【要警戒】金の買取詐欺に注意!詐欺の手口やトラブル対処法を解説!
金・貴金属は、高値で売れることから、大きく注目を集めていますが、一方で買取詐欺の標的になっています。
例えば、「不当な査定額で買い叩かれた」「依頼対象の買取商品以外に、金・貴金属の買取を要求された」といった事例が多数あります。
中には、警察案件にまで発展することもあり、買取を依頼する場合には、しっかりと知識を持って応対することが、非常に重要です。
本記事では、金の買取詐欺や手口についてご紹介するとともに、買取トラブルの対処法も、合わせて解説していきます。
この記事を読むことで、金・貴金属の買取詐欺やトラブルに対する知識が高まり、トラブルを回避する方法を学ぶことが可能です。
【要注意】金・貴金属の買取詐欺はとても多い!
金・貴金属が高価買取されていることから、買取業者を装った詐欺は非常に多くなっています。
「自分は騙されない」という油断は禁物です。
その現状を知っておくことも、買取詐欺やトラブルを回避するポイントですので、確認しましょう。
【国民生活センターに寄せられた買取トラブルに関する相談件数】
年度 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
相談件数 | 5,220 | 6,018 | 6,921 | 5,159 |
上記の表は、国民生活センターに寄せられた買取トラブルに関する相談件数です。
2019年から2021年まで増加傾向で、2022年には少し下がったものの、件数は多いです。
近年は、リユース業界に大手の企業やリサイクルセンターが参入しているため、クリーンになりつつあるのは確かにあるのですが、まだまだ買取トラブルや詐欺が減らないのが現状です。
【必読】金・貴金属買取の9つの詐欺手口
金・貴金属の買取詐欺の手口は、さまざまで新たな手口が日々、増えています。
ここでは定番の手口から、一見、気がつきにくい手口まで、9つをご紹介します。
「自分は騙されない」と思っていても、引っかかってしまうのが詐欺です。この機会に覚えて、備えておきましょう。
アポなしで突然の訪問・電話勧誘による押し買い
悪徳業者の定番の手法といえば、アポなしでの訪問・電話勧誘です。
特に、「押し買い」には要注意で、強引に物を売ろうとする押し売りの「買い」バージョンです。具体的な特徴としては、突然訪問してきては、いきなり査定をし始め、売却するまで帰らないといった行動をします。
相手に考える余地を与えないため、このような行動をとるため少しでも、おかしいと感じた場合は、自分の意志で「NO!」と提示することが大事です。
また、勧誘がしつこい場合には、警察へ連絡をしましょう。
別の名目で金・貴金属を買取
悪徳業者の中には、古銭や着物の買取をうたって訪問してきたものの、それらを査定せず、金・貴金属といった高価なものに目を付けて買取を迫る業者もいます。
問題なのは、本来の目的であった「古銭や着物の買取」を行わない点です。
本来の目的から強引に話をそらされる場合や、金・貴金属の話題を出してきた場合には、詐欺を疑いましょう。
不当な買い叩きを行う
「不当な買い叩き」とは、商品の買取相場を無視して、不正に安く買値を付ける行為のことです。
買取専門店を利用する際に、買取相場までしっかりと把握している人は少ないため、そこに漬け込み、不当な買い叩きを行う悪徳業者が多いです。
買取に金・貴金属を出す前に、レートを調べて買取相場を調べておくことが大切です。
金・貴金属のレートを掲載しているサイトを活用すると、確実です。
田中貴金属さんのサイトで確認することができますので、参考にしてみてください。
買取業者自身の素性を明かさない
正規の買取業者の場合、訪問買取を行う前に、名刺や口頭などで、必ず自身の身元情報を利用者に開示します。
しかし、悪徳業者の場合は、自分の情報を明かしません。
査定を行う前に、買取業者から情報の開示がない場合には、利用者から聞き出すようにしましょう。
もし、頑なに身元を明かさなかったり、情報開示を拒否された場合には、こちらから買取査定を断り、詐欺を防ぐことが大切です。
貴金属テスターを使って詐欺まがいの買取を行う
貴金属テスターとは、”本物”の金や貴金属を判別する機器です。
この貴金属テスターを使った手口として、「これは”噓物”の金に反応します」と謳って、不当な値段で金を買い取る事例が増えています。
貴金属テスターが反応するのは、本物である場合ですので、知識として覚えておきましょう。
