古銭買取2021年11月26日

硬貨(古銭)は洗浄すると価値が下がる?硬貨の素材別洗浄方法と保管方法とは

この記事では、硬貨(古銭)の正しい洗浄方法や保管方法がわからない方向けに、素材別の洗浄方法や保管のノウハウを紹介していきます。

誤った洗浄方法やお手入れで価値を下げてしまうことを防ぐためにも、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。

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硬貨・古銭は洗浄してもよいのか

硬貨1

現行硬貨は洗浄しても問題ありませんが、価値のある古銭の洗浄はおすすめしません。

現行硬貨は、土がついたり飲みものをこぼしてしまったりする程度であれば、水洗いや薄めた洗剤で洗ってから拭き取るなどの対応を取りましょう。

一方、古銭はすでに経年劣化しているので、洗浄することでさらにダメージを与えてしまう場合があります。

素手で触らず、ケースなどに入れて日の当たらない風通しのよい場所で保管しましょう。

硬貨を洗浄(磨く)と価値が変わるのか?

先述したとおり、貴重な硬貨や古銭を洗浄すると価値が落ちるケースがあります。

なぜなら、硬貨の価値は「当時の価値をそのまま保っている」点にあるからです。

洗浄は人の手を加えたことになるため、売却を前提としている場合はよくありません。

持っている硬貨や古銭を売る場合には、可能な限り元の状態を保っていたほうが買取価格も高値になりやすい傾向にあります。

また、古い硬貨は素材が特定できないこともあるため、安易に薬剤を使用するのは危険です。

無理に手入れをせず、元の状態のまま専門家に見てもらうことをおすすめします。

埃を落とす目的であれば、やわらかい布で優しく拭く程度にとどめましょう。

硬貨洗浄や磨く行為は犯罪?

硬貨の洗浄や磨く行為は、厳密にいうと日本では犯罪です。

洗浄や磨くことによって表面が溶けてしまうため、法律(貨幣損傷等取締法)に抵触します。

規制対象となるのは、貨幣損傷等取締法の5条1項が定める「500円、100円、50円、10円、5円、1円」の6種類で、違反した場合は1年以下の懲役または20万円以下の罰金が科せられます。

