古銭買取2025年10月02日

古銭は洗浄すると価値が下がる?簡単にきれいにする方法を種類別に解説!

ウリエル 硬貨や古銭の洗浄方法 アイキャッチ

年季の入った古銭を洗浄して価値を高めたいと考えている方もいるでしょう。

しかし、洗浄することで古銭の価値は逆に下がってしまうリスクがあります。

本記事では、洗浄による古銭の価値の変化について解説します。

また、洗浄の正しい方法も紹介しているので、古銭をきれいにする方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

本記事の内容を動画でご確認したい方は、以下からご覧ください。

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硬貨・古銭は洗浄してもよいのか

硬貨1

現行硬貨は洗浄しても問題ありませんが、価値のある古銭の洗浄はおすすめしません。

現行硬貨は、簡単な汚れであれば、水洗いや薄めた洗剤で洗ってから拭き取ることで対応できます。

一方、古銭はすでに経年劣化しているので、洗浄することでさらにダメージを与えてしまう場合があります。

素手では触らないようにし、ケースに入れて日の当たらない風通しのよい場所で保管しましょう。

硬貨を洗浄(磨く)と価値が変わるのか?

硬貨の価値は「当時の状態を保っている」点にあるため、洗浄したり磨いたりして人の手を加えないことが無難です。

また、古い硬貨は素材が特定できないこともあるため、安易に薬剤を使用するのは危険です。

無理に手入れをせず、元の状態のまま専門家に見てもらうことをおすすめします

埃を落とす目的であれば、やわらかい布で優しく拭く程度にとどめましょう。

価値の高い硬貨について

硬貨洗浄や磨く行為は犯罪?