大手買取業者を謳って訪問買取を行う
大手の買取業者を謳うことで、利用者を安心させて、訪問買取を行おうとするやり方です。
最近は、簡単に名刺も噓物がつくれたりするので、判別が非常に難しいです。
さらに手が込んだものだと、嘘のサイトを作成してプロフィールを掲載したものを見せて、より信頼性を出す悪徳業者もいます。
しかし、大手買取業者は、アポイントなしで訪問することはありません。急な訪問買取で訪ねて来た場合は、断ることが大切です。
クーリングオフの説明がない
クーリングオフとは、「一定期間内であれば、契約解除ができ、代金と引き換えに品物を取り戻せる」制度です。
しかし、悪徳業者の場合、このクーリングオフ制度の説明がありません。
こういった業者は、万が一品物を返してほしくなった場合、返してくれないため、注意が必要です。
対策として、利用者側からクーリングオフ制度について、知識を持っておくことが重要です。国民生活センターのサイトを参考にするといいでしょう。
高額なキャンセル料や手数料を請求してくる
正規の買取業者の場合、基本的には査定料や途中キャンセルは、無料で可能です。
しかし、悪徳業者の場合、無料ではなく、高額な請求を要求してきます。
さらに、「査定する物の素材が特殊」などの理由をつけて、オプション的に料金を請求する手口も過去の事例であります。
査定の段階で、料金を請求された場合は詐欺ですので、しっかり断るようにしましょう。
独自のリストをもとに詐欺を行う
独自に入手した情報をリスト化したものを使って、訪問買取や電話勧誘をする買取詐欺の手口が増えています。
主に騙されやすい高齢者や、金・貴金属を所有している家庭などをピックアップし、訪問してきます。
その中でも、周りに相談することができず、丸め込みやすいことを理由に、一人暮らし者がターゲットになっています。
特に一人でいる状態でアポなしの訪問買取や電話勧誘に遭った場合には、まずは詐欺である可能性を疑い、しっかりと断るようにしましょう。
【手引き】金・貴金属買取の8つのトラブル対処法
さまざまな手口がある詐欺に騙されないためには、対処法を知っておくことが大切です。
ここでは、金・貴金属買取のトラブルに対処する8つの方法をご紹介します。
買取相場を把握しておく
金・貴金属を査定する前には、必ず買取相場を把握しておきましょう。
悪徳業者は、明らかに安値を付け、不当な値段で買取を行おうとするため、買取相場やレートを知っておくことで、不正を疑うことができます。
特に金・貴金属の場合は、田中貴金属さんのサイトを参考にすると、よいでしょう。
古物商許可証と古物商従業者証の提示を要求する
正規の買取業者は、「古物商許可証」と「古物商従業者証」を持っています。
この2つがない場合、買取業を行うことができません。
依頼した買取業者が、少しでも怪しいと感じた場合は、古物商許可証と古物商従業者証の提示を求めるといいでしょう。
提示を拒否したり、渋ったりした場合は、悪徳業者と考えるのが妥当です。
また、最近では偽造した古物商許可証、古物商従業者証を提示してくる場合もあるため要注意です。
正規の買取業者の場合、各都道府県の公安・警察署ホームページに一覧として掲載されているので、確認しましょう。
業者に流されず、自分の意思を貫く
買取トラブルが起こりやすいケースとして、訪問買取が挙げられます。
訪問買取の場合、お互い面と向かって査定を行うため、人によってはなかなか自分の意見を言いづらいという方もいるかもしれません。
しかし、意思表示がしにくい人ほど、詐欺に付け込まれるため、しっかりと自分の意見や意思を持っておくのが大事です。
曖昧な返事をせず、白黒はっきりつける答え方をしましょう。
初回訪問は査定のみにする
初回訪問の際、査定から買取まですべて行うのは悪徳業者です。
悪徳業者は、詐欺が目的のためスピーディーで簡潔に買取まで繋げようとします。
そのため、専門的な知識は上辺だけの査定を行い、根拠が不確定なまま買取まで、強行しようとします。
したがって、初回訪問時は査定のみしてもらうのがいいでしょう。
その際、利用者は買取相場やレートや金・貴金属製品の特徴といった、情報をあらかじめ調べておくと、査定結果の違和感・不正を疑うことができ対処につながります。
金・金属製品の特徴や本物の見分け方は、以下の記事で詳しくご紹介していますので、参考にしてみてください。
複数の業者で見積もりをとる
金・貴金属にかかわらず、買取を行う場合は、複数の業者で見積もりをとるようにして、一番値を付けてくれる業者を選ぶようにするのがいいです。
