令和元年発行のプレミア硬貨とは?平成以前の硬貨の買取相場も紹介!
プレミア硬貨といえば、昔に発行された硬貨などを想像しますが、近年発行された硬貨の中にもプレミア硬貨は多数存在します。
本記事では、令和元年や平成、昭和のプレミア硬貨を紹介します。
令和・平成・昭和のプレミア硬貨の買取なら、専門知識をもつ経験豊富な査定士が在籍するウリエルをご利用ください!
プレミア硬貨とは
引用:https://www.uriel-cuore.co.jp/coin/
プレミア硬貨とは、何らかの理由により本来の価値以上の値段で取引される硬貨のことです。
私たちが普段使用している1円・5円・10円・50円・100円・500円硬貨の中に、プレミアが付くものがあるかもしれません。
プレミア硬貨の特徴
プレミアが付く条件について、以下で紹介します。
発行枚数が極めて少ない
硬貨の発行枚数は、その年の経済状況により大きく変化します。
極端に発行枚数が少ない年の硬貨は入手困難となり、プレミア価値が付くものがあります。
「フデ」や「ギザ」がある
「フデ」や「ギザ」といった特徴がある5円玉や10円玉は、プレミア価値が付く可能性があります。
昭和24~33年の間に発行された5円玉には楷書体で文字が印字されており、筆でなぞったように見えることから「フデ5」と呼ばれています。
また、「ギザ10」と呼ばれる10円玉は、縁にギザギザの溝があるのが特徴です。
現行の500円玉にはギザ10と同じく縁に溝がありますが、昭和57年~平成11年に発行された500円玉には、側面に「◆NIPPON◆500◆」と刻印されています。
エラー硬貨
硬貨は造幣局の専用機械で製造されるため、不良品が出ることはまずありませんが、まれに正しい仕様以外のものが流通してしまうことがあります。
このような不良品は「エラー硬貨」と呼ばれ、プレミア硬貨として評価されます。
代表的なエラー硬貨は、以下の通りです。
・穴ズレ(穴が中央からズレている) ・穴なし(穴が開いていない) ・角度ズレ(表裏の模様の角度がズレている) ・刻印ズレ(刻印がズレてはみ出している) ・影打ちエラー(表裏が鏡で写したように刻印されている) ・裏写りエラー(反対面の刻印が映っている) ・ヘゲエラー(めくれた状態で刻印されている) |
プレミア価値が付く令和元年の硬貨
https://www.photo-ac.com/main/detail/22288060?title=%E3%81%8A%E9%87%91%E3%82%92%E6%8C%
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令和の硬貨でも、すでに本来の3,000倍以上の価値が付く硬貨もあります。
ここでは、令和元年の硬貨の製造枚数や、プレミアが付いている硬貨を紹介します。
令和元年の硬貨の製造枚数
下表は、令和元年に製造された硬貨の枚数をまとめたものです。
硬貨の種類 | 発行枚数 |
500円玉 | 76,956,000枚 |
100円玉 | 58,614,000枚 |
50円玉 | 42,502,000枚 |
10円玉 | 137,026,000枚 |
5円玉 | 20,574,000枚 |
1円玉 | 502,000枚 |
参考:https://www.mint.go.jp/media/2021/02/nenmeibetsuR2.pdf
平成元年には約24億枚も製造されていた1円玉が、令和元年では約50万枚しか製造されておらず、希少性が高いことがわかります。
また、令和元年に発行されたからといって、すべてに「令和元年」と刻印されるわけではありません。
令和元年の1円玉はプレミア硬貨!
1円玉や5円玉などの少額硬貨は、キャッシュレス化が進む現代では需要が低く、発行枚数は減少しています。
特に、令和元年の1円玉はプレミアが付きやすく、3,000円前後で取引されています。
令和元年天皇陛下御即位記念硬貨について
引用:https://www.mof.go.jp/policy/currency/coin/commemorative_coin/list.htm
令和元年天皇陛下御即位記念硬貨は、1万円金貨と500円貨幣の2種類が発行されました。
1万円金貨の表面には鳳凰と瑞雲、裏面には天皇家の紋章である菊花紋章の他に、梓とハマナスがデザインされています。
500円記念硬貨の表面には天皇の玉座である高御座、裏面には1万円金貨と同じく、菊花紋章(天皇家の紋章)と梓とハマナスが描かれています。
発行枚数は1万円金貨単体セットが2万枚、500円記念硬貨は500万枚です。
素材は1万円金貨が純金製で、500円記念硬貨にはニッケル黄銅・白銅・銅が使われています。
平成のプレミア硬貨
引用:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1JPY.JPG
平成に発行された硬貨の中にも、プレミアが付いているものがいくつかあります。
ここでは、それぞれの概要を紹介していくため、ぜひチェックしてください。
1円玉
平成の1円玉で特にプレミアが付くのは、平成23~25年・平成28~31年の7種類です。
これらの1円玉は3,000円前後の高値で取引されています。
5円玉
平成の5円玉の中でプレミア価値が付くのは、平成22~25年です。