硬貨の洗浄や磨く行為は、貨幣損傷等取締法に抵触する恐れがあります。

同法には「貨幣を損傷し、又は鋳つぶしてはならない」と定められており、違反すると1年以下の懲役または20万円以下の罰金が科されます。

ただし、一般的な洗浄や軽い拭き掃除程度では、法に触れるリスクは低いでしょう。

古銭の洗浄方法

古銭の洗浄方法

古銭の洗浄は、さまざまな方法があります。

古銭の価値を下げないために正しい洗浄方法について見ていきましょう。

酢を使う方法

家庭にある調味酢を使うことで、簡単に硬貨の汚れを落とせます。

方法は、酢を入れた容器に硬貨を投入して10分程度浸すのみです。

刻印や縁の汚れまできれいに落としたい場合は、硬貨を酢に完全に浸すようにしましょう。

10分経過後は乾いた布で軽く磨いてください。

特に、銅貨の場合は、酸化によって錆びている銅の汚れが化学反応で落ちるため、ほかの硬貨よりも効果的です。

ただし、長時間浸し過ぎると酸化が起こってしまう場合がある点に注意しましょう。

重曹を使う方法

重曹は、油脂やタンパク質系の汚れの分解に効果的な弱アルカリ性の性質を持っているため、硬貨に付着した黒ずみやサビに効果的です。

大さじ2の重曹と大さじ1の水を混ぜたものを硬貨に乗せ、歯ブラシや綿棒などを使って軽く磨きましょう

汚れが浮いてきたら、水で洗い流してから乾いた布で水滴が残らないように拭き取ります。

また、重曹によっては粒子が粗く、硬貨に傷がつく原因となるため、なるべく粒子の細かい重曹を選ぶことが大切です。

歯磨き粉を使う方法

歯磨き粉には研磨剤が含まれているため、硬貨に付着した汚れを落とすのに利用できます。

歯磨き粉を硬貨に塗り、毛先の柔らかい歯ブラシで磨きましょう

このとき、力任せにゴシゴシ磨くのではなく、円を描くようにくるくると優しく磨くのがコツです。

特に、研磨剤の粒子が大きい歯磨き粉の場合、強く磨くと硬貨に傷をつけてしまいます。

そのため最初は、軽く磨いた後に傷がついていないかを確認して、歯磨き粉の量や磨く強さを調整することが大切です。

研磨剤入りクレンザーを使う方法

硬度の高い白銅貨やニッケル貨などの洗浄には、研磨剤入りのクレンザーがおすすめです。

硬貨を水に湿らせてからクレンザーを塗布します。

続いて、毛先の柔らかい歯ブラシや指で優しく磨きます。

最後に、水で洗い流したら乾いた布で拭き取りましょう。

ほかの方法同様、粗い研磨剤が含まれていると傷をつけるリスクがあるため、強く擦らないことが大切です。

洗浄力は高いですが、硬貨を傷つけやすい方法でもあります。

そのため、価値のある古銭には、ほかの方法を利用するのが安全です。

そのほかの方法

そのほかの方法として、超音波洗浄を行う方法があります。

超音波洗浄なら、機械に硬貨を入れてスイッチを押すだけで、振動によって簡単に汚れを落とせます

手作業よりも硬貨に傷をつけるリスクが低いため、安全に洗浄できるのが魅力です。

また、超音波洗浄機は市販用も販売されているため、自宅でも利用できます。

さらに、コイン専用のクリーナーを使う方法もあります。

硬貨に専用のクリーナーをひとつまみふりかけ、水を3滴ほど垂らしたら指で優しく磨きましょう。

最後は水洗いをして水滴をしっかり拭き取ることで、余計な汚れが落ちて硬貨本来の輝きを取り戻せます。

【硬貨の種類別】綺麗に洗浄する方法

Liquid soap bubbles and foam vector background

ここからは、硬貨の種類別に綺麗に洗浄する方法を紹介していきます。

それぞれに違った洗浄方法があるため、違いをしっかりとおさえておきましょう。

特に、下記6点の硬貨の洗浄方法を解説いたします。

・金貨
・銀貨
・銅貨
・ニッケル
・アルミニウム
・紙幣

それでは見ていきましょう。

金貨の洗浄方法

金貨はほかの硬貨と比較して硬度が低いため、傷がつきやすく摩耗しやすいのが特徴です。

一方で、腐食やサビには強い特性を持っています。

汚れを落としたい場合は、目の細かい布や研磨剤の入っていないクロスを使って優しく拭きとる程度にしましょう。

重曹や超音波洗浄機を使った方法も効果的ですが、直接擦らないようにすることが大切です。

銀貨の洗浄方法

銀貨は比較的黒ずみやすい硬貨のため、黒ずみに効く方法で洗浄することが大切です。

黒ずみを取る方法はたくさんありますが、1番手軽なのは歯磨き粉を使った方法です。

歯磨き粉なら、歯ブラシに歯磨き粉をつけて軽く磨くだけなので、特別なアイテムを用意する必要もありません。

また、重曹や研磨剤入りクリームを使った方法なども銀貨の洗浄には効果的です。

自宅にあるものを使って試してみるとよいでしょう。使うのも有効な方法です。

銅貨の洗浄方法

銅貨は、ほかの硬貨よりも洗浄しやすいのが特徴です。

酢やレモン汁などの酸性調味料を使った方法で汚れを落とせるため、気軽にお手入れできます。

方法としては、酸性調味料に10分程度浸した後に表面を軽く擦るのみです。

ほかにも、酸性調味料の代わりに重曹を使う方法もあります。

流通硬貨ではアルミニウム性の1円以外は銅貨のため、基本はこの方法を覚えておくとよいでしょう。貨は、1円玉(アルミニウム)以外すべて銅製であるため、古銭や1円以外はこの方法で洗うとよいでしょう。