業者によって商品の評価は違うため、買取相場を知るいい機会になります。
また、査定・見積もり数が多ければ多いほど、適切な買取価格がわかるので、比較してみることで、本当の価値を出すことができます。
少し時間はかかりますが、慎重・丁寧に製品を見てもらうことは、買取詐欺を防ぐ大事なポイントです。
製品の記録を残しておく
買取業者を利用する際には、必ず査定の前に依頼する製品の記録を残しておきましょう。
製品の写真や動画を詳細がわかる状態で撮影しておくことや、保証書などの証明書類はコピーを取っておくことで、万が一、詐欺にあってしまった場合に証拠として使用することができます。
過去にも、記録を残しておいたことにより製品を取り戻すことができた事例は多くあるので、忘れずに行いましょう。
書面を提示するように促す
優良業者であれば、基本的に見積もりの結果を見積書で提示するなど、書面に残して提示してくれます。
しかし、悪徳業者の場合は身元を少しでも隠したいために、物的証拠になる書面に残すことを拒否する傾向にあります。
書面が必要な場面には、悪徳業者を見分けるヒントになるので、提示するように促しましょう。
通報する
もしも、悪徳業者のターゲットになってしまった場合や被害に遭ってしまった場合には、警察に通報をしましょう。
少しでも怪しいと感じたら、恐れず通報することで被害が少なく済みますし、同じような被害を防ぐためにもなります。
しかし、悪徳業者の前で通報したことで、暴行といった危険な行為を受けた事例もありますので、悪徳業者の特徴を覚えておき、いなくなった際に速やかに通報するなど、自身の危機を回避することを優先しましょう。
【失敗しない】金・貴金属買取の優良業者を選ぶ4つの基準
金・貴金属を買取に出すことを決めたら、より安心安全に作業を行ってくれる優良な業者を選びたいところです。
買取の優良業者を見分けるには、4つの基準があります。そのポイントをご紹介しますので、しっかりと抑えて、より良い買取に繋げましょう。
査定や見積もり、キャンセル料などが無料
優良業者の場合、査定や見積もり、キャンセル料は一切かかりません。
先ほども書いたように、悪徳業者の場合は何かにつけて、お金を請求してくるのが特徴です。
査定や見積もり、キャンセル料金の有無は、公式サイト等に書かれているので、買取業者を選ぶ段階で、しっかりとチェックしておく必要があります。
査定額の根拠や査定基準を説明してくれる
優良の買取業者は、査定額の根拠や査定基準の説明をしてくれます。
豊富な査定の経験を積んだ査定士によって作業が行われるため、より確実な結果を出すことができますし、質問があれば丁寧に教えてくれるので、信頼して依頼できます。
一方で、悪徳業者の場合は、特に説明もなく査定額を提示してくる上に、しつこく買取まで進めようとしますので要注意です。
全国に展開している
全国展開している大手の買取業者は規模を拡大しており、買取経験も豊富なため信頼性が高いです。
もちろん、地域密着型の大手ではない買取業者も悪くはないですが、やはり安心感や信頼度という面では、大手買取業者を選ぶといいでしょう。
とはいえ、大手だからと言って100%信用できるわけではないので、疑う余地は持っておきましょう。
買取業者の情報がしっかりとしている
優良業者の特徴として、調べた際に情報がしっかり出てくることが挙げられます。
業者のサイトや所在などをはじめ、先ほどもご紹介した「古物商許可証」と「古物商従業者証」の有無が登録している都道府県の公安・警察署のページに掲載があるなどは、優良業者である証明です。
また、実際に買取業者を利用した人たちの感想や評価を口コミサイトで調べ参考にすることも、優良業者を選ぶ一つの指針として使えるので、調べてみるのもいいでしょう。
まとめ
金・貴金属の買取は、大きな注目を集め、買取業者を利用する人が増加している一方で、国民生活センターに寄せられた統計でもわかる通り、買取トラブルや詐欺に巻き込まれるケースが後を絶ちません。
しかし、適切な業者に依頼すれば、しっかりと査定をしてくれるため、利用する側も買取についての知識を心得て、買取トラブルへの対処をしておくことが必要といえるでしょう。
また、「買取に関するトラブルの体験談」を以下の記事で、ご紹介していますので、ぜひご覧ください。
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