部のディテールに注目し、注意深く観察することで偽物を見分けることができます。
ブックトート
ブックトートは、ディオールのバッグの中でもサイズが大きく、全面にラグジュアリーな刺繍が施されているのが特徴です。
高級ブランドバッグとして確固たる地位を築いている半面、残念ながらその偽物も多く流通しています。見分けるためには、ディテールに注意を払うことが重要です。
具体的には、ブックトート中央部のヘリンボーン柄です。本物は手縫いで、縫い方に自然なランダムさがあり、遠目で見ても違和感がありません。一方、偽物は機械縫いで間隔が均一なものが多いです。また、ロゴでは「CHRISTIAN DIOR」の字体に注目しましょう。特に、前述の「s」の文字が右に傾いているか、もしくは偽物だと大文字の「I」にも歪みが出ることがあります。
これらのポイントを押さえてチェックすることで、ディオールのブックトートの偽物を見分ける手助けとなるでしょう。
香水
ディオールの香水は、容器が本物でも中身が偽物、というケースが多いです。よって、ネット通販やフリマサイトの写真から本物か偽物かを判断するのは困難になります。
よって、最も大事なのは信頼性のある店舗やサイトで購入することになります。購入前には他ユーザーのレビューを確認し、ギャランティカードなどの付属品が揃っているかを確認することで、本物を買える可能性が高くなるでしょう。
ディオールの偽物と本物を見分けられない時の対処法
ディオールの商品を購入する際には、偽物に騙されないために慎重に検討する必要があります。しかし、プロでない限り、偽物と本物の違いが明確に分からないことも多いです。そんな時にどのように対処すれば良いかについて解説します。
購入しない
偽物のディオール製品では…?と疑いを持った場合、その商品は購入しないことが最善です。偽物を購入すると、品質が低くて購入金額が無駄になるだけでなく、失敗したショックでブランド品を楽しめなくなってしまいます。また、そもそも偽物の販売は違法行為であり、違反販売者にお金を渡さないことも重要です。
例えば、インターネットオークションやフリマアプリでは、定価よりも割安なディオール商品がありますが、本物の商品の中古だから安いのか、それとも偽物だから安いのか、写真や説明文だけで判断するのは難しいです。割安な値段に釣られて購入したい気持ちになるのは分かりますが、一度冷静になり、信頼できる販売元から本物の商品を手に入れるようにしましょう。
買取査定に出す
既に購入したディオール商品が本物か偽物か分からなくない場合は、買取査定に出して専門家に確認してもらうのが最善方法です。専門の査定士は多くのディオール製品を見てきており、偽物と本物を見分ける知識と経験が豊富です。そのため、買取査定に出すことで確実にあなたの品物の真贋を確認できます。
なお、買取査定サービスは査定後に売却するかどうかを判断することができます。査定結果に満足した場合は売却するのもいいですが、査定金額に満足しなかった場合は、そのまま商品を持ち帰りましょう。その場合でも、査定金額について詳しく伝えてくれる、優良な買取査定店を選びましょう。
ディオールを高価買取してもらう7つのコツ
ちなみに、ディオール製品を買取査定に出すときは、誰でも「なるべく高く買い取ってもらいたい!」と考えるものです。ここでは、ディオール製品を高価買取してもらうための7つの具体的なコツを簡単に紹介します。
保存方法に気をつける
ディオール製品を高価買取してもらうためには、正しい保存方法を守ることが重要です。例えば、バッグや財布は専用の箱に入れ、防湿剤などを使って湿気を防ぐのが大事です。コスメや香水は、直射日光を避け、押し入れなどの冷暗所に保存します。
付属品をそろえる
ディオールの商品を高価買取してもらうためには、付属品をすべてそろえておくことが重要です。付属品の有無が商品価値を大きく左右します。例えば、ディオールのバッグを購入した際に付属しているストラップ、ギャランティカードなどがすべてそろっていれば、買取価格が大きく増加する可能性があります。
季節ものはシーズン前に売る
季節の商品はシーズン前に売却することで高値が期待できます。本来は高い価値がある商品も、シーズンを逃すと価格が下がってしまう可能性があります。季節の商品はシーズン前に売ることで、最大限の利益を得ることができます。また、買取業者が季節ごとに買取価格アップキャンペーン等を行っているケースもあります。
まとめて査定に出す
複数のディオール製品を一度に査定に出すことで、高い買取価格を得る可能性が高くなります。まとまった数量の査定は、買取業者にとってもコスト削減や在庫確保のメリットがあり、その分高い査定額を提示することができます。例えば、カバン、財布、アクセサリーを同時に査定に出すと、単品で出す場合よりも高価買取が期待できます。
修理は正規店で行う
ディオール製品を修理する際は、必ず正規店で行うべきです。非正規店での修理は、品質や仕上がりが保証されないため、買取価格を損ねる可能性が高いです。
事前に汚れを落とす
ディオール製品を高価買取してもらうためには、事前に汚れを落とすことです。シンプルながら、買取価格に直結します。
例えば、バッグやアクセサリーの表面に付いた汚れやシミを取り除くだけで、買い取り価格が上がる可能性が高くなります。特にディオールのような高級ブランド品は、細部まで清潔に保つことが買い取り価格アップにつながります。
不要になったらすぐに売る
不要になったアイテムはすぐに売ることで、高価買取が期待できます。流行や商品の状態は時間が経つにつれて変わり、価値が下がるため、早めに売ることでより高い価格での買取が可能になります。
もちろん、ディオールのような超有名ブランドは、時期によって価値が大きく落ちることはないものの、特定のデザインの流行り廃りもあるため、価値が高いうちに売却することで、より高い買取価格を得られる可能性があります。
偽物のディオールかどうか見分けがつかない場合は買取ウリエルに依頼しよう
本物か、偽物か、どうしても判断がつかないディオール製品は、専門業者である「買取ウリエル」にご依頼ください。買取ウリエルは経験と専門知識を持つプロフェッショナルが査定を行うため、正確な鑑定が期待できます。
例えば、前述した刻印やロゴやメッキなどの「偽物のディオール製品を見分ける方法8つ」についても、経験に基づいて正しく判断することができます。
偽物かどうか少しでも迷ったら、売るかどうかは別にして、まずプロに見てもらうのをおすすめします。
まとめ
今回の記事では、ディオール製品の偽物を見分けるポイント、本物との細かな違いについて解説しました。特にディオールのような高級ブランド品を手に入れる際には、偽物に騙されないよう、事前に正しい知識を取り入れておきましょう。
変な話ですが、技術力の向上によって、コピー品のクオリティも上がってきています。プロの業者でないと、本物か偽物かを完璧に見分けるのは難しくなってきているため、購入を迷ったら「まずは買わないで、冷静になる」ことが大事です。
また、既に購入したディオール商品の真贋が気になった場合は、気軽に査定業者に持ち込んでみてください。プロの視点から、細かなポイントをチェックしてもらえます。
将来売却することを見据えるのであれば、なるべく高価格で引き取ってもらえるようコツを押さえておくのも重要です。
ディオール製品を安心して楽しむために、この記事が参考になっていれば幸いです。
2つの買取方法