ニッケルの洗浄方法

50円、100円、500円にはニッケルが使われています。

ニッケル素材の硬貨には、重曹や研磨剤入りクレンザーを使った洗浄が効果的です。

重曹を使う場合は、水で薄めて擦りましょう。

研磨剤入りクレンザーを使うなら、水に濡らした硬貨にクレンザーを塗布してから優しく擦るようにすると汚れを落とせます。

アルミニウムの洗浄方法

1円にはアルミニウムが使われています。

アルミニウムの洗浄には、研磨剤入りクリームが最適です。

研磨剤入りクリームを硬貨に塗布して、優しく磨きましょう。

研磨剤入りクリームがない場合は、歯磨き粉でも代替可能です。

また、アルミニウムは酸性の液体とは相性が悪く、変色のリスクが高まるため酸性調味料は使用しないようにしてください。

紙幣の洗浄方法

紙幣は破損のリスクがあるため、基本的に洗浄はしない方が無難です。

無理に洗浄しなくても、紙幣の価値が落ちることはありません。

どうしてもシワなどが気になる場合には、水をかけてからアイロンを使って低温でゆっくりと伸ばしましょう。

硬貨・古銭を洗浄する際の注意点

Set of triangle caution icons

硬貨や古銭を洗浄する際には、ポイントを押えなければ余計な傷が付いたりかえって汚れてしまったりするケースがあります。

硬貨や古銭を洗浄する際に覚えておきたい注意点は下記の5点です。

・キッチンハイターのような塩素系漂白剤は使用しない
・素材に合わせた洗剤を使用する
・硬貨を磨く際は力の入れすぎに注意
・酸性の液体は浸けすぎない&しっかり洗い流す
・硬貨を濡れたままにしない

それでは一つひとつ解説していきましょう。

キッチンハイターのような塩素系漂白剤は使用しない

キッチンハイターのような塩素系漂白剤は、洗浄力が高く即効性があるため、硬貨を簡単にきれいにできるとして有名です。

しかし、メーカーはステンレスを除く金属製品へ使用しないように注意喚起をしています。

これは、塩素と金属が化学変化を起こすことで、変色が起こる可能性があるためです。

実際、白銅の100円玉を塩素系漂白剤で洗浄したら、より黒くなったケースもあります。

このように、塩素系漂白剤を使うことで修復不可能なほどダメージを受けるリスクがあるため、特に価値のある古銭には使用しないようにしましょう

素材に合わせた洗剤を使用する

硬貨でも素材によって適切なアイテムは異なります

例えば、金貨なら重曹、銀貨なら歯磨き粉といった具合です。

なかには、相性の悪い組み合わせもあります。

前述したとおり、アルミニウムと酸性の液体がその一例として挙げられます。

アルミニウムを酸性の液体で洗浄すると変色の原因となるため、組み合わせないようにしましょう。

硬貨を磨く際は力の入れすぎに注意

硬貨を磨く際には、力を入れすぎないように注意しましょう。

あまり力を入れすぎると、硬貨が削れてしまったり傷ついてしまったりする可能性があるためです。

特に、価値のある古銭では傷の有無は価値に直結します。

酸性の液体は浸けすぎない&しっかり洗い流す

酸性の液体は強力な洗浄作用をもっているため、浸けすぎないようにし、使った際にはしっかりと洗い流しましょう

もし硬貨に残った液体に一定時間触れてしまうと、肌荒れの原因となってしまします。

洗浄後は布などで綺麗に液体を拭き取り、完全に乾燥させましょう。

硬貨を濡れたままにしない

硬貨を濡れたままにすると、サビやベタつきの原因となる場合があります。

また、濡れている状態の硬貨に触ると、手汗や皮脂が硬貨に付着し、新たな汚れの原因ともなり得ます。

硬貨を洗浄した際には、乾いたタオルなどで水気をしっかりと拭き取りましょう

硬貨・古銭を正しく保存する方法

Growing stack of golden dollar coins isolated on white background. Economics concept.

硬貨や古銭を保存する際は、以下の点を意識しましょう。

・コイン専用ケースに入れる
・布を使用して定期的にお手入れ
・直射日光を避ける

硬貨は直接触ることで汚れが付着するため、普段はコイン専用ケースに入れておくと状態を維持しやすいでしょう。

また、日々のお手入れも大切です。

柔らかい布を使って表面を磨くことで、きれいな状態を維持できます。

さらに、硬貨は直射日光が変色の原因となるため、日の当たらない場所で保管することも重要です。

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万が一査定額に納得できなかった場合には、その場でお断りいただいても問題ありません

価値がわからない硬貨・古銭をお持ちの方は、ぜひ一度ウリエルまで気軽にご相談ください。

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まとめ

今回は、古銭の洗浄方法について紹介しました。

古銭はデリケートなため、間違ったアイテムを使ったり、強く擦ったりすると変色や傷の原因となります。

しかし、適切なケアをすることで、本来の輝きを取り戻せます。

古銭のケアをしたいと考えている方は、ぜひ本記事の内容を参考に正しい洗浄方法を試してみてください。

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