古銭買取2025年01月09日

50円札の価値は?種類別の買取相場や当時の価値についても解説!

ウリエル 50円札 価値/買取  アイキャッチ

50円札は、1951年から1958年にかけて発行された日本の紙幣です。
現在は50円玉硬貨と同じ価値しかありませんが、当時は日常的な支出として使える程度の価値があったとされています。

本記事では、50円札の種類や買取価格相場を紹介しています。
また、50円札を高く売る方法についても解説しているので、50円札をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。

50円札の買取はウリエルへ

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50円札の価値とは

古い50円硬貨と紙幣

現在日本では50円硬貨が発行されていますが、以前は額面50円の紙幣が発行されていました。

50円札は発行枚数が少なかったことから、現在はプレミア価値が付いています。

買取査定に出すと思わぬ高値が出て、驚くかもしれません。

ここでは50円札の種類や、他の紙幣・硬貨との違いを解説していきます。

B号券のみ現在も紙幣として使用できる

古紙幣の50円札には以下3種類あります。

・明治通宝
・甲50円券
・B号券

「明治通宝」「甲50円券」はすでに失効していますが、比較的近年に発行されたB号券は現行紙幣として使用できます。

ただし、普通に使うと50円の価値しかありません。

状態のよいものであれば額面の数十倍以上の価値が付く可能性があるため、50円札を見つけたら買取査定に出すことをおすすめします。

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50円玉や50銭札とは異なるので注意

50円札は、「50円玉」「50銭札」とは異なります。

50銭札は、明治から昭和にわたり発行されていた紙幣です。

「銭」という単位は現代の日常生活で使用されておらず、銀行で両替もできません。

50円札と50銭札はお金の単位が異なるので注意が必要です。

50円玉は硬貨であり、紙幣の50円札とは見た目も大きく異なります。

50円札の買取価格を調べたり査定に出したりするときは、50円玉や50銭札と間違えないように注意しましょう。

50円玉についてはこちら

50銭札についてはこちら

50円札の当時の価値

当時の50円札を現代の価値に換算するには、物価の変動を考慮する必要があります。

その際に参考となるのが消費者物価指数です。

50円札が発行された1951年の消費者物価指数は「14.0」であるのに対して、2023年は「106.6」となっており、物価指数の変化率は約7.6倍に及びます。

この数値を基に計算すると、当時の50円は現在の約380円に相当します。

現在の価値と比較すれば、当時の50円札は現在では日常的な支出として使える程度の価値を持っていたと推測されます。

【種類別】50円札の買取価格相場

古い銭紙幣

古銭の50円札として取引されているのは、以下の3種類です。

・政府紙幣の「明治通宝」
・未発行紙幣の「甲50円券」
・日本銀行券の「B号券」

ここでは券種ごとの特徴と買取価格相場を紹介するので、査定に出す際の参考にしてみましょう。

明治通宝50円札

券種明治通宝
年代1872~1899年
図柄表面:鳳凰と龍 裏面:孔雀や千鳥など
素材紙幣
相場買取事例なし

明治通宝50円札は明治政府が発行した政府紙幣です。

表面には鳳凰と龍、裏面には孔雀や千鳥などが描かれており、一般的な横型デザインの紙幣ではなく縦の寸法が長い縦型紙幣になっています。

明治通宝は50円札の他にも100円・10円・5円・2円・1円・半円・20銭・10銭の額面があります。

しかし50円札と100円札は他の額面よりも製造枚数が少なかったため、現存数が数枚程度しかありません。

買取市場にも出回っていないため取引事例がなく、古銭としての鑑定価値や買取相場は不明です。

50円札は明治通宝の中でも特に希少性が高いので、もし見つかれば数百万円単位あるいは1千万円以上の買取価格を期待できます。

明治通宝50円札のようにプレミア価値の付く旧紙幣は、なるべく複数の専門家に相談しましょう。

甲号券50円札(裏白50円札)※未発行紙幣

甲号券50円札

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E5%8D%
81%E5%86%86%E7%B4%99%E5%B9%A3

券種日本銀行兌換券
年代未発行(製造のみ)
図柄表面:肖像画なしの図柄 裏面:印刷なし
素材紙幣
相場未使用:~800万円 美品:~500万円 並品:~300万円

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

1927年に製造された甲50円券は、昭和金融恐慌の混乱を鎮静化させる目的で緊急製造された紙幣です。

先に発行された200円札の乙号券で金融不安は収束したため、発行には至っていません。

未発行紙幣の甲50円券は表面が肖像画なしの図柄で、裏面の印刷もないことから裏白50円札と称されています。

これまで数枚しか発見されておらず、一般に流通していないため、その価値は非常に高いと言えます。

状態のよいものであれば、数百万円単位の買取価格を見込めるでしょう。

甲50円券を発見したときは、古銭買取業者などの専門家に相談することをおすすめします。

B号券50円札(高橋是清50円札)

B号50円札

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E5%8D%
81%E5%86%86%E7%B4%99%E5%B9%A3

券種日本銀行券B号
年代1951年〜現行紙幣
図柄表面:高橋是清の肖像画 裏面:日本銀行
素材紙幣
相場未使用:~4,000円 美品:~1,500円 並品:~500円

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

B号券50円札は比較的近年に発行されたため、50円紙幣の中で唯一存在を確認できる古紙幣です。

紙幣表面に高橋是清の肖像画が採用されていることにちなんで、別名「高橋是清50円札」とも呼ばれています。

前述した明治通宝と甲号券50円札は政府紙幣なので、日本銀行から発行された50円札はこのB号券のみです。

しかし、1955年に50円硬貨が登場したため、B号券の発行期間はわずか7年で終わりました。

そのため発行枚数が少なく、現行紙幣でありながら買取相場は高い旧紙幣です。

買取価格相場は~3,000円ほどですが、状態次第では4,000円ほどの買取価格も期待できるでしょう。

価値が高い50円札の特徴

きれいに並べられた旧紙幣

50円札の明治通宝と甲50円券は現存数が限られているため、プレミア価格での買取が期待できるでしょう。

明治通宝や甲50円券と比べると、B号券の買取相場は低めです。

しかし、以下の特徴を兼ね備えたものであればプレミア価格が付くことがあるので、査定に出す前にチェックすることをおすすめします。

エラー印刷(印刷ミス、耳付き)

製造過程で印刷ミスや断裁ミスが起きた紙幣は極めて珍しいため、額面の10〜1,000倍以上のプレミア価値が付くことがあります。

なかでも発行枚数の少ないB号券は希少価値が非常に高いため、状態がよければ10万円の高値で売却できるでしょう。

お手持ちの50円札に印刷時に付いたシミがないか、正確に裁断されなかった耳付きがないかチェックしてみましょう。

珍番号(1番、ゾロ目、キリ番、階段)

50円札のB号券は発行枚数が少ないため、紙幣に記載されている記番号の頭部分のアルファベットは必ず1桁です。

アルファベット1桁の場合はプレミア価格になりませんが、記番号の組み合わせや配列が珍しい場合には、買取価格相場は10万円程度まで高まります。

査定に出す前に、記番号をしっかり確認しておきましょう。

50円札を換金するには?

青い電卓を指差す女性

50円札を換金する方法は主に4つあります。

・銀行
・リサイクルショップ
・ネットオークション・フリマサイト
・買取専門店

最も高値で換金できる方法は買取専門店です。

他の換金方法だと50円札が相場よりも安値で買取をされたり、売却に手間がかかったりします。

それぞれの換金方法の特徴を紹介するので、換金方法に迷ったときの参考にしてみましょう。

銀行

50円札などの旧紙幣は銀行でも両替できます。

民間の買取業者と違い、銀行なら確実に両替できるので、最も安全な換金方法だと言えるでしょう。

しかし、50円札は本来の価値よりも高値で売れる可能性が高いため、銀行で両替するのはもったいないかもしれません。

少しでも高値で売りたい人は、買取業者に査定を依頼することをおすすめします。

リサイクルショップ

リサイクルショップでは旧紙幣や古紙幣の買取を行なっていないケースが多いでしょう。

旧紙幣や古紙幣に価値があることはわかっていても、査定に出されたものが本物かどうかを見分けられる査定士がいません。

そのため、多くの場合はレプリカ品として買取をされてしまうことや、買取不可となる可能性が高いのです。

ネットオークションやフリマサイト

古紙幣はネットオークションやフリマサイトでも売却できます。

ネットオークションやフリマサイトなら自分で価格を設定できるうえに、スマホがあれば簡単に出品できるので興味のある人も多いでしょう。

しかし、ネットオークションやフリマサイトでは偽物が出品されていたり、買取相場よりも安値で落札されたりするケースが多いのも現状です。

50円札がもつ本来の価値をしっかり認識せずにオークションで取引を進めていくと、買取価格相場を無視されてしまう恐れがあるので注意してください。

それに加えて、出品作業やクレーム対応などに手間がかかるため、スムーズな取引を望む人には向いていません。

50円札を高値で売却したい人、手早く確実に売却したい人には、専門の買取業者に査定を依頼するのが無難です。

買取専門店

買取専門店では、古紙幣や古銭の価値がわかるプロの査定士が査定をするため、古い50円札も買取が可能です。

50円札を高値で売りたいなら、買取専門店に依頼するのがベストな方法だと言えるでしょう。

ただし、専門店によって買取価格に差が出るため、複数社に査定を依頼して買取額を比較する必要があります。

また、サービス内容も専門店によって異なるため、どの店を選ぶべきかしっかり見極めなければなりません。

買取専門店を選ぶときは、以下のポイントをチェックしてみましょう。

・古紙幣や古銭の買取実績が豊富にある
・宅配買取など利便性の高い買取方法がある
・即日現金化に対応できる
・鑑定料・出張料などの手数料がかからない
・査定後に無料でキャンセルできる

買取実績が豊富で手数料も無料の買取業者を探すことが大切です。

50円札を少しでも高く売るポイント

矢印を描くスーツ姿の男性

50円札を高値で売るためには、いくつか注意すべきポイントがあります。

ここでは、前もって把握しておきたい売却のタイミングや50円札の保管方法を紹介するので、事前にチェックしておきましょう。

なるべく早めに売る

紙幣は時間の経過とともに劣化していくため、状態が悪くなる前に売却しましょう。

50円札に限らず、古紙幣や古銭の買取価格は見た目の状態に大きく左右されます。

本来なら高値の付く50円札でも、劣化が進んでいると買取価格が下がってしまうので要注意です。

状態がよければ1,000円以上の価値が付いた50円札でも、状態が劣品の場合には買取価格が額面通りになってしまいます。

50円札をなるべく高値で売りたいなら、1日でも早く査定に出しましょう。

専用ケースや鑑定書(保証書)と一緒に査定

ケース付きの50円札は、きちんと保管されていて状態がよいことを示すため、プラス査定が期待できます。

さらに鑑定書(保証書)があれば紙幣が本物であることを証明できるので、高額買取も可能です。

専用ケースや鑑定書があれば、それらも一緒に査定に出しましょう。

保存状態をよくする

50円札などの古紙幣は、専用のケースやアルバムで保管するのが基本です。

日光の当たる場所や湿気の多い場所で保管すると劣化しやすいため、日の当たらない風通しのよい場所で保管しましょう。

また虫食いなどの被害が出ないように、密閉されたケースで保管するのがベストです。

洗浄は基本的にしない

50円札の状態をよく見せるために、洗浄したりアイロンがけしたりするのは厳禁です。

本来なら高値で売れた50円札も、価値が大幅に下がってしまう危険性があります。

保存状態がよいと判断されるのは、あくまで自然な状態で保存された紙幣です。

高値で売りたいからといって無理に手入れすることはせず、そのままの状態で査定に出しましょう。

50円札以外にも!日本の旧紙幣・古紙幣の価値

50円札以外にも!日本の旧紙幣・古紙幣の価値

日本には50円札以外にもさまざまな旧紙幣や古紙幣が存在します。
これらの紙幣の価値について確認していきましょう。

明治通宝の価値

明治通宝とは、明治時代の初期に発行されていた国家紙幣です。
日本ではなくドイツで製造されていたことから「ゲルマン札」とも呼ばれています。

明治通宝は9種類が発行されており、それぞれの種類によって価値は異なります。
額面が上がるごとに流通量が少なくなるため、100円券や50円券は特に高額で取り引きされているのが特徴です。