これらの5円玉は、他の年に比べて極端に発行枚数が少ないため、希少価値が高く、2,000円前後での高価買取が期待できます。
50円玉
平成の50円玉でプレミアが付いているものは、平成22~25年で、買取相場は2,000円前後が期待できます。
また、平成31年の50円玉も1,000円程度と、高値で取引されています。
100円玉
100円玉は流通が盛んで発行枚数も多いため、プレミアが付きにくい硬貨です。
平成13年の100円玉にはプレミアが付いていますが、買取相場は300円程度となります。
前年に製造が始まった新500円玉の製造の影響で、この年の100円玉の製造枚数が大きく減少したことが要因です。
昭和のプレミア硬貨
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%
AE%E3%82%B6%E5%8D%81
次に、昭和に発行された硬貨の中でプレミアが付いているものを紹介します。
5円玉
昭和24~33年の間に発行された、「五円」の文字が楷書体の5円玉は、プレミアが付いています。
現在はゴシック体の5円玉が主流のため、楷書体のものは高値で取引されます。
特に発行枚数の少なかった昭和32年の5円玉は、およそ50倍の250円前後での買取が期待できます。
10円玉
昭和61年後期に発行された10円玉は、高値で取引されるプレミア硬貨です。
鳳凰堂の「階段を囲む線」のデザインが前期と異なり、昭和62年の10円玉のデザインが誤って反映されたことから、希少性が高いものとされています。
総発行枚数の数%程度しかない昭和61年後期の10円玉は非常に珍しく、20,000円程度の値打ちがあります。
50円玉
昭和62年の50円玉にはプレミアが付いており、4,000円前後が買取相場です。
昭和62年に発行された50円玉には流通用が製造されず、貨幣セットのみの販売だったため、希少性が高いとされています。
100円玉
100円玉は製造枚数が多いため、プレミアが付きにくい硬貨です。そんな100円玉のなかでも、昭和39年のものは発行枚数が少なく、300円程度の価値が付いています。
500円玉
500円玉はもともと額面が高い硬貨なので、それほどのプレミア価値は付いていません。製造枚数の少なかった昭和62年と昭和64年の500円玉は額面よりも高値で取引されています。
買取相場は、昭和62年が1,000円程度、昭和64年が600円程度です。
硬貨の価値を落とさない保存方法とは?
硬貨の価値を落とさないためには、できるだけきれいな状態を保つことが重要です。保管状態の良い硬貨は高値で買取されやすいのに対し、傷や汚れが多いと「劣品」と判断され、買い取ってもらえないケースもあります。
硬貨の価値を落とさないためには、以下の2点を意識して保管することがポイントです。
- ・空気に触れさせない
- ・直射日光を避ける
硬貨は直射日光(紫外線)や空気によって傷みやすいものです。また、硬貨に付着している皮脂などの汚れが空気に触れると表面が酸化し、直射日光を当て続けると日焼けして変色する恐れがあります。
コインホルダーなど硬貨専用の保管グッズに入れ、直射日光の当たらない場所に保管しておくことで、傷や汚れ、酸化を防げます。保管する前には、布などで軽く拭いて表面についた汚れを取り除いてから保管するとよいでしょう。
ただし、汚れを取るために布で強く磨いてしまうと余計な傷を付けてしまう恐れもあるため注意が必要です。
令和元年の硬貨に関するよくある質問
令和元年の硬貨には、希少性の高さからプレミアム価格で取引される硬貨もあります。
額面以上の価値がない硬貨でも、貨幣局が発行したミントセット(未使用状態の貨幣セット)やプルーフセット(特殊な加工が施された貨幣セット)であれば、若干のプレミアム価格が付く場合もあります。
ここでは、令和元年の硬貨に関するよくある質問と回答を紹介していきます。
なお、以下で紹介する買取相場はあくまで目安であり、買取価格をお約束するものではございません。
令和元年の1円玉の価値はいくらですか?
令和元年の1円玉の買取相場は3,000円前後です。令和元年の1円玉の発行枚数は約50万枚と少なく、希少性の高さから高値で取引されます。
令和元年の10円玉の価値はいくらですか?
10円玉は発行枚数が多いため、希少価値が低くなる傾向にあります。
令和元年の10円玉の状態が良いものであれば、買取相場は100円前後です。
令和元年の100円玉の価値はいくらですか?
100円玉も流通量が多いため希少価値が付きにくい傾向にあります。
状態が良いものであれば、令和元年の100円玉の買取相場は200円前後です。
令和元年の500円玉は価値がありますか?
500円玉は流通量の多さから、額面以上の価値はほとんどありません。
状態が良いものであれば、令和元年の500円玉の買取相場は700円前後で取引されることもあります。
まとめ
プレミア硬貨は、その種類や保存状態によって買取価格もさまざまです。
金製や銀製の硬貨は相場に合わせて買い取ってもらえますが、白銅貨などは専門の査定士がいる買取業者でなければ、正確な価値を見極めるのは難しいでしょう。
ウリエルではプレミア硬貨の専門知識をもつ査定士が硬貨一つひとつを丁寧かつスムーズに査定いたします。
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