しかし、硬貨を「磨いただけ」で実際に捕まった事例は未だありません。

そのため、汚れを落とすために磨くくらいなら問題ないのではないかと言われています。

【硬貨の種類別】綺麗に洗浄する方法

Liquid soap bubbles and foam vector background

ここからは、硬貨の種類別に綺麗に洗浄する方法を紹介していきます。

それぞれに違った洗浄方法があるため、違いをしっかりとおさえておきましょう。

特に、下記6点の硬貨の洗浄方法を解説いたします。

・金貨
・銀貨
・銅貨
・ニッケル
・アルミニウム
・紙幣

それでは見ていきましょう。

金貨の洗浄方法

金から作られている”金貨”は、いくつかある金属の中でも硬度が低い部類に入ります。

比較的傷付きやすく摩耗しやすい素材であるため、取り扱いには注意が必要な素材です。

一方、腐食やサビには強い素材となっています。

汚れが気になる場合には、目の細かい布や研磨剤の入っていないクロスを使って優しく拭きとりましょう。

その他に、重曹を混ぜた水に金貨を入れてしばらく放置しておく方法や、 超音波洗浄機を使って超音波の振動で洗浄する方法などもあります。

ただし、どの方法でも金貨を直接的にこすらないように気を付けることが大事です。

銀貨の洗浄方法

銀貨は硬貨の中でも「黒ずみやすい」という特性をもっています。

この黒ずみを洗浄するには以下の方法があります。

・歯磨き粉
・研磨剤入りクリーム
・銅磨きクリーム
・重曹
・貴金属磨きクロス
・超音波洗浄機 など

その中で1番簡単な方法は、歯磨き粉を使って磨くことです。

歯磨き粉を使用する場合は、歯磨き粉を付けた歯ブラシで黒ずみ部分を磨き、汚れが取れたら水で洗い流すだけで洗浄完了です。

研磨剤入りクリームや銅磨きクリーム、重曹なども同様の方法で洗えます。

また、貴金属磨きクロスを使って磨くのも有効な方法です。

貴金属磨きクロスには細かな研磨材が付いており、このクロスを使って磨くことで表面を薄く削られ、元の輝きが取り戻されます。

貴金属磨きクロスは100円ショップでも入手可能です。

その他、金貨と同じく超音波洗浄機を使うのも有効な方法です。

銅貨の洗浄方法

銅貨は比較的簡単に洗浄できる素材であるため、一般住宅にある家庭用品で洗えます。

銅貨を洗浄するには以下の方法があります。

・酸性調味料(酢/レモン汁/ソースなど)
・塩
・クエン酸
・家庭用洗剤(酸性)
・重曹 など

最も簡単な方法は、酢やレモン汁、ソースなどの酸性調味料に浸すことです。

これらの調味料に浸して数分置いた後、表面を軽くこすると汚れが取れます。

また、酸性調味料以外にも、塩やクエン酸、家庭用洗剤(酸性)、重曹などに浸してから磨く方法も有効です。

最後に水で綺麗に洗い流してから水気を拭き取って完了です。

日本で流通している硬貨は、1円玉(アルミニウム)以外すべて銅製であるため、古銭や1円以外はこの方法で洗うとよいでしょう。

ニッケルの洗浄方法

日本では、500円や100円、50円にニッケルが使われています。

ニッケルが使われている硬貨を綺麗にするときは、重曹や研磨剤入りクレンザーなどの粉末クリーナーを使って洗いましょう。

重曹を水で溶かし、浸してこすることで汚れが取れます。

アルミニウムの洗浄方法

アルミニウムが使われている硬貨として代表的なのは1円です。

多くの硬貨は酸性の液体に浸すことで綺麗になりますが、アルミニウムは例外です。

1円をはじめとしたアルミニウム硬貨を洗浄したい場合には、酸性は避けて研磨剤入りクリームなどを使って磨くようにしましょう。

光沢が出るまでピカピカにするのは難しいですが、ある程度の汚れであれば研磨剤入りクリームで充分です。

その他、歯磨き粉なども有効と言われています。

紙幣の洗浄方法

硬貨と違い、基本的に紙幣は洗浄しません。

汚れがあったとしても価値に影響はないため、洗う必要がないからです。

また、紙幣の質がよくない場合には、洗浄することで破損してしまうケースもあります。

どうしてもシワなどが気になる場合には、水をかけてからアイロンを使って低温でゆっくりと伸ばしていきましょう。

しかしそれでも破れる可能性はあるため、基本的には何もしないことが無難な対応です。

硬貨・古銭を洗浄する際の注意点

Set of triangle caution icons

硬貨や古銭を洗浄する際には、ポイントを押えなければ余計な傷が付いたりかえって汚れてしまったりするケースがあります。

硬貨や古銭を洗浄する際に覚えておきたい注意点は下記の4点です。

・素材に合わせた洗剤を使用する
・硬貨を磨く際は力の入れすぎに注意
・酸性の液体は浸けすぎない&しっかり洗い流す
・硬貨を濡れたままにしない

それでは一つひとつ解説していきましょう。

素材に合わせた洗剤を使用する

硬貨を洗浄する際には、素材に合わせた洗剤を使うことが非常に重要です。