実際に取引された事例でいえば、美品の10円券に数十万円の買取価格がつけられたケースもあります。

明治時代のお金について詳しくはコチラ 

旧国立銀行券の価値

旧国立銀行券は、1873年に国立銀行によって発行された紙幣です。
印刷をアメリカの会社が担当していたことから、「アメリカ札」とも呼ばれています。

国立銀行券には5つの種類があり、種類によってそれぞれ価値が異なります。
特に、20円券と10円券は製造数が少ないことから現存数が少ないため、「幻の紙幣」とも呼ばれており、市場に出回ることは多くありません。

一番価値の高い20円券になると、未使用品で数千万円の買取価格がつくこともあります

新国立銀行券の価値

新国立銀行券は、1876年に国立銀行によって発行された紙幣です。
額面は5円と1円の2種類のみが発行されています。

5円札の表面には鍛冶屋の職人が描かれており、裏面には七福神の恵比寿様が描かれています。
一方1円札は、表面に水平2人、裏面は5円札同様に恵比須様が描かれたデザインが特徴です。

価値は、1円札であれば数万~十万円程度、5円札であれば数十万円以上が相場です。
美品であればさらに買取価格は上がるでしょう。

100円札(聖徳太子)の価値

聖徳太子100円札は、聖徳太子の肖像画がデザインされた紙幣です。
一次から四次まで発行されており、最初の一次は1930年に発行されました。

当紙幣は、発行された年数によって「乙号券」「い号券」「ろ号券」「A号券」の4種類分けられていますが、一番価値が高いとされるのが「ろ号券」の三次100円紙幣です。
状態が良ければ1万円以上で取り引きできる可能性もあります。

ほかの種類でも数千円で取引された実績があるので、額面以上での買取を期待できるでしょう。

100円札について詳しくはコチラ 

100円札(板垣退助)の価値

板垣退助100円札は、板垣退助の肖像画が描かれている紙幣で、「日本銀行B号」という券種に分類されます。
1953年から1974年にかけて発行されており、発行された時期によって「最初期」「前期」「後期」の3種類に分けられています。

現行紙幣としても使用できるため、買取時には額面と同じ金額になるのが一般的です。
しかし、未使用のピン札や紙幣ナンバーに記されたアルファベットが一桁の場合など、特殊な条件に当てはまるとプレミア価格がつけられるケースがあります。

200円札(藤原鎌足)の価値

藤原鎌足の肖像画が描かれた藤原鎌足200円札は、1945年に発行されました。
全部で3種類ある200円札の中では一番新しい種類ですが、ほかの200円札と比べると価値はやや低めです。

ただし、発行から1年未満で失効となった背景から現存する数が少なく、その希少性の高さからコレクターの注目を集める紙幣でもあります

特に、保存状態が良いものは額面以上の1,000円~3,000円程度、美品であれば額面の100倍にもなる約20,000円程度で取引される可能性があります。

500円札(岩倉具視)の価値

岩倉具視500円札は、岩倉具視の肖像画が描かれた500円札です。
1951年と1969年に発行され、それぞれ「B号券」と「C号券」に分類されます。

現行紙幣として使用できるため、買取では額面価格を基準とするのが一般的です。
ただし、1951年発行のB号券は、未使用であれば500円~5,000円程度、美品でも500円~1,000円程度で取引されることがあります

一方、1969年発行のC号券は比較的最近まで使用されていたため、未使用や美品でも額面での買取が基本です。

ただし、エラー紙幣の場合は、その希少性から市場価値が上昇し、額面以上で取引されることもあります。

500円札について詳しくはコチラ

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旧紙幣と現行紙幣

50円札は全3種類発行されており、明治通宝と甲50円券は非常に高い価値があります。

B号券も製造エラーや記番号によって10万円ほどのプレミア価値が付くため、安易にオークションに出すことはせず、買取専門店に査定を依頼しましょう。

50円札の売却を検討している方は、高価買取に自信のあるウリエルへご相談ください!

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まとめ

1951年から1958年にかけて発行された50円札は、現行紙幣として使用できる種類もあります。

当時の価値は今でいうと380円程度と推測されますが、現在50円札を使用すると額面通りの価値しかありません。

しかし、50円札の種類や特殊エラーのある紙幣によっては、思わぬプレミア価格がつく場合があります。

そのため、手元に50円札があり売却を考えている方は、一度信頼できる買取店で査定依頼を出してみましょう

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