平成31年硬貨にはプレミア価値がある?額面ごとの買取価格を紹介!

平成最後の年に発行された平成31年硬貨や硬貨セットには、平成天皇陛下の生前退位の年に発行されたことや、発行期間がわずか4か月間と短かったことからプレミアが付く場合があります。
本記事では、平成31年硬貨・硬貨セットの価値や買取相場について解説します。
お手持ちの平成31年硬貨が今回紹介する特徴に当てはまるか、ぜひチェックしてみてください。
本記事の内容を動画でご確認したい方は、以下からご覧ください。
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目次
プレミア価値が付く!?平成31年の貨幣セットとは

プレミア価値が付くと言われている平成31年の貨幣セットは、全5種類あります。
・平成31年銘記念日貨幣セット ・平成31年銘ジャパンコインセット ・平成31年銘ミントセット ・平成31年銘通常プルーフ貨幣セット(年銘板有) ・平成31年銘通常プルーフ貨幣セット(年銘板無) |
ここでは、それぞれの貨幣セットの詳細と価格相場について詳しく紹介します。
平成31年銘記念日貨幣セット

引用:https://www.mint.go.jp/shintyaku/sale/
hanbai_h31_kinenbi.html
平成31年銘記念日貨幣セットは、通常価格2,200円で11,200セット販売された貨幣セットです。
平成31年に発行された貨幣セットの中でも特に販売数が少ないです。
紙製のフォトホルダーと一緒にお気に入りの写真を飾れる貨幣セットで、現在の買取相場は~6,000円前後となっています。
平成31年銘ジャパンコインセット

引用:https://www.mint.go.jp/shintyaku/sale/
hanbai_h31_japan.html
平成31年銘ジャパンコインセットは、麻の葉・ヱ霞(えがすみ)文様と国旗で日本の伝統的な美しさが表現された貨幣セットです。
通常価格は2,100円で16,800セット発行され、コインがプラスチックケースに組み込まれているのが特徴です。
発行数は平成31年銘記念日貨幣セットより多いですが、買取相場は~8,000円前後と高値で取引されています。
平成31年銘ミントセット

引用:https://www.mint.go.jp/popup/popup-
sale/hanbai_h31_mint_p.html
平成31年銘ミントセットは、昭和50年から販売されている貨幣セットシリーズの一つです。
ミントセットは、オリンピックや万国博覧会の開催記念に発行されるなど、コレクターの多い人気の貨幣セットシリーズです。
平成31年銘ミントセットでは、グリーン1色のシンプルなデザインの箱に、1円~500円玉までの各種硬貨と干支の猪・己亥(つちのとい)という文字が刻まれたメダルがセットになっています。
通常価格は2,000円で、販売数は135,000セットと圧倒的に多いのが特徴です。
しかし、買取相場は~6,500円前後と、発行数の割には高値で取引される傾向にあります。
平成31年銘通常プルーフ貨幣セット(年銘板有)

引用:https://www.mint.go.jp/popup/popup-
sale/hanbai_h31_proofa_p.html
平成31年銘通常プルーフ貨幣セットには、2種類あります。
コインと一緒に年銘板と呼ばれるメダルが収納されているものは「年銘板有」、収納されていないものは「年銘板無」として販売されました。
通常価格は7,714円と、記念セットの中で1番高価です。
プルーフ加工したコインを革製のケースに収納した高級感のあるデザインで、年銘板有・無の合計で30,000セット販売されています。
平成31年銘通常プルーフ貨幣セット(年銘板無)
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引用:https://www.mint.go.jp/popup/popup-
sale/hanbai_h31_proofn_p.html
平成31年銘通常プルーフ貨幣セット(年銘板無)は、年銘板が収納されていない貨幣セットで、年銘板有のセットと同様に7,714円で販売されました。
買取相場も~20,000円前後と高めですが、年銘板有のほうが比較的高い値段で取引される傾向にあります。
平成31年硬貨と昭和64年硬貨、どちらの方が価値が高い?

平成31年硬貨と昭和64年硬貨では、平成31年硬貨の方が価値があるとされています。
昭和64年硬貨はわずか7日間しか発行されなかったため希少性は高いですが、プレミアはついておらず、額面通りの価値です。
一方、平成31年硬貨は、平成天皇陛下の「生前退位」による改元前の最後の硬貨という背景があります。
昭和天皇の崩御による改元と異なり、ポジティブな意味もあり価値が高いと考えられています。
平成31年硬貨の価値は今後どうなる?

現在、平成31年硬貨には高い価値がありますが、今後も続くのでしょうか。
平成31年硬貨の価値の展望について見ていきましょう。
平成31年硬貨の流通量は30万枚程度と予想
平成31年硬貨の流通量は3億枚程度と予想されます。
これは、財務省が発表している貨幣製造計画を基にした推定です。
直前の平成30年に発行された硬貨の流通量は「1,122,893千枚」にのぼります。
これを年間12か月で割ると1か月あたり93,574千枚となり、平成31年の発行期間である4か月分に換算すると 「280,723千枚」となります。
したがって、平成31年硬貨の流通量はおよそ3億枚規模と考えられ、発行期間の短さから比較的希少性が高いといえるでしょう。
最も希少価値が高いのは500円
平成31年硬貨の中で、最も希少価値が高いとされているのは500円硬貨です。
財務省が発表している平成30年の貨幣製造枚数を見ると、100円硬貨が「544,896千枚」と全体の約半数を占め、次いで10円硬貨が「290,000千枚」、500円硬貨は「239,000千枚」となっています。
このように、500円は100円硬貨や10円硬貨と比較して発行枚数が少なく、相対的にレア度が高い硬貨といえるでしょう。
なお、1円や50円は発行枚数が極端に少ないため、比較対象からは除外しています。
プレミア価格がずっと続くとは限らない
平成31年硬貨のプレミア価格は、今後もずっと続くとは限りません。
ほかの年と比較して希少価値は高いですが、絶対数としては3億枚程度と非常に多く発行されています。
特に、コレクター向けの限定硬貨と比べると入手難易度はそこまで高くありません。
そのため、あくまで市場やコレクターの関心によって価値は変化するでしょう。
人気が高まれば一時的に相場が上がることもありますが、需要が落ち着けば価格が下がる可能性もあるため注意が必要です。
意外に高値が付くプレミア硬貨

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%
9C%AC%E3%81%AE%E7%A1%AC%E8%B2%A8
ここでは、高値が付いている意外なプレミア硬貨について紹介します。
ご自身の財布の中にも、額面より大きな価値をもった硬貨が入っている可能性があるので、ぜひ探してみてください。
1円玉に3,000円の価値が付く!?
平成23~25年・28~31年・令和元年の8年間に発行された1円玉は、本来の価値の3,000倍で取引されることがあります。
キャッシュレス化が加速した平成23年以降、1円玉は発行枚数が減少したため、プレミアが付くようになりました。
平成22〜25年の5円玉は希少
平成22~25年の間に発行された5円玉は希少性が高く、状態にもよりますが500~3,000円前後で取引されています。
1円玉と同じく、キャッシュレス化による発行枚数の減少が理由と考えられます。
昭和61年後期の10円玉は超プレミア!
プレミア硬貨の中でも現在最も希少性が高いとされているのは、昭和61年後期の10円玉です。
昭和61年の10円玉は前期と後期でデザインが異なっていますが、プレミア価値が付くのは前期ではなく後期の10円玉です。
前期と後期でデザインが異なるのは、昭和62年用のデザインが手違いで61年の後期に少量発行されたためです。
同年に硬貨のデザインが途中で変わることは非常に珍しいため、プレミアが付いています。
前期と後期の見分け方は、平等院鳳凰堂の「階段を囲む線」です。
前期は階段の縦線が分離していますが、後期は階段の縦線上部が融合しています。
買取相場は、本来の価値の2,000倍にあたる~20,000円前後で取引されています。
レア度が高い50円玉
50円玉の中でも特にレア度が高いのは、平成22~25年の間に発行されたものです。
500~2,000円前後の高値が期待できるでしょう。
使用頻度が高い100円玉はあまり価値が上がらない?
100円玉は使用頻度が高く、毎年多く製造されている硬貨のため、プレミアが付きにくい傾向にあります。
しかし、平成13年に発行された100円玉は、新500円玉の発行にともなって100円玉の製造数が少なかったため、その希少性の高さから額面の7倍程度が期待できます。
昭和62年、64年の500円玉には価値がある!
もともと額面が高い500円玉は、プレミアが付いたとしても、そこまで高値にはなりにくい傾向にあります。
買取相場は昭和62年の500円玉が~1,000円前後、昭和64年の500円玉が~600円前後です。
昭和62年は、天皇陛下御在位六十年記念硬貨の製造や市場での500円玉の需要が少なかったため、発行枚数の少ない年でした。
また、昭和64年の買取相場は平成元年移行による製造期間の短さによるものです。
平成元年3月までは昭和64年のまま製造が続けられましたが、製造枚数は他の年よりも少ないため、プレミアが付いています。
硬貨の価値を高めるポイント

硬貨の価値は売却方法やタイミング、保管方法などによって変わります。
硬貨の価値を高めるポイントについて見ていきましょう。
硬貨の価値を見極められる買取業者に依頼する
硬貨の査定には専門的な知識が必要です。
そのため、専門知識のない業者に依頼すると、相場よりも安い値段で買い取られてしまうリスクがあります。
実績が豊富な硬貨専門の買取業者であれば、希少価値や歴史的背景を正しく判断したうえで、適正な査定を受けられます。
また、複数の業者に見積もりを依頼して比較するのも、より高く売るための有効な方法です。
売るタイミングを見極める
硬貨の相場は常に一定ではなく、そのときの需要によって上下します。
そのため、市場の動きをチェックし、価値が高まっているタイミングで売却することが、高価買取につながります。
また、長期的に保管していると硬貨が劣化して価値が下がるケースもあるため、なるべく早く売却するのも一つの方法です。
適切に保管する
硬貨は状態の良し悪しで評価が大きく変わります。
傷や変色、汚れがあると価値は下がってしまうため、直射日光は避け、専用のコインケースに入れて保管しましょう。
汚れが気になる場合でも、自分で強く磨いてメンテナンスすると、表面に傷がついてかえって価値を落とす可能性があります。
そのため、お手入れは柔らかい布で軽く拭く程度に留めることが大切です。
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ウリエルでは、硬貨に精通したプロの査定士が在籍しているため、平成31年硬貨の正しい価値を見極めたうえで買取価格を提示いたします。
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さらに、状態の悪い硬貨でもウリエルなら買取できる場合がございますので、ぜひご相談ください。
まとめ

今回は、平成31年硬貨の価値について紹介しました。
平成31年硬貨は平成天皇陛下の生前退位の年に発行されたことと、発行期間がわずか4ヶ月だったことから、プレミア価値がつく場合があります。
しかし、コレクター需要によって相場は変動するため、今後も同じ価値であるとは限りません。
そのため、今平成31年硬貨をお持ちの方は、信頼できる買取業者での売却を検討してみてはいかがでしょうか。
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