硬貨にさまざまな素材が使用されているため、それぞれの素材に合わせた洗剤(方法)を使用しましょう。

その中でも、(塩素系)漂白剤を使った洗浄方法には特に注意が必要です。

クリームクレンザーや重曹と比べて早くコインや硬貨の汚れを洗浄できることから、コレクターなどの間では漂白剤が洗浄方法として選ばれる傾向にあります。

しかし、漂白剤は洗浄力が非常に強いため、変色などの恐れもあります。

すべての硬貨を漂白剤で洗うのではなく、素材に合わせて洗剤を選びましょう。

硬貨を磨く際は力の入れすぎに注意

硬貨を磨く際には、力を入れすぎないように注意しましょう。

あまり力を入れすぎると、硬貨が削れてしまったり傷ついてしまったりする可能性があるためです。

故意ではなく過失であったとしても、「500円、100円、50円、10円、5円、1円」に傷を付けてしまうと貨幣損傷等取締法違反として罰の対象となり得ます。

また、現在流通している硬貨でなくとも、傷は硬貨の価値を落とすことにつながります。

酸性の液体は浸けすぎない&しっかり洗い流す

酸性の液体は強力な洗浄作用をもっているため、浸けすぎには注意が必要です。

また、使った際にはしっかりと洗い流しましょう。

もし硬貨に液体が残っており、肌に触れる状態が長く続くと肌荒れの原因となってしまします。

洗浄後は布などで綺麗に液体を拭き取り、完全に乾燥させましょう。

硬貨を濡れたままにしない

硬貨を濡れたままにすると、サビやベタつきの原因となる場合があります。

また、濡れている状態の硬貨に触ると、手汗や皮脂が硬貨に付着してしまい、新たな汚れの原因ともなり得ます。

硬貨を洗浄した際には、乾いたタオルなどで水気をしっかりと拭き取りましょう。

硬貨・古銭を正しく保存する方法

Growing stack of golden dollar coins isolated on white background. Economics concept.

ここからは、硬貨や古銭を正しく保存する方法を解説していきます。

売却を検討している際には、できる限り発行時の状態を保っていたほうが高く売れる傾向にあります。

本来の価値を正しく査定してもらうためにも、正しい形での保存に努めましょう。

正しい保存方法としては下記の3点が挙げられます。

・コイン専用ケースに入れる
・布を使用して定期的にお手入れ
・直射日光を避ける

それでは解説していきます。

コイン専用ケースに入れる

硬貨を正しく保管する方法の一つは、直接硬貨に触らないことです。

直接硬貨に触ると汚れの原因となるため、当時の状態を保つためにも触れる際には手袋の着用などを心がけましょう。

また、空気への触れる期間が長いと酸化が続きよくないため、コイン専用ケースに入れての保管も大切です。

もしケースがない場合は、酸化を防げるように代わりの容器に布を敷いてから入れるなどの対応を取りましょう。

100均で簡易的なケースも販売されています。

布を使用して定期的にお手入れ

昔の硬貨や古銭を持っている場合には、定期的なお手入れも大切です。

お手入れの際には、やわらかい布を使用して軽く拭きましょう。

あまり力を入れすぎると、削れや傷の原因ともなってしまいます。

やわらかく乾いた布で表面の汚れを優しく拭くだけで、硬貨は綺麗な状態が保たれます。

直射日光を避ける

硬貨の大敵は直射日光と紫外線です。

直射日光や紫外線は、日焼けやサビの原因となり、大きく価値を損なう要因となり得ます。

保存する際には、日の当たらない暗い場所で保管するようにしましょう。

またその際には、風通しのよい場所で保管することも大切です。

硬貨にまつわるQ&A

The question mark

ここからは硬貨にまつわるQ&Aを紹介していきます。

もし硬貨について気になる点などがあれば、ここで解決していきましょう。

銀行にある硬貨は洗浄されている?

銀行で専門的に取り扱う硬貨を洗浄するということはありません。

銀行は日々流れてくる硬貨を必要に応じて処理しているだけなので、洗浄には対応していないのです。

公的機関では、独立行政法人である造幣局が使えなくなった硬貨や汚れた硬貨の再鋳造を行なっています。

サビた硬貨は交換できる?

サビた硬貨は、銀行や信用金庫などで交換可能です。

ATMでの両替は機器のエラーを起こす可能性があるため、窓口で交換依頼をしましょう。

サビた硬貨に限らず、破れた紙幣や傷んだ紙幣も一定の条件を基に交換してくれます。

まずは近くに銀行や信用金庫に硬貨を持ち込んでみましょう。

量が多い場合には、交換に手数料がかかることもあるため、注意が必要です。

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この記事では、硬貨(古銭)素材別洗浄方法と保管方法などをご紹介してきました